昭和女子大学×生活雑貨サイトのコラボ企画第一弾「一人暮らし女性のための理想のベッド」開発ストーリー
スクロールR&Dが運営する生活雑貨は、昭和女子大学の現代ビジネス研究所と『ひとりを楽しむ』をテーマにしたプロジェクトを立ち上げました。
ひとりで過ごすおうち時間をより楽しむため商品を開発することをテーマとし、今回は第一弾として『一人暮らし女性のための理想のベッド』の商品開発を行いました。
こだわり続けた商品開発への想いをプロジェクトメンバーが語ります。
【プロジェクトの経緯】
2021年2月、一人暮らし女性をターゲットに商品展開をしている生活雑貨の渡邉が、一人暮らし女性が本当に求めている商品を開発したいと考えました。
そのためには、「これから一人暮らしをする現役世代の意見を聞きたい」と考え、企業との取組実績の多い昭和女子大学へアプローチ。現代ビジネス研究所事務局長の小森先生の協力を経て、学生と共同開発を行うことになりました。プロジェクト第一弾は、生活雑貨の得意とする家具の中で、一人暮らしに欠かせないベッドの開発に決定しました。
一緒に企画に携わりたい学生を募集したところ、説明会には100名を超える学生が参加。最終選考に残った学生とスクロールR&Dを含め21名でプロジェクトがスタート!
【大規模アンケートの実施】
「一人暮らし女性にとっての理想のベッドを作る」という目的のもと、どのようなベッドが理想であるかを検討。その結果、「一人暮らし女性の悩みを解決する事で、おうち時間を快適に過ごしてもらえるベッド」を作る事に決まりました。
実際に一人暮らしをしている女性や、はじめる予定のある女性の『リアルな悩み』を知るため、アンケートを実施。小森先生指導の下、学生自らアンケート項目を作成しました。SNS等を使い拡散させることで、267名のアンケートが集まりました。
【アンケート集計からニーズ確認と市場調査】
アンケートの結果から、「多くの女性が収納に困っている」「収納の仕方が分からず困っている」「洋服・バッグ・化粧品の収納に困っている」ことが判明。
また、教科書や本などの収納もしたいという学生ならではニーズもたくさんありました。
それ以外にもベッドのカラーへのこだわりなど、デザインについてもとても興味深い集計結果を得ることが出来ました。お客様のニーズを叶えるにはどうしたら良いかを考えるため、全員で市場調査を行い、そこから「どんなベッドがあるか」「どんな仕様だったら悩み解決ができるか」、ベッドについての知識を深めるきっかけとなりました。
【みんなで組立て体験を実施】
生活雑貨のロングセラー商品である「大量収納ベッド」の組立てを体験。実際に組立てをすることで、ベッドの仕組みを知ることが出来ました。同時に、組立て時に女性が困るポイントがどこかを確認。コロナ禍のため、実家暮らしの学生も多く、学生にとっても新しい体験となりました。
【ベッド仕様案の作成とメーカー交渉】
アンケート結果と市場調査で得られたアイディアをもとに、学生で理想のベッド仕様案を考えました。
1.機能面
・ヘッドボードには小物を置きたい
⇒ハンドクリーム・リップ・リモコン・アロマなどを収納できるスペースが欲しい
・ワンシーズン分の洋服を収納したい
⇒ベッド下収納はチェスト1台分ほどの容量が欲しい
・教科書や雑誌、美容グッズなどの背の高い物も収納したい
⇒ベッド下収納に深型収納が欲しい
2.外見面
・おしゃれなインテリアを叶えるカラーにしたい
⇒一番人気はホワイトでナチュラルカラーも欲しい
・デザインもかわいくしたい
⇒スリムかつ、丸みを持たせたデザインが欲しい
3.価格面
・高品質なものを手軽な価格で購入したい
⇒国産で、手軽な価格を実現してほしい
それをもとにスクロールR&Dでメーカーと細かくベッドの仕様について調整。
技術面の問題や資材、価格などの問題に対し、代案もいろいろと出しながら、理想に近づくために徹底的に話し合いを行いました。1ヶ月かけメンバーでじっくり考えたことで納得のいく仕様が出来上がりました。
【ベッドの使い方の提案】
サンプル生産の間に学生とベッドの使い方について検討。各自自分自身だったらどのようにベッドを使うのか、どのように使いたいかを考え、企画商品を使用した場合、どうなるのかを考えました。お客様に提案するにあたり、よりイメージが湧きやすいよう具体的な使用例を考えました。
【サンプルチェックと改善点の確認】
2021年11月初旬、ベッドのサンプルが完成。
