元ITエンジニアの女性起業家が開発した犬猫用かんたん健康ケア食品「ジュレッタ」1年目の挑戦
愛する家族にはいつまでも元気に長生きして欲しい。これは愛犬家・愛猫家の共通の願いではないでしょうか。
そんな「ペットの健康寿命を伸ばしたい」という想いで作られた、世界初*水分補給のための犬猫用ゼリーの素「Gelletta(ジュレッタ)」は、健康維持に欠かせないお水を「飲む」のではなく「食べる」という発想の転換から生まれた画期的な商品です。*当社調べ
ジュレッタを製造・販売する合同会社wisham(ウィシャム)代表の鈴木綾子が、発売開始から1周年を迎えた今、開発にかけた想いと、これから解決したい課題への熱意を語ります。
合同会社wisham(ウィシャム)代表 鈴木綾子/犬猫用手作りゼリーの素「Gelletta(ジュレッタ)」
「愛猫を救いたい」実体験から生まれた新しい健康ケア食品
ーー今回のエピソードについて教えてください。
愛犬愛猫の水分不足を補うために開発された手作りゼリーの素「Gelletta(ジュレッタ)」が2020年10月27日に発売されてから、1周年を迎えることができました。
これまでに販売されたジュレッタで、約1400リットルのお水が摂取された計算になります。
ジュレッタは「食べるお水」というコンセプトで開発された、新しい健康ケア食品です。愛犬愛猫が喜んでおいしく食べることで必要な水分量を摂取できるという利点があります。
継続的に利用することで実際に尿量が増えたとのお声をいただいています。
ーージュレッタを開発しようと思ったのはなぜですか?
元々IT企業でエンジニアをしていた私ですが、ペットロスをきっかけに愛玩動物の健康と栄養について深い興味を持つようになりました。
シーズーのヒメちゃん。晩年の写真。
そして、辿り着いたのが『予防医学』という考え方でした。
人間の場合、一般的になってきている予防医学ですが、動物の世界ではまだあまり広く知られていないようでした。
病気になってから動物病院に頼るのではなく、病気になる前に予防する。
日頃から病気になりにくい体を作る。
そんな意識を当たり前の感覚にしたい。そう強く思いました。
まずはペットの栄養学を基礎から勉強するために、ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士、ペットフード販売士の資格を取得しました。
その過程で、「獣医師ではない自分が愛玩動物の健康維持のためにできることはなんだろう」という思いを常に持ち続けていました。
そんな折、なんと我が家の愛猫みかんが突然食欲不振になり、頑として食事を取らない、お水も飲まないという困った事態が起きました。
日に日に痩せていき、毛艶もあっという間にぱさぱさに…
獣医師に診てもらっても原因が分からず、目に見えて元気がなくなっていく姿を見て途方に暮れました。
水分は生命活動にとってなくてはならない大変重要な栄養素です。
脱水症状は食欲不振を加速させ、さらに脱水症状が深刻になるという悪循環になります。
特に猫は水分不足の状態が続くと腎臓にダメージが蓄積し、命にも関わる深刻な事態を引き起こします。
元保護猫の愛猫みかん。臆病で食が細く、食事の悩みが絶えません。
動物病院で点滴を打ち強制的に水分補給する方法も試しましたが、これは一時的な処置でしかありません。猫にとっても大きなストレスになるのが心苦しかったことを覚えています。
そこでペット栄養学で得た知識を総動員し、完全肉食動物である猫の食性にふさわしく、自発的な水分摂取を促せる解決策をあれこれ試しました。
そして生まれたのがジュレッタのアイデアでした。
「開発して本当によかった」実現したい世界に向けて手応えを感じた1年
ようやく完成した商品を我が子が食べてくれた瞬間に涙
ーー商品の構想から発売まで2年かかったそうですが、開発までどんな苦労がありましたか?
食品業界の知識が全くない素人が、独りで開発し始めたので分からないことだらけでした。
「ちょっと特殊な条件を満たすこんな素材が欲しい!」と思っても、どこでその素材を仕入れたらいいか分からない、例え分かったとしても、すぐには購入できない、サンプルすら入手できない、といった事が続きました。
各所に聞いて周り、たくさんの方に基礎的なことを教えてもらいながら駆け抜けた2年でした。
それと、各種関連法規(ペットフード安全法、食品衛生法、食品表示法など)を調べ、ルールをクリアするのはもちろんですが、肝心の「犬猫が食べてくれるフード」を自力で作るというのが難しかったですね。
特に猫は好き嫌いがはっきりしていて、キャットフード選びに苦労する飼い主が多いのは周知の事実です。試作を何度も重ねて、やっと我が家の愛猫が口にしてくれた時は涙が出ました。
久しぶりにたっぷり水分を摂ったら食欲が戻ってきたようで、この後から徐々に回復し、今ではすっかり元気になりました。
初めてウチの子がジュレッタを食べてくれた瞬間
ジュレッタのおかげか、病気の猫ちゃんの体にいい変化が
ーーお客様からの声で、特に印象的だったエピソードはありますか?
