山田養蜂場創業ストーリー ~創業者から受け継ぐ想いとは~
ひとりの人の健康を守るために。
山田養蜂場がローヤルゼリーを生産販売するきっかけとなったのは、昭和35年に創業者の娘が、先天性の心臓疾患を持って生まれてきたことでした。専門の医者は、体力がついた頃に外科手術を受けることを勧めました。生後間もなく判明した娘の難病を知った創業者は、「何とか元気に育てて、心臓の手術をさせたい」と決意し、父親としてあらゆる手を尽くしました。
おりしもその当時、ローマ法王ピウス(ピオ)12世がローヤルゼリーを健康維持に役立てたというニュースが世界中をかけめぐり、日本にも伝わってきました。 そのニュースに接した創業者は、自らの飼育するミツバチがローヤルゼリーという物質を生産できることを知りました。
創業者は「このローヤルゼリーは、もしかすると娘を元気に成長させることができるかもしれない」と、その日以来さまざまな文献を取り寄せて研究を重ねました。
そして、独自にローヤルゼリーを大量生産する技術を習得するに至ったのです。さらに、創業者は、娘がよりローヤルゼリーを食べやすくするために、ローヤルゼリーと蜂蜜を1:1で混ぜ合わせ、毎晩娘の枕元に置くなど、ローヤルゼリーを慣れさせるため、毎日努力を続けました。
しかし、創業者の娘は、結局、手術の甲斐なく亡くなってしまいました。
娘の死に創業者は大きなショックを受け、何日も涙する日が続きました。
創業者は「自分の子はもう返ってこないが、悲しみに打ちひしがれているだけでいいのか。
世の中には、娘と同じように、病気や障害で苦しんでいる人がたくさんいる。娘は大切な命と引き換えに、多くの人々の健康を守るために、私の仕事の使命を教えてくれたのだ。」と立ち直り、 創業者はなお一層、本格的に養蜂と養蜂を通じたミツバチ産品の開発に取り組む決意を固めたのでした。
このように、山田養蜂場の健康食品は、家族の健康を守るためにという創業者の素朴な家族愛から生まれました。この創業者夫妻の娘に対する心は、「苦しみを取り除き」=悲、「楽を与える」=慈という親としての当たり前の感情であり、山田養蜂場は、事業の根本の精神に、この創業者夫妻が商品を創る動機とした「慈悲」の心を受け継がなければならないと考えたのです。 多くの人々に商品を提供している現在も、かけがえのない「ひとりの人の健康を守るために」という思いで、一人ひとりと接していきます。
これからも、この精神を大切にしながら、製品づくりに取り組み、みなさまにお届けしていきます。
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