【アドパワーの研究開発ストーリー】静電気抑制シートの誕生→発展へ 大学や研究機関、専門家の皆さまに支えられた開発秘話
アドパワー・ソリューションズ株式会社は、静電気抑制技術に関する特許を取得し、車両用、オーディオ機器用、楽器用のパーツを製造・販売しています。
・車両用「アドパワー」
エアクリーナーボックスやエアダクトの静電気を抑制し、吸入空気の流れを改善させる効果があります。
・オーディオ機器、楽器用「アドパワー・ソニック」
スピーカーやアンプなどのオーディオ機器、管楽器などの楽器に貼り付けて使用する音質改善シートです。
私たちは複数の大学や研究機関、各業界の専門家の協力のもと、日々アドパワーの静電気抑制技術の性能評価、研究開発を続けています。
本ストーリーでは、車用アドパワー製品の誕生からオーディオ製品への発展、そしてさらに続いていく研究開発への挑戦についてをご紹介いたします。
基礎技術の確立とユーザーへの認知拡大
アジア諸国の排出ガスで淀んだ灰色の空に衝撃を受け、『世界中の自動車に対し、排ガスを削減させる打開策はないのか?』との思いから2008年頃より基礎調査を開始し、2013年に製品開発に着手、試行錯誤を繰り返しながら、2016年に車両用「アドパワー」が誕生しました。
2017年には特許を取得し、エアクリーナーボックスやエアダクトの静電気抑制効果を体感されたユーザー様が少しずつ増えてきました。また海外への輸出では、排出ガスによる環境汚染が多く残るアジア諸国等に進出を目指し2019年にはモンゴル・ウランバートル市営バス会社の排気ガス削減プロジェクトとしてアドパワーが導入されました。
東海大学工学部機械工学科との研究開始、そして新たな出会い
自社での研究開発と検証に加えより科学的な実証を行うため、大学や研究機関へ共同研究を提案しましたが、全く新しい効果を提供する製品であるため、残念ながら受け入れられませんでした。
2019年より東海大学機械工学科落合研究室との研究が開始されました。当時まだあまり解明が進んでいなかった静電気という検証が難しい分野で、可視化方法を試行錯誤し、研究室の皆さまと共に2年半に渡り研究を重ねました。その結果、エンジンにおける吸入空気の静電気を抑制させ、空気流れを改善させる効果を実証しました。
研究結果とともに国内を中心にアドパワーを多くのユーザー様にご愛用いただくようになりました。
しかしながら、2023年2月に景品表示法における措置命令を受けました。私たち、そしてともに研究を実施してきた大学等との新しい知見の研究結果を提出しましたが、広く学術界・産業界の認めるものではないとの判断を受け、このことを真摯に受け止め、さらにより一層の研究開発に邁進する契機となりました。
車両用「アドパワー」のこれまでの研究結果は https://www.adpower.jp/ をご覧ください。
自動車から音響へ
車用アドパワーの効果を実感していた森元浩二氏(エイベックス・エンターテイメントのチーフレコーディングエンジニア、日本レコーディングエンジニア協会副理事長)は、常により良い音の実現を探求しており、音響機器への適用を模索し音響用アドパワー開発プロジェクトが始動しました。そして2022年3月には音響用「アドパワー・ソニック」を発売するに至りました。
何でも理屈がつくと考えるのは人間の思い上がり?理屈があとから着いてくる?