発売してから数カ月が経った頃、継続的にジュレッタを利用中のお客様がSNSにあるグラフを投稿してくださいました。
それはジュレッタを食べ始めた日を境にぐっと増えた猫の尿量を表した線でした。
猫用スマートトイレで計測されたデータ。3月14日頃にジュレッタを食べ始めてから、排尿が増えたことがわかる。
このグラフとコメントから読み取れた事実は「ジュレッタを食べ始めてから、猫のおしっこの量が増えた」ということです。
尿石症や膀胱炎は、おしっこの量が少ないと発症リスクが上がる病気です。治療が遅れると命に関わります。
体外に排出されず腎臓や膀胱内に滞留した尿には毒素が多く含まれ、細菌が多く繁殖する条件が整ってしまいます。細菌は体内に炎症を起こすだけでなく、ミネラル分が結晶化した石を大きくしてしまいます。
治療には「もっとお水を飲ませる」ことが鉄則ですが、こんな単純なことが意外と難しいのです。
猫は元々砂漠の生き物なので、積極的に水を欲さないことが多いですし、ドライフードにお水をかけてふやかす方法などもありますが、グルメな猫は食べてくれないこともあります(我が家の愛猫みかんはそうでした)。
これらの病気に水分不足が関連していることを知らない飼い主の方がまだまだ多くいらっしゃいます。
ジュレッタが実際に健康寿命ケアとして活躍しているのを目の当たりにし、非常に感動しました。
ロシアンブルー×ブリティッシュショートヘアのMIXで元保護猫のジョニオさん
我が子を助けたくて必死だった、あの頃の自分と同じ悩みをもつお客様からの『ジュレッタで救われました』という声
ーー他にも印象的だったエピソードはありますか?
あるお客様との会話でとても印象深かった言葉がありました。
そのお客様は、猫の飼育経験がなかったそうですが御縁があり数カ月前に仔猫を譲り受けたそうです。
ですが、引き取ってから1カ月もしない内に突発性膀胱炎※を発症してしまったそうです。(※主にストレスで起こる病気。猫ではそこまで珍しい病気ではなく、環境の変化や季節の変わり目で発症する猫もいます。)
「とにかく水を飲ませなくては」と必死になって調べている時にジュレッタの存在を知ったそうです。
その時の気持ちを『救われた』と表現していらしたのが心に残っています。
ただお水を水飲みボウルに入れて置いて猫が飲むのを待っているだけでなく、まだ他にも選択肢があるんだ、試せることがあるんだ、と。
この思いは、前述の私の体験と重なるものでした。
「今日こそは飲んでくれますように…」と祈るだけで、それ以上は何もできなかった無力さを感じていた頃、ようやく「これなら食べてくれる!解決策が見つかった!」という瞬間。
お客様も、あの時の私と同じように、安堵感と喜びに包まれたのだと思います。
心から「ジュレッタを開発してよかった!」と思えた、忘れられないエピソードです。
ブリティッシュ・ショートヘアーのおみそちゃん
ーーたった1年ですが、ジュレッタがたくさんのペットとそのご家族を救うことができたですね。
ジュレッタは、開発した私がペットロスを乗り越え、自分の家族である愛猫のために産み出した商品です。
猫とお水の問題は切っても切れない関係にあり、同じようなことで悩んでいる方はきっとたくさんいると思います。
もっと多くの猫、そして犬を救うために、ジュレッタの存在を広く知ってもらいたいです。
予防医学の観点で病院との提携や新商品開発に着手
ーーこれからの目標はありますか?
今後は、予防医学という観点で、ジュレッタの効果を認めてくださる動物病院との提携ができればと考えています。
また、現在はほぼオンラインストアでの販売のみなのですが、「リアルではどこで売ってますか?」「このお店に置いてください!」という嬉しいお声をたくさんいただいておりますので、実店舗でのお取扱を増やしていく予定です。
より手にとってもらいやすい環境を整えていきたいと思います。
ジュレッタは水分補給という観点で開発しましたが、予防医学には他にも様々な切り口があります。今後はその中から1つずつ、効果や実現可能性を踏まえ、新たな商品の開発に着手していきたいと考えています。
■犬猫用手作りゼリーの素「Gelletta(ジュレッタ)」について
オンラインストア:https://wisham.co/
Instagram:犬 https://www.instagram.com/gelletta_dog/ / 猫 https://www.instagram.com/gelletta_cat/
■合同会社Wishamについて
会社名:合同会社Wisham(読み:ウィシャム)
代表者:鈴木 綾子
設 立:2018年7月13日
資本金:200万円
所在地:東京都千代田区平河町1-6-15
URL :https://wisham.co/
事業内容:ペットフード、ペットケアグッズの販売
お問合せ:info@wisham.co
※Gelletta(ジュレッタ)は特許出願中(特願2021−157389)です。
行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