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多世代型スナック『SNACK LIFE IS ROSE GINZA』1周年。リアルな出会いの場から得られたものと未来への展望

著者: 一般社団法人LIFE IS ROSE

2023年12月、一般社団法人LIFE IS ROSEが運営するソーシャルグッドな多世代型スナック「SNACK LIFE IS ROSE GINZA」はオープンから1周年を迎えました。一般社団法人LIFE IS ROSE理事兼店長の稲川雅也(以下、稲川)とともにオープンまでの道のりとこの1年間を振り返ります。


令和のスナック文化を刷新。SNACK LIFE IS ROSE GINZA祝1周年

「一人ひとりがバラ色の人生を歩める社会をつくりたい」という想いから、立ち上がった一般社団法人LIFE IS ROSE。これまでに、プロダクト開発やコミュニティ運営、企業のソーシャルグッドアクションのサポートなどさまざまな事業を手がけてきました。日々進むデジタル化、またコロナ禍を経て、改めて感じた「人と人とのつながり」の大切さから、人と会える”リアルの場”を持ち、その想いを体現しようというところから本事業がスタートしました。

昨年12月、銀座8丁目に「SNACK LIFE IS ROSE GINZA」をオープンし、今月(2023年12月)で1周年を迎えることができました。当店では、他にはないさまざまな仕組みを導入し、令和の時代にあった新たなスナックの形を提案しています。

プレオープン時の様子。4日間で延べ100名以上の方にお越しいただきました。

多様なママが魅力のスナック。新しい出会いの場を提供

お店ごとにママがいて、ママや常連客同士とアルコールを飲みながら会話やカラオケを楽しむのがこれまでのよくあるスナックの形です。しかし、当店には固定のママがいません。

定期的にお店に立っていただくパートナーママとイベント時など限定的に立っていただく1日ママによる、パートナー運営方式をとっています。

性別や年代に関わらず、誰もが”ママ”としてお店でお客様をおもてなしすることができます。バックグラウンドの異なる方々が”ママ”として立つことにより、お客様も多様になり、学生から大人まで、さまざまな年代の方々にご来店いただいています。多世代交流ができ、これまでにない、新たな出会いの場となりつつあります。

これまでに1日ママをしてくださった方々の記念写真。

このほかにも延べ60名以上のママが当店を盛り上げてくださいました。

KANPAI for GOOD。楽しい時間が未来を変える社会貢献の場

楽しく過ごした時間がよりよい未来を創る、新たな社会貢献の形を当店は提案しています。その1つが「KANPAI to the FUTURE」というシステムです。ソーシャルグッドな取り組みを行っている提携団体に対し、利益の一部を還元するというのが本システムの仕組みです。楽しく過ごした時間がよりよい未来へとつながる、画期的かつ独創的な試みですが、導入にいたるまでにはどのような経緯があったのでしょうか。


ー当店の特徴でもある、「KANPAI to the FUTURE」のシステム。どのような経緯でこのシステムを導入することになったのでしょうか?

稲川:「このアイディアが出てきたのは、オープンの日取りが大まかに決まってからなので、だいたいオープン1ヶ月前くらいのタイミングですね。これまでの私自身が教育支援に携わったことや、アフリカとの関わりから何かソーシャル的な動きをお店を通してできないかなと考えたことがきっかけです。単に寄付するのではなく、みんなで楽しく語り合った時間が結果としてよりよい未来をつくることにつながる形はやっぱりいい形だなと思います。」


なんとアイディアが出てきたのはオープンの約1ヶ月前だったとのこと。きっかけは稲川自身の経験であり、”何かできないか”という想いが形になったものが「KANPAI to the FUTURE」という新しい社会貢献の形だったそうです。


月に1回開催している「KANPAI for GOOD」というイベントも、当店が提案する新たな社会貢献の形の1つです。毎月どこかの水曜日を「ソーシャルウェンズデー」と題し、イベントを行っています。イベント当日はソーシャルグッドな活動を行っている方をゲストにお迎えし、ママが気になる話題やゲストからの質問をもとに、話を伺っていきます。KANPAI for GOODでまず行われるのは自己紹介。ママ・ゲストはもちろん、参加者一人一人にも自己紹介をお願いしています。ただただ話をきくのではなく、気になることを聞いたり、抱えている課題を一緒に議論したりとゲストと参加者が交流し、一緒になって話を深めていきます。イベント当日の売り上げの一部は、登壇団体に寄付され、団体の活動に還元されています。ゲストと参加者の”乾杯”が”社会貢献”となる、新たな取り組みです。これまでに計7名の方にご登壇いただきました。

各回の集合写真。ソーシャルな輪が広がっています。

スナックの魅力はリアルな場での出会い。人との繋がりが新たな機会づくりへ

SNACK LIFE IS ROSE GINZAには、この1年間で延べ3000名の方にお越しいただきました。

”スナック”という場を介して、リアルだからこその出会いに恵まれた1年間だったと稲川が振り返ります。


ーオープンから1周年、率直な感想を聞かせてください。

稲川:「スナックという場を持てたからこそ出会いがたくさんありました。1つは、スナックがなければ、出会うことができなかった人たちとの出会い、もう1つは、スナックという場があったからこそ、もう一度会えた人たちの出会いです。

お店があることで初めて会えた人たちがたくさんいて、今まで知らなかった世界をいろいろと知ることができました。とくに私は会社とか組織に属したことがないので、仕事帰りに会社の先輩や上司とのみにきて、話しているのを見ると、こういう世界もあるんだな~と新鮮でした。あとは、しばらく会っていなかった大学時代の同期だったり、高校時代の地元の友人と再会できたのもお店をオープンしたからかな~と思います。保育園時代の同級生のお父さんがお店に寄ってくれたのは、なんかうれしかったですね。(笑)」


ー”リアルな場”を持ったからこそ得られたものはありますか?