その後も音楽関連の専門家の方々との出会いやご縁に恵まれました。オーディオ愛好家のクラブ「ダブルウーファーズ」を立ち上げたオーディオ業界でも著名な愛好家で、医師でもある故永瀬宗重氏から貴重なお言葉をいただきました。
(以下、そのまま転載します)
“AdPowerの社長は元は生物学の研究をしていた方で、そのため、科学的な眼をもった人です。何故AdPowerが音に効くのかを探るために、筑波にある有名な研究所や千葉県にある大学と組んで立証しようとしています。
今のところ、IACC (両耳間相関係数)と呼ばれる指標が上がることが示されたようです。
しかし、この指標のみでは、あの音の改善は説明できないと思います。小さなシールを貼るだけというオカルトチックなことではありますが、音の改善という現実があります。
理屈があとから着いてくることは医学の世界にもあります。
1例を上げれば、ダイナマイトの原料であるニトログリセリンは何故狭心症に効くのかが分からないまま薬として長く使われてきました。それが一酸化窒素の血管拡張作用に依るということが発見されて、効く理由が解明され1998年のノーベル生理学賞になったのです。
小生は、何でも理屈がつくと考えるのは人間の思い上がりだと思っています。狭心症を抑えるという事実が先にあったから、ダイナマイトを薬として使ってきたのです。
AdPowerは元々、車の静電気を除去することから始まり、音の世界にも効果があるということが分かってきたわけですが、小生は音に対する効果が静電気の除去だけに依るとは考え難いのです。その理由はこれから徐々に解明されると思いますが、ニトログリセリンと同じく、まずは効果を享受したいと思っています。”
この言葉に大変感銘を受け、新しい知見への挑戦はどの分野においても共通してその効果の解明には長い時間が費やされるものであり、更に研究開発・効果検証に取り組む決意をしました。
オーディオ機器、楽器用「アドパワー・ソニック」のこれまでの研究結果は https://adpower-sonic.com/ をご覧ください。
アドパワーの研究開発はさらに続く
そして車両用アドパワーは、2022年より千葉工業大学電子電気工学科脇本研究室との研究を開始、オーディオ機器・楽器用のアドパワーソニックは、2022年に産業技術総合研究所での検証を行い、それを受け2023年より立命館大学情報理工学部西浦研究室との研究も開始しました。
さらにソニックの楽器での音質改善の効果を、科学的・数値的にアプローチする研究とともに、より芸術的な表現や感覚的な満足度にも焦点を当てて検証するため、2024年初よりドイツ・ライプツィヒ交響楽団の首席オーボエ奏者を30年務めた及川寛繁氏(鹿児島国際大学教授)との研究交流も開始し、現在は着実に検証が進捗しています。
音楽業界にアドパワーソニックは広がっています
・本間昭光氏(音楽プロデューサー/作曲/編曲/キーボード・ピアノ奏者/株式会社イソラブル代表)
・千阪邦彦氏 "Chester Beatty"(プロデューサー、レコードカッティングエンジニア)
・山元 淑稀氏(作曲家/映画音楽作曲家/プロデューサー/ターンテーブリスト/キーボーディスト/パーカッショニスト)
・石寺健一氏(サウンドミキサー/スーパーバイジングサウンドエディター)
・峯岸良行氏(ハイエンドカーオーディオコンテスト、ヨーロピアンカーオーディオコンテストの審査委員で、レコーディングエンジニア、名古屋芸術大学准教授)
以上のような音楽業界の第一線でご活躍されている専門家の方々からも、アドパワー製品の効果は高く評価いただいております。
詳細はアドパワーソニック公式サイト https://adpower-sonic.com/ にてご覧ください。
そして何よりもユーザー様に支えられています
アドパワー、アドパワー・ソニックは多くのユーザーの皆さまにお使いいただいていることに対し心より感謝しております。最近では、車用アドパワーをご愛用いただいたのち、カーオーディオや楽器用にアドパワー・ソニックをご購入いただくユーザーも増えてきました。
ユーザーの皆さまのご期待に応えること=研究開発による解明に向けて全力で邁進していく所存です。
アドパワー・ソリューションズ株式会社
車両用、音響機器・楽器用の静電気抑制パーツを開発・製造するソリューションカンパニーです。『世界中の自動車に対し、排ガスを削減させる打開策はないのか?』との思いから「アドパワー」が誕生するに至りました。全く新しい技術や製品に対する正当な評価や認知に至るまでには長い時間を要すると痛感致します。複数の大学や研究機関などでの日々重なる研究やプロの方々の協力のもと、静電気抑制放電効果のメカニズムを解明、その研究は現在も続けております。「今よりも一歩、その先の未来へ」AdPower(アドパワー)が世界に貢献できるよう邁進して参ります。
アドパワー・ソリューションズ株式会社:https://corp.adpower.jp/
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