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“人生の先輩へ、リハビリと誇りを。”リハビリ人生から生まれた『リハプライド』が12年で200店舗に至るまで

著者: リハコンテンツ株式会社

 ケガや病気で介護が必要になった方が、運動機能の回復を目指してトレーニングをするためのリハビリ型デイサービス、『リハプライド』。

フランチャイズで店舗拡大を続け、創業から12年で全国200店舗を展開しています。

 今回は、リハプライドの創業者であり、リハプライドFC運営本部であるリハコンテンツ株式会社の代表取締役社長を務める山下哲司が、創業時の苦労や現在に至るまでのストーリーをお話しします。事業にかける想いを、ぜひ多くの方に知っていただけたらと思います。


~若い頃に事業の失敗を経験~

山下には、29歳の時に務めていた会社を辞めて起業するも、わずか3年で会社を閉鎖、総額約8千万円の借金を背負った、という経験がある。

「事情により出身地の広島から家族を千葉に呼び寄せなければいけなくなったことや経済的にも親孝行したいという思いから、29歳のときに夢を追って独立起業しました。ですが、わずか3年で失敗し、約8千万円もの借金を背負いました。

 その借金は、13年かけてすべて返済しました。また、仕入れ代金が未払いになってしまった会社には、仕事で返しますと入社させてもらい、3年で成果をあげて無罪放免してもらいました。借金のせいで43歳になるまでクレジットカードも持てない、住宅ローンも組めないという、長期にわたるお金の苦労がありました。当時は、日本一幸せなサラリーマンになろうというキャッチフレーズで仕事をしていました。(笑)」

~2回目の起業を決意させた、それまでの『リハビリ人生』~

事業の失敗を経験し、それでももう一度起業を決意した背景には、

それまでの『リハビリ人生』があった。

「以前勤めた会社でいくつかのフランチャイズ展開に携わった経験があったことから、知人のデイサービスのフランチャイズ展開を手伝う機会がありました。そのときに、自分と同年代の40代の方の中にもリハビリする場所がなくて困っている人がいるという現状を知りました。

そういった方がデイサービスで介護保険を使って一生懸命リハビリをしている姿を見て非常に胸を打たれました。この経験をきっかけに、リハビリ型デイサービス事業に興味を持ちました。

 それに加えて、私自身も学生時代に野球をやっていたときには体が硬くてケガも結構多く、しょっちゅうリハビリをしていたことを思い出しました。結果、ケガが完治せず野球を辞めざるを得なくなりましたが・・・。

 また、若い頃に商売に失敗し、苦労して借金を返済するという、いわば『経済のリハビリ』も経験もしました。リハビリの現状を知ったこと、そして自身のリハビリ続きの人生を振り返ったことで、『やっぱり自分には、リハビリしかない!』と、運命を感じ、人生最後の事業としてリハビリ型デイサービスを社会に普及しようと決心しました。」

~パワーリハビリとの出会い~

リハビリを事業として展開するためには、素人でも実践できる『確証ある理論』が必要だと考えた。


「そんなときに、医学博士で日本自立支援介護・パワーリハ学会会長である竹内孝仁先生の存在を知りました。竹内先生の提唱するパワーリハビリテーションは、理学療法士などの専門職の代わりにリハビリマシンが利用者の体の動きをサポートします。マシンの使い方や理論を学べば、一般の介護職がリハビリを提供することが可能です。まさに、自分の求めていたものに出会えたと感じました。

また独立心が芽生えてきたということもあって、本当にこの事業をやるべきか、仮に失敗したとしても後悔はないか、ということを何度も何度も考えて、起業を決断しました。

 そして、『よし!ダメでもともと』ということで、妻に内緒で会社を辞め、自宅で事業計画を作り、まずはリハビリ型デイサービス開業についての有料のセミナーを始めることにしました。そこで、見よう見まねでホームページを作り、当時流行っていたメルマガで広告をだして、月に数回、午前3時間、午後3時間と喋りっぱなしで1日2コマのセミナーをやっていました。」

~フランチャイズ展開に至った背景~

フランチャイズ立ち上げに至った裏側には、ある企業との出会いがあった。


「セミナー参加者からの依頼で、4件のリハビリ型デイサービスの開業をプロデュースしました。そして、これらが事業計画どおり立ち上がり、実績ができました。

その後、セミナーに参加したある企業から一緒にフランチャイズ化してみないかとういうお誘いをもらったことが、フランチャイズを始めたきっかけです。

 この企業と提携し、『レッツ倶楽部』という名前で2010年6月にリハビリ型デイサービスのフランチャイズを立ち上げました。店舗開発は先方が担当して、店舗運営のサポートを当社が担当するという役割分担でスタートしました。

