「日本をベンチャー大国に！」ベンチャー企業で1年で市場シェア1位※を成し遂げたマーケターの次なる挑戦

株式会社Venture Oceanは「ベンチャー企業にマーケティングの力で無限の可能性を」をミッションとした、ベンチャー企業のマーケティングに特化したコンサルタント会社です。

CEOの佐々木は大手企業、ベンチャーを経て、株式会社Venture Oceanを創業しました。

このストーリーでは、CEOの佐々木がなぜ、ベンチャー企業に特化したマーケティングコンサルタント会社を創業したのかについてお伝えします。

※2022年10月、株式会社I-neでドラッグストア市場のヘアケアのシリーズ別金額シェアにおいて

マーケティングの力を痛感した新卒時代

私がマーケティングの力を知ったのは、日本たばこ産業株式会社に新卒で入社して2年目の時でした。営業に配属された私は、競合の新商品に全く太刀打ちできませんでした。

いくら営業しても、

競合のプロダクトの力　＞　自社の営業の力

という構図はひっくり返らず、マーケティングの力を思い知りました。

当時はIQOSという加熱式たばこが市場に出た時期です。IQOSは紙巻きたばこと違い、嫌な臭いがしないという便益で、紙巻きたばこの市場をどんどん食い始めていました。

私の担当市場は都市部だったため、IQOSの販売の伸びが他の市場と比較しても速く、どんどんシェアを奪われていく状況だったのです。

どれだけ新商品などを小売店さんに買って頂いても、その先のエンドユーザーが紙巻きたばこではなく、IQOSを選んでしまっていました。

どれだけ小売店さんに営業をしても、売上がどんどん減っていく日々でした。

そのような状況も相まって、当時の私は支店の中で最下位の営業成績でした。

また、その頃ちょうど、元USJの森岡さんの本に出会い、自分がやりたいのはマーケティングだ！と思い、マーケティングを志すようになり、日用品・化粧品のファブレスベンチャーに転職しました。

ベンチャーでも市場1位を達成できると確信したベンチャー時代

転職したベンチャーではヘアケアブランドのブランドマネージャーを務めました。

新ブランドを立ち上げ、高速でPDCAを回したことで、担当ブランドは立上げ1年弱で、下記を達成することができました。

■年間売上70億

■ドラッグストア市場でのシリーズ別シェアNo.1

「ベンチャーでもうまくやれば市場1位を取れるんだ」という経験をベンチャー企業勤務を通して、私は得ることができたのです。

株式会社Venture Ocean創業の背景

日本企業はマーケティングが上手ではない

マーケティングはアメリカの学問で、欧米企業はマーケティングが非常に上手です。品質では間違いなく勝っているはずの日本企業が、マーケティング力の不足により、外資に負けてしまう現状を私はたくさん見てきました。

また、GAFAMのような世界的な企業もことごとく、アメリカの企業です。この事態は日本人の私としてはやはり悲しいです。また、マーケティングが上手いとされる企業もやはり、外資系の企業が多いです。

したがって、「マーケティングの力で、日本企業が世界に羽ばたくお手伝いをしたい」、というのが、私がマーケティングコンサル会社を創業した、第一の理由です。

ベンチャー企業が育ちにくい日本

アメリカの株式市場の時価総額TOP10にはGAFAMのようなシリコンバレーの企業が名を連ねています。一方、日本の株式市場の時価総額TOP10にはベンチャー企業はほとんど見当たりません。つまり、日本の経済を動かす企業の新陳代謝が長年起こっていないというのが今の日本の状況かと思います。

私は新陳代謝はどんどんしていくべきだと考えていますし、小さい企業が大企業に勝つためにはマーケティングの力が必須だと考えています。「日本企業の新陳代謝のお手伝いがしたい」というのがマーケティング領域で起業した2つ目の理由です。

マーケティング業界に多様性を

私が起業した3つ目の理由が、「マーケティング業界に多様性をもたらしたい」ということです。今のマーケティング業界は一部の企業出身者が活躍しているものの、多様性がない状態になってしまっているなと感じています。したがって、これから我々がたくさんの企業様をご支援し、結果を出すことで、マーケティング業界に多様性をもたらしたいと考えています。

マーケティング自体が発展していくためには、一部の企業のみが正として扱われるのではなく、多様な企業の多様な考えが入り混じる必要があると私は考えています。