稲川:「先ほどもいったように”リアルな場”じゃないと会えなかった人たちはたくさんいると思います。スナックを通して知り合ったお客さんと一緒にイベントをしたり、お客さん同士がつながって新しい企画が動いたり、っていうのはリアルじゃないとなかなか起きないことかなとも思います。あとは、うちの絵を描いてくれているYUMAのアフリカ渡航プロジェクトのクラウドファンディングが盛り上がったも、ここを通してYUMAのことを知って、みんなが応援したくなったと思うので、そういう意味でもリアルな場は持ってよかったなと思いますね。」


店内に飾られているSUDA YUMAの作品の一部。

全部で3点の絵が彩りを加えています。


スナックを通した出会いから新たな企画やイベント、応援の輪がうまれていったのもこの1年の印象的な出来事でした。

その中でも最も盛り上がったのが、先ほどの稲川の話にも出てきた「SUDA YUMAアフリカ渡航プロジェクト」です。

店内に彩りをあたえる、色彩豊かな絵を描いているのがSUDA YUMA(以下、YUMA)です。YUMAは生まれながらに発達障害を持っています。動物が大好きで、動物しか描かない彼の夢は、いつかアフリカで野生の動物を見ること。その夢を叶えるべく立ち上がったのがアフリカ渡航プロジェクトでした。

YUMAがアフリカで何を見て、何を感じ、その後の作品にどのような変化がうまれるのか。YUMAの初めての海外への挑戦とその先の活動をより多くの人と共有するため、本プロジェクトではクラウドファンディングを実施。当店を通してYUMAのファンになってくださった方やプロジェクトの背景に共感してくださった方など、多くの方の応援により、目標額の約7倍を超える資金が集ました。無事、10月にケニアへ渡航し、現在は新たな作品作りに取り組んでいます。

当店を通したYUMAとの出会い、夢を応援する輪が広がっていった思い出深い出来事となりました。

プロジェクトメンバーや一緒に渡航した仲間とのケニアでの記念写真。

中心に映っているのがYUMA。


2年目、そしてその先へ。ワークショップ開催や横のつながりづくりに挑戦

みなさまのおかげで無事に1周年を迎えることができたSNACK LIFE IS ROSE GINZA。2年目、そしてその先へ向けて取り組んでみたいことや挑戦してみたいことを稲川に聞いてみました。


ー2年目、そしてその先に向けてやってみたいことや挑戦してみたいことはありますか?

稲川:「やってみたけどうまくいかなかったこと、やれなかったこととしては、土日のワークショップですかね。オープンしてから数か月は土日のお昼の時間を使っていくつかワークショップを開催できたけど、難しかったなと思います。語学系のワークショップはやってみたいなとずっと思ってるので2年目は形にしていきたいです。お客さんと外に出て何か体験するっていうのは楽しかったので、そういうイベントを今後つくっていきたいですね。体動かしたりするのもいいかも。

あとお酒の卸売もやってみたいです!うちはけっこうアフリカを中心に世界のお酒を置いていたり、お客さんから国内のおいしいお酒を教えてもらったり、ほかにはない珍しいものがあるのでそれをもっといろんな人に知ってもらいたいなと思います。

あとはもっと横のつながりをつくっていきたいですね。若い人がスナックに挑戦したり、今まであったスナックの事業承継をしたりっていう動きがある中で、そういう似たような想いで頑張っているお店同士の横のつながりを作って、お互いにお客さんを送りあえるような関係性を築いていけるともっと面白いなと思います。うちのお客さんにもほかのスナックにいって、楽しんでもらえるとうれしいですね。」



SNACK LIFE IS ROSE GINZAは現在、銀座のとある場所で紹介制で営業を行っております。初めてご来店予定の方は、公式LINEよりお問い合わせください。

みなさまのご来店をスタッフ・ママ一同、心よりお待ちしております。2年目のSNACK LIFE IS ROSE GINZAもよろしくお願いします。



<店舗詳細>

店名:SNACK LIFE IS ROSE GINZA

料金体系:チャージ1,500円(カラオケ+お通しスナック付)、ドリンク800円~

住所:銀座8丁目のどこか

※当店は住所非公開となっております。ご来店の際は以下の公式LINEよりご予約ください。お気軽にお待ちしております。

​公式LINE:https://lin.ee/qrUPuJD

公式Instagram:https://instagram.com/snack.life.is.rose?igshid=NzZlODBkYWE4Ng%3D%3D&utm_source=qr

営業時間:[ 火〜日 ]17:00 PM ~ 23:30PM 

※営業時間の変更もございます。公式LINEより、お問い合わせ下さい。

アクセス:新橋駅徒歩5分、汐留駅徒歩5分、銀座駅徒歩10分




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