「インドネシアの納豆」とも呼ばれる高タンパク・食物繊維豊富な「nattojanese(ナットージャネーゼ)」の開発ストーリー
発酵食品の開発を中心とした事業を展開する株式会社hakko project(本社:神奈川県横浜市青葉区、代表:高橋 晴香)は、2022年11月30日(水)より、インドネシアの伝統的な大豆発酵食品「テンペ」を日本人の口に合うように開発した新商品「nattojanese(ナットージャネーゼ)」のオンライン販売を開始しました。
Web Shop URL:https://nattojanese.base.shop/
「体にも心にも地球にも優しい商品を日本に届けたい」。私の創業ストーリー
株式会社hakko project代表の高橋晴香です。私はインドネシアのジャカルタで育ち、長い間東南アジアに住んでいました。hakko projectの他のメンバーともシンガポールやマレーシアで出会いました。日本への帰国をきっかけに、インドネシアの伝統的大豆発酵食品であるテンペをはじめ、体にもココロにも地球にも優しい商品で日本をよりハッピーにしたいという思いから、2022年7月に神奈川県横浜市で会社を立ち上げました。
hakko project として初めて発売する商品「nattojanese ナットージャネーゼ」をご紹介いたします。
インドネシアの大豆発酵食品「テンペ」をアレンジした新製品開発の裏側
私たちの商品「テンペ」はインドネシアで古くから親しまれてきた大豆発酵食品です。ゆでた大豆に菌をまぜて発酵させる工程が納豆と似ていることから「インドネシアの納豆」と呼ばれることもあります。
テンペは体にも心にもそして地球にも優しいスーパーフードです。
私はコロナの影響で自宅で過ごす時間が長くなったことをきっかけに、当時住んでいたマレーシアの自宅でテンペを作り始めました。自由に外出したり、友達に会うことができず、ストレスや生活リズムの変化から腸内環境が乱れがちだったとき、発酵食品であり高タンパク、食物繊維が豊富なテンペは、コロナ太りを防ぎ、心身ともに健康であるための助けになりました。この経験からhakko projectの最初の商品として日本人の口にもあうテンペを開発することにしました。
テンペの発酵には30℃以上の気温が適しているといわれています。常夏のマレーシアに住んでいた頃は一年中自宅で作れたテンペも四季がある日本では同じようにはいきません。発酵の管理ができる設備があり、そしてテンペについて理解のある製造パートナーを見つけなければいけませんでした。
テンペの認知度は低く、作りたいものが何かすら伝わらず断られる日々が続きました。心が折れそうになっていた頃、静岡の納豆を製造している会社がテンペを作っているのを見つけました。しかしホームページはあるものの、情報は少なく、SNSのアカウントもない。ダメもとで直接電話をかけると、思いがけず、テンペのことをよくご存知で話を聞いてくださるとの返答でした。実はテンペは20年以上前に一度日本でも話題になったことがあるそうです(流行らずにおわったそうですが...)。なんとこの会社の先代はテンペの可能性を信じ、現在も学校給食にテンペを提供するなど、少量生産でテンペを作りつづけているとのことでした。使っている大豆もこだわりの国産大豆、添加物も一切なし、私たちが求めているものにぴたりとはまり、ぜひ開発・製造にご協力いただきたいとお願いしました。
納豆菌とテンペ菌は全く別のものなので、納豆を作る設備でテンペを作るには一度生産設備を完全に清掃・除菌しなければいけません。とても手間のかかる作業です。
また通常は冷蔵・冷凍で販売されることの多いテンペですが、ナットージャネーゼは常温で保存できるレトルト加工にしています。常温保存にすることで配送料が下げられるのはもちろん、保管のために電気を使わないので環境にもやさしく、非常食にもなり、またお肉のように消費期限に追われることもなくなります。問題はレトルト加工すると風味が落ちる可能性があることでした。レトルト加工してもおいしさを保てる最適な滅菌の温度見つけるため何度もテストしたり、食べやすいように4つに切り分けたり、辛抱強く何度も試作品をつくっていただき、ナットージャネーゼが今のかたちになるまで応援してくださいました。まるで納豆に喧嘩を売っているような名前のナットージャネーゼですが、納豆屋さんの協力なしにはここにいません。