サンプルの組立て確認を行い、仕様についてさらに改善する点はないかを確認しました。思った通りの商品が出来上がったが、改良点も見つかりメーカーと再度交渉。修正案を提出し再度サンプル依頼をしました。
【商品撮影から販売へ】
2021年12月初旬、2回目のサンプルが出来上がり商品撮影を行いました。
都内某所にスタジオを作り、ベッドの撮影を実施。正式な発売は1月28日を予定しています。『ひとりを楽しむ』プロジェクト第一弾『一人暮らし女性のための理想のベッド』は、プロジェクトメンバー全員が自信をもっておすすめできる商品となりました。
【ひとりを楽しむベッドのおすすめポイント】
Point.1
浅型×2杯、深型×2杯の引出しで、最大165Lの大容量収納が可能
洋服だけでなく、教科書や雑誌、美容グッズなど収納場所に困りがちな背の高い物も収納が可能。チェスト1台程の収納が出来るから、置く家具が減り、省スペースなインテリアが叶います。
Point.2
ヘッドボードは棚2段で仕切りを付けることで、すっきり収納が可能
ベッドの上で過ごす時間が長いため、スマホやメガネの他、ハンドクリーム等のちょっとしたコスメ類の収納が可能。2口コンセントで、加湿器やアロマなども同時に使用することができ、ベッドで不便なく快適に過ごせます。
Point.3
6畳~8畳のワンルームにも置きやすい、コンパクトサイズを採用
通常のシングルサイズはもちろん、女性の背丈に合ったショートサイズやショートセミシングルサイズも採用することで省スペースに設置ができ、ワンルームの狭い部屋を広く使えます。空間が広いと部屋の圧迫感がなくなり、よりリラックスできるお部屋に。運動など、自分時間をさらに楽しむことが可能になります。
Point.4
色んなインテリアのテイストに合うカラーとデザイン
色はホワイト、ナチュラル、ホワイト×ナチュラルミックスの3色を採用。スタイリッシュなオフホワイト・インテリアから、SNSで話題の韓国インテリアまで色んなテイストのインテリアコーディネートが可能。少し丸みを持たせることで、主張しすぎずどんなお部屋にもなじみやすいデザインにしました。
Point.5
11cmの薄型マットレスを採用
軽量で扱いやすく、女性がベッドに座った時に高すぎないように、あえて薄型マットレスを採用。ベッドに乗りやすく、立ち上がりやすい。中身は1つ1つが独立した並行配列のポケットコイルマットレスだから、負担のない理想の寝姿勢で睡眠が可能になります。
Point.6
安心・安全の日本製で低価格を実現
学生の要望に応え、これからひとり暮らしを始める人に買いやすい価格を目指しました。
ベッドフレームは日本国内の工場で製造。毎日使うものだから、安心安全にもこだわっています。
生活雑貨:https://www.seikatsuzacca.com/f/swurd_bed
【プロジェクトメンバーへインタビュー】
アンケート実施について
Googleのアンケート機能を使い、アンケート内容も各自グループで考えました。一人暮らしに限定するのではなく、あえて幅広くアンケートを取ることで様々な意見を得ることができました。アンケートはInstagramやLINEなどで拡散し期間は約1ヶ月ほどでした。質問内容を考える時に何が不便なのか、何を収納したいのかなど消費者のニーズを理解し、それをアンケートで消費者の理想を知ることができるのか考えるのが大変でした。
(環境デザイン学科 1年 濱口遥香)
アンケートの分析について
夏休みの期間、プロジェクトメンバーとパソコン室で分析を行いました。初めて分析のソフトを使うメンバーもいたのでみんなで分担し教え合いながら進めていきました。アンケートの結果を見ると私たちが予想していた以上に様々な意見が挙がっており、私たち自身が気にしていなかったことが意外と使い勝手が悪いものだったり、反対に私たち自身も「たしかにこんな機能あったらいいね」と共感できる意見もあったりと楽しく分析することができました。
(会計ファイナンス学科 3年 長谷川まい)
組立て体験について
実際にベッドの組立てを行いました。商品を提供する側として購入者の立場を考えるためにはこのように組立てをすることが必要だと気が付きました。
この日に初めて商品を目で見て、「購入する人全員の生活を快適にするようなベッドにしたい!」という気持ちが強くなりました。”相手の立場に立つ”ことが大切な点であることに改めて気付かされる時間でした!
