3月10日(金)東京ミッドタウン八重洲に「CFCL」の新しいコンセプトストア「CFCL YAESU」がオープン!
三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:菰田正信)は、2023年3月10日(金)に八重洲二丁目北地区市街地再開発組合の一員として開発推進する商業施設として、「東京ミッドタウン八重洲」(所在:東京都中央区)をグランドオープンします。2022年9月17日(土)に先行オープンしている地下1階の14店舗に加え、1F~3Fのテナントを含めると全57店舗となる予定です。
「ジャパン・プレゼンテーション・フィールド ~日本の夢が集う街。世界の夢に育つ街~」の施設コンセプトのもと展開する「東京ミッドタウン八重洲」の注目店舗をシリーズで紹介します
第9回目となる今回は、ニットウェアブランド「CFCL」の新しいコンセプトストア「CFCL YAESU」です。
日本のものづくりを世界へ、ニットの新しい価値を創造する
2020年2月に、高橋悠介氏が日本で立ちあげたアパレルブランド「CFCL」。
ブランド名は「Clothing For Contemporary Life(現代生活のための衣服)」の頭文字が由来で、固有名詞のファッションブランドではなく、今を生きる人々の道具としての衣服という視点でデザインされていることを示している。日常生活からハレの日まで対応できるニットは、簡単にホームケアができるうえ、ファッション業界の課題として上ることが多い大量廃棄問題にも配慮していると注目だ。そのコンセプトストアが「東京ミッドタウン八重洲」にオープンする。八重洲というロケーションを踏まえ、「CFCL」らしいアイコニックなアイテムを中心にラインアップして、既存店との差別化を図るという。今回は「CFCL」の代表でクリエイティブディレクターの高橋悠介さんに話を聞いた。
グローバルビジネスを念頭に八重洲から世界へ
表参道「CFCL」2022年10月オープン時の内観イメージ
――東京ミッドタウン八重洲への出店の決め手を教えてください。
高橋悠介(以下高橋):すでに「東京ミッドタウン八重洲」に出店を決められていた株式会社細尾の細尾真孝さん(※)からお声がけいただいたのがきっかけです。細尾さんのものづくりの視点はリスペクトしていましたので、ともに日本のものづくりを世界へ打ち出していけるのは、とても光栄なことだと思いました。1階の入り口横という好立地で、またとないチャンスだと思ったので、ほぼ即決でした。
※2023年1月23日配信PRストーリー掲載参照
――ファッションという観点で、八重洲はどんな街だと思われますか?
高橋:街としては、ファッションというイメージは薄いかもしれません。ただ「東京ミッドタウン八重洲」は東京駅八重洲口直結という利便性があり、空港とも繋がっているバスターミナルがあって、ラグジュアリーホテルが入居されます。地方からもアクセスがしやすく、インバウンドの需要が見込めるのは大きな魅力ですね。
前職でパリ・コレクションに参加したときから、日本のファッションのポテンシャルを感じていたこともあり、自身のブランドを立ち上げたときからグローバルで展開していきたいという思いがありました。そのためには、インバウンドを念頭にしたブランディングやマーケティングは欠かせないものであり、それに適した場所だと直感的に感じています。
「CFCL YAESU」内観イメージパース
――「CFCL」の商品づくり、特徴についてお聞かせください。
高橋:「CFCL」のプロダクトは、ニットの産地と言われる新潟や福島、都内で製品をつくっていてすべてMade in Japanです。コンピュータープログラミングニットの編み機は島精機製作所、使用する糸は旭化成、帝人などの世界的に認められている化合繊メーカーの再生素材や認証素材が中心ですので、プロダクトを通して、海外でも高く評価されている日本のテクノロジーや品質を改めて感じていただけると思います。
デザインという部分では、西洋的なスタイルとは異なるクリエーションを意識していますね。特に、シーズン性よりも普遍的なかたちをしっかりと捉えて、プロダクトひとつ一つを発信することを心がけています。コンピュータープログラミングニットは、これまでの服づくりに欠かせない裁断と縫製という工程がほとんどないので余分なゴミを出さないというメリットが大きいと思います。
ニットそのものはカジュアルなイメージがありますが、今後はオケージョンスタイルとしても取り入れられる機会が増えると思っています。ニットならではのストレッチ性、再生ポリエステルを中心とした生地の丈夫さ軽さ、イージーケアできる手軽さは「CFCL」のニットの特徴です。
――商品ラインナップなど、「CFCL YAESU」の店づくりで意識したことを教えてください。
空間デザインは、ミニマルで服を際立たせる空間づくりをしてくださる「MMA Inc.」さんにお願いしました。表参道の店舗は、都内のお客様へのアプローチを意識してシーズナルアイテムを充実させていますが、八重洲の店舗では、観光のお客様など初めて「CFCL」を手に取られるゲストが多くなると思いますので、アイコニックなアイテムが必ず置いてあるという状態にしたいと思っています。
世代を超えてインクルーシブに愛されるニットウェアに
――「CFCL」のアイテムは、ジェンダーフリーとうかがいました。
高橋:そうですね。サイズは1、3、5の3展開で身長や好みに合わせて選んでいただけるようにデザインしています。これまでのようにカテゴリー分けしたメインターゲットに向けた商品ではないため、メンズ・レディース問わず、10代から80代、90代まで、世代を超えて同じニットを着ていただくことができるのです。
実際に、中にはキッズと合わせて、ご家族3世代で愛用してくださっているお客様もいらっしゃいますね。
東京ミッドタウン八重洲限定カラー
――「東京ミッドタウン八重洲」限定アイテムを発表されるそうですね。
高橋:アイコニックなニットドレスの限定カラーを用意します。1つは日本を意識したさくら色、もう1つは若葉色です。この商品は、過去につくった商品の残糸を利用しています。新商品をつくるときには色ぶれなどのリスクを考慮して少し多めに糸を発注するのが慣例で、どうしても糸が余ってしまうんですが、そうした廃棄されがちな糸を極力活用する取り組みの一貫でもあります。「余り糸で服をつくる」ということではありません。今までの考え方では、『シーズナルアイテムは古くなる、価値が下がる』と認識されていましたが、それは時代に合ってないと思うのです。今回のように、限定商品として『価値があるもの』として提案できるのは「CFCL」のニットならではの取り組みだと感じています。
――「CFCL YAESU」に期待されることはありますか?
高橋:お客様をきちんとおもてなしできる場所が直営店です。直営店でなければ表現できない世界観があり、顧客体験というものが確実に存在しています。セレクトショップでは、ニットの横にはコットンシャツや、ジャケットなどが並びますよね。となると、ブランドの世界観をすべて感じていただくことはなかなか難しいと思うんです。世界へアピールするという意味でも「CFCL YAESU」の存在は、とっても大きいと思っています。
■店舗情報
東京ミッドタウン八重洲に2023年3月10日(金)オープン
店名:CFCL YAESU(東京ミッドタウン八重洲1F)
東京ミッドタウン八重洲
東京都中央区八重洲二丁目2番1号
(アクセス)
JR「東京」駅地下直結(八重洲地下街経由)、東京メトロ丸の内線「東京」駅地下直結(八重洲地下街経由)
東京メトロ銀座線「京橋」駅徒歩3分
東京メトロ東西線、銀座線、都営浅草線「日本橋」駅徒歩6分
東京ミッドタウン八重洲オフィシャルサイト
https://www.yaesu.tokyo-midtown.com/
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