nattojanese(ナットージャネーゼ)について
ナットージャネーゼという名前にたどり着くまでにも紆余曲折がありました。最初は〇〇テンペという名前になるはずだったのですが、日本ではなじみのないテンペという名前を使うよりも、手に取った時に「これはなんだろう??」と興味を引くようなネーミング・形状にしようということになり、すべての案を白紙に戻し、テンペという名前を使わずにテンペを説明するための議論を重ねました。
そして生まれたのがナットージャネーゼです。テンペは納豆ではありませんが、大豆発酵食品といえば納豆をまず思い浮かべる方が多いと思います。大豆発酵食品ではありますが納豆ではありません、というメッセージだけではなく、いつか納豆のように大豆発酵食品といえばテンペと思われる存在なりたい!という思いが込められています。また、デザインを見てお気づきのかたもいるかもしれませんが、”j”の丸の部分赤にすることで、国産の原料だけを使っている100% Made in Japanのテンペであることを意識しています。
もう一度いいます。納豆ではありません。テンペです。
ではナットージャネーゼというからにはテンペは納豆やとは何がちがうのかを説明させてください。
テンペも納豆も同じ大豆発酵食品ですが、菌がちがいます。納豆には納豆菌、テンペにはテンペ菌が使われています。
テンペ菌はチーズにも使われる白カビの仲間で、できたてのテンペも見た目はカマンベールチーズのようです。最初はちょっとびっくりしてしまうビジュアルかもしれませんが、食べてみると納豆のような粘りやにおいはありません。クセがないので、素揚げにしても、照り焼きにしても、からあげにしてお弁当のおかずにしたり、バンズにはさんでテンペバーガーにしてもおいしく食べられます!
「ナットージャネーゼ」は、秋田県産大豆「リュウホウ」とテンペ菌、少量の米粉のみでできた100%Made in Japanのテンペです。安心安全な日本の食材とインドネシアの伝統的な製法で作られています。国産大豆なので、もちろん遺伝子組み換えなしで、添加物も一切使っていません。
食べ方の可能性は無限大∞。おいしい食べかたを日々SNSで発信しています。ぜひみなさんのオリジナルのテンペレシピを私たちにもシェアしてください!
1パックで1日に必要な食物繊維の約半分、たんぱく質の約1/3を摂取可能
「nattojanese(ナットージャネーゼ)」は、インドネシアの伝統的な大豆発酵食品「テンペ」を本場インドネシアのテンペよりも早い段階で発酵を止めることで日本人の口に合うように開発したもので、1パック(120g)で成人が1日に必要な食物繊維の約半分、たんぱく質の約3分の1を摂取することが可能です。大豆由来の植物性たんぱく質でコレステロールもゼロです。
また、動物性食材・添加物不使用、グルテンフリーであるため、ヴィーガンやベジタリアンの方、グルテン不耐症の方をはじめ、ダイエット中の方、食事制限をされている方などにも幅広くお召し上がりいただけます。
納豆のような粘りやにおいなし、でも納豆の栄養はそのまま
テンペは蒸した大豆に菌を塗して発酵させる工程が納豆に似ていることから「インドネシアの納豆」と呼ばれることもありますが、納豆のようなにおいや粘りがありません。「nattojanese(ナットージャネーゼ)」は、初めてテンペを試す方や、納豆が苦手な方にもお召し上がりやすいよう、さらにクセのない味に仕上げました。唐揚げや照り焼きをはじめ、サラダや麺類など幅広いお料理にご利用いただけます。
株式会社hakko projectについて
株式会社hakko projectは「人生120年時代にもとめられるwell-beingを提供する」をモットーに、発酵食品をはじめ、からだにもココロにも地球にもやさしいもので日本をハッピーにするための事業を展開しております。
Web Shop URL:https://nattojanese.base.shop/
行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