(国際学科 1年 中村玲季)
アンケートから形へ
アンケート調査から集計、分析を通して、私たちのターゲットである一人暮らし女性の理想のベッドを把握し、実現させる作業に取り掛かりました。私たちが欲しいと思っていることと実現可否のギャップを初めて目の当たりにしました。価格やサイズ、構造上の理由などからの妥協や、逆に「ここは更に工夫できるのではないか」と新たな角度からの調整も行いながら試行錯誤を繰り返し、メンバー全員の納得のいく仕様を作り上げることが出来ました。
(ビジネスデザイン学科 1年 金谷あかり)
ベッドの使い方提案について
メンバーそれぞれが「自分ならどう使うか」「こんな風に収納を使ったら便利だな」と思う案を出し合いました。収納したい物の写真を撮ったり、収納のイメージをイラストで描いたりして、全員で共有しました。収納に困っている物には、学生ならではの意見がたくさんあるので、顧客ニーズにより近い収納案になったと思います。実際に、自分たちのアイディアがつまったベッドを使用するイメージができて、とても楽しかったです。
(ビジネスデザイン学科 1年 友成希和)
サンプルチェックと改善について
私たちが考えたベッドが思ったとおりの形になっていることに感動しました。そこからさらに改善点がないかを話し合いました。実物を見て、どのような物を収納するか、そしてどのように使用するかの視点から改善点を出しました。また、今回のサンプルチェックからSNSでの宣伝動画の制作を始めました。TikTokでの制作は初めてだったので、その点も含めて新たに学ばせていただく機会となりました。
(福祉社会学科 1年 鞠子知世)
商品撮影について
商品撮影に参加させていただきました。撮影に行く前は商品の写真のみを撮るものだと思っていたのですが実際にスタジオの中にワンルームを作り「一人暮らしの女性の部屋」が再現されていて驚きました。当日は学生二名で参加させていただいたのですが、私たちも商品撮影のモデルをさせていただき、大変貴重な経験をさせていただきました。少し緊張していたのですが撮影現場はとても楽しい雰囲気であったので、私も楽しい気持ちで参加することができました。
(会計ファイナンス学科 3年 太田優菜)
学生リーダーの総括
このプロジェクトは、私が初めてリーダーを務めたプロジェクトだったので、リーダーとして、至らないところもたくさんあったかと思います。大変なこともありましたが、同じゼミ生やメンバーに支えられて、今日までリーダー続けることができました。たくさんのアンケートやミーティングを繰り返して、メンバー全員で商品の開発に携わらせていただくことができ、一人一人のこだわりが詰まった商品になったのではないかなと思います。
(会計ファイナンス学科 3年 芳賀鈴花)
共同プロジェクトについて
コロナ禍に於いて、従来とは家での過ごし方が変わってきています。外出する機会が減り、家で過ごす時間が1日の大半を占めるようになってきました。そうしたライフスタイルの変化の中で、お家時間をいかに楽しく、快適に過ごしていただけるかを考え商品を企画しています。今回プロジェクトに参加してくれた学生の皆さんは、そういった私たちの想いに賛同していただき、一丸となって取り組んでくれました。その結果一人ひとりの想いが詰まったベッドを作り上げる事が出来ました。
(スクロールR&D 『ひとりを楽しむ』プロジェクトリーダー 渡邉達也)
【昭和女子大学 Project member】
・グローバルビジネス学部 会計ファイナンス学科
朝比奈史佳、太田優菜、芳賀鈴花、長谷川まい、堀江桃夏
・グローバルビジネス学部 ビジネスデザイン学科
國府田彩、村野友香、金谷あかり、友成希和
・環境デザイン学部 環境デザイン学科
中田有紀、濱口遥香、玉川祥名
・人間社会学部 福祉社会学科
鞠子知世
・人間社会学部 現代教養学科
生田千晶
・国際学部 国際学科
中村玲季
【昭和女子大学 現代ビジネス研究所】
現代ビジネス研究所は、大学と企業・地域が連携して多様な協働環境を創出し、これまでの大学にはない革新的な教育・研究活動を行う拠点です。研究所には公募で選ばれた企業・行政機関・NPO等で多様な実務経験を持つ社会人が研究員として所属し、それぞれの経験、知見を基に自らの研究テーマを深めつつ、学生の実践的な研究を支援します。
学生は現実の社会やビジネスの課題を解決する中で、課題解決力やコミュニケーション力を磨きながら、企業や地域に学生のフレッシュな感性や発想力を提供するという、新しいコンセプトの研究所です。
【生活雑貨】
https://www.seikatsuzacca.com/
ショップコンセプト
私たちは一人暮らし用のインテリアを販売する会社ではありません。
「ひとり」の生活が今よりももっと楽しくなる・充実する商品や情報を数多く提供することにより、お客様の「ひとり」の時間をより快適に変えていく。
そんなご提案を数多く行う、訪問することが目的となる店舗です。
【会社概要】
株式会社スクロールR&D
〒140-0002
東京都品川区東品川2-2-24 天王洲セントラルタワー
TEL:03-4326-3214
ホームページ:https://www.scroll-rd.jp/
ショップURL:https://www.seikatsuzacca.com/
【お問い合わせ】
本件お問い合わせは渡邉まで
tatsuya-watanabe@scroll.co.jp
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