売上への貢献を可視化する、インフルエンサーマーケティングの壁への挑戦
トライバルメディアハウス(以下、トライバル)が、2020年5月から“売上への貢献を可視化”したサービス「ブランドインフルエンサープロモーション」の提供をはじめた。
インフルエンサーマーケティングの新しい形を追求し、今回ローンチを担当したマーケティングデザイン事業部 シニアコンサルタントの市瀬に話を聞いた。
急成長するインフルエンサーマーケティングの課題とは
マーケティングデザイン事業部 シニアコンサルタント 市瀬 智恵
フォロワー数などが多く、発信内容がユーザーの商品購入などに大きな影響を与えるソーシャルメディアの発信者であるインフルエンサーを活用した「インフルエンサーマーケティング」は、依頼主である企業(ブランド)の商品・サービスのコンセプトや消費体験を、ソーシャルメディアを通じてよりユーザーに近い距離(目線)で伝えることができるため、近年注目されているマーケティング手法です。
このインフルエンサーマーケティング市場は近年急速に拡大しており、その市場規模は2028年には933億円に成長するといわれるほど(※)。クライアントからの問い合わせも多く、私自身も提案・支援する機会があったため注目度の高さは以前から感じていました。
その一方で、売上にも大きく関わる【キャスティング】【クリエイティブ】【効果測定】においてはまだまだ課題が残っていることも認識していたため、どうやったら解決することができるかチーム内で議論を重ねていました。
①キャスティング
フォロワー数やエンゲージメント以外の指標がなく、選出したインフルエンサーが自社ブランドとどれだけ親和性が高いかわからない
②クリエイティブ
インフルエンサーが日常的にそのブランド(商品)を使用しているとは限らないため、ブランドの文脈と乖離した投稿がされると、イメージの毀損に繋がってしまう
③効果測定
インプレッションやリーチ数、エンゲージメントという投稿結果を計測する指標しかないため、売上にどのくらい寄与したのかわからない
いずれもインフルエンサーマーケティングを検討する際には無視できない要素ですし、解決できなければせっかくの施策も無駄になってしまいます。
トライバルでは、独自のロジックを用いてこれらの課題を解決し売上の貢献までを可視化することでクライアントに新しい価値を提供しようと、チーム一丸となってサービス開発に取り組んできました。
そうして今年5月にスタートしたのが、TwitterとInstagramに特化したインフルエンサーマーケティングサービス「ブランドインフルエンサープロモーション」です。
※2019年3月28日:株式会社デジタルインファクト インフルエンサーマーケティング市場調査「インフルエンサーマーケティングの市場規模、2018年は219億円と推定、2028年には933億円に」
「ブランドインフルエンサープロモーション」の強み
企業とインフルエンサーをコーディネートするサービスは世の中に数多くありますが、「ブランドインフルエンサープロモーション」のように、明確に基準を設けて数値化し、【キャスティング】【クリエイティブ】【効果測定】を行っているサービスはまだ見たことがありません。
分析を行うデータも、Twitterは全量データ、Instagramは直近1万UUの投稿データと膨大な量になるので、他社がなかなかマネできないロジックが十分確立できていると自負しています。
前述した課題に対する、トライバルのロジックをここで一部ご紹介します。
①キャスティング
以下のような基準で、ブランドに適したインフルエンサーをキャスティング
■対象となるブランドに対して好意や愛着を持っていて(あるいは日常的にそのブランドを使用していて)、ブランドの魅力を定期的にソーシャルメディア(Twitter・Instagram)に投稿しているファン度の高いインフルエンサー
■これまでにソーシャルメディア(Twitter・Instagram)の投稿によってフォロワーの消費行動(意識・態度・行動変容)に影響を与え、対象となるブランドの売上に貢献したことのあるインフルエンサー
②クリエイティブ
対象となるブランドに好意的なインフルエンサーをキャスティングするためUGC(User Generated Contents)がブランドイメージとズレる可能性が低く、フォロワーの消費行動にも好影響を与えやすくなる
③効果測定
Twitter・Instagramのデータを用いることで、インフルエンサーがフォロワーにどのような影響を及ぼしたか(意識・態度・行動変容といったフォロワーの消費行動につながったか)を測定&数値化できるため、売上に貢献しているかまで可視化することができる
こうして、既存のサービスでは難しかった売上への貢献まで可視化させた全く新しいサービスとして「ブランドインフルエンサープロモーション」は誕生しました。
今後は、このサービスを通してブランドの売上貢献につながる真のインフルエンサーマーケティングを実現していきたいと考えています。
また、今回のサービスローンチにあたり、TwitterやInstagramといった主要ソーシャルメディアやインフルエンサーなどの投稿者がユーザーにどのような影響を及ぼすかを明らかにした「“売りにつながる”ソーシャルメディアとインフルエンサーの実態調査」を実施しました。
とても興味深いデータが揃っていますので、インフルエンサーマーケティングに興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください!
「どのソーシャルメディアが商品の“売り”につながる⁉ インフルエンサーや「#PR」に対するイメージまで大調査!」
※調査データはこちらからもダウンロードしていただけます。
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