 当時はまだ私はお金が借りられなかったので、その企業からお金を借りて、2010年9月に第1号店となる『レッツ倶楽部 習志野台』をオープンしました。 業務提携したおかげで、やっとリアルな店舗が持てたのです。」

~ブランドチェンジという大きな決断と『リハプライド』の誕生~

順調に店舗数も増えていく中、ブランドチェンジという大きな決断を迫られることになる。


「業務提携先の企業から、店舗開発だけでなく運営サポートなども全て自社でやってみたいという希望が出てきました。それに合意して、当社も自社で店舗開発から全てを行い、互いにレッツ倶楽部の名前で4年ほど店舗展開を行っていました。ですが、当社が将来的に株式上場を視野に入れたときに、二社が同じブランドで展開していることは良くないということから、どちらかがブランド名を変更する必要性が生じました。

 レッツ倶楽部には、当時小学校6年生の娘と一緒にロゴを選んだことなど、様々な思い入れがありましたが、当社は険しい道を選ぼうと、ブランドチェンジを決心しました。

そこで、ずっと大切にしている”リハビリを通じて誇りを取り戻していただく”という企業理念から、新しいブランドを『リハプライド』と名付けました。

 ブランド名を変えるにあたって、加盟店オーナー向けにブランドチェンジの説明会を行いましたが、その際には『なぜ自分たちが名前を変えなければならないのか、うまくいっていて名前も定着しているのになぜ名前を変えるのか』など、様々なご意見をいただきました。ブランドチェンジについてご理解いただくのは大変でしたが、大方ご理解いただいてほとんどの加盟店さんが応じてくださり、今に至っています。ブランドチェンジにかかる費用は当社で負担したので、費用負担という面でも大変でした。」





~ブランドチェンジしてよかったこと~

ブランドチェンジという当時の大きな決断を振り返って、山下はこのように話す。


「ブランドチェンジをしたことで、“人生の先輩へ、リハビリと誇りを。”というテーマをより明確にすることができました。だから、あのときにブランドチェンジを決断して本当によかったと思っています。

 私は、会社というのは理念が一番大事だと考えています。“誇りをもってサービスを届ける” “高齢者の皆さまにプライドを届ける”というこの理念を、すべてのスタッフにこれからもしっかりと共有していこうと思います。」

~今後の展望について~

最後に、今後の目標について、こう話す。


「介護保険サービスというのは、そもそも“介護を改善させるため”にあるべきだと思っています。そして、社会や介護の在り方が変わるためには店舗数が必要です。そのため、理念に共感してくださる方にご加盟いただいて、現在も店舗拡大を続けています。全国の方に改善や回復をお届けするために、『全国2000店舗』という目標をなるべく早期に達成したいと思っています。

 また、私はパワーリハビリの第一人者である竹内孝仁先生に師事し、現在は自ら大学院の博士課程に通っています。大学院では、竹内先生の提唱する“自立支援介護学”を学び、介護が必要になった方をより元気にし、改善させるための研究をしています。

リハプライドはこれからも、アカデミックな自立支援介護学の理論に基づき、さらなる介護の改善に取り組んでまいります。」




リハコンテンツ株式会社

代表取締役社長 山下 哲司

国際医療福祉大学大学院修士 (自立支援介護学)


【プロフィール】 

1986年中央大学商学部卒。専攻は経営学。国際医療福祉大学大学院博士課程 修士(自立支援介護学)。(一社)日本フランチャイズチェーン協会理事。マクドナルドを日本でフランチャイズ展開したベンチャー経営者の祖である藤田田氏より直接薫陶を受け、自身も数々のFC展開で実績をあげる。また、日本の少子高齢化を社会的課題ととらえ、高齢者介護の問題解決のために学術研究の道に進む。医学博士が40年の歳月をかけて構築した、世界的にも類のない医学的エビデンスが豊富で信頼性の高い理論に基づいたリハビリ・プログラムを採用してFC化、認知症の改善や身体機能の改善のために水分摂取を積極的に指導して、多くの成果を上げている。現在、医師も 加盟する店舗数ナンバー1の介護を改善するデイサービス『リハプライド』をFC展開し、日本全国で“介護の改善” を実現している。


●著書紹介 

「なぜ水を飲むだけで「認知症」が改善するのか」 株式会社KADOKAWA 

「介護で会社を辞める前に読む本」 ダイヤモンド社 

「イラストでわかる! 介護がいらなくなる驚異のリハビリ 」 宝島社 









お問合せ

リハプライド運営本部

TEL:0120-945-081

リハプライド・リハビリ型デイサービス (rehapride.co.jp)

 


 




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