ひとり親世帯の子どもとシングルマザーの誕生日に、毎月キャビアを贈る。エストリアの取り組む「Caviar For Smiles」実施の裏側。
株式会社エストリアは”食は平等に”を企業理念に、高級食材とされるキャビアがより身近になる世界を目指しているキャビアメーカーです。
メインとなる卸売り事業では、高品質のキャビアを安価で250社を超える高級レストランやホテル等へ卸しています。小売り事業では、キャビアへエンターテインメント性を加え、これまでに試食販売やキャビアガチャなど、ユニークなサービスを展開してきました。
このストーリーでは、”食は平等に”を実現するSDGs活動の一環でもある、ひとり親世帯のこどもとシングルマザーのお誕生日にキャビアを届けるプロジェクト「Caviar For Smiles」について、代表の高野が振り返ります。
企業理念に沿って実施している、「Caviar For Smiles」とは
キャビアの美味しさをもっと多くの人に届けたい。普段キャビアを食べる機会に恵まれない人にこそ食べてほしい。そのような想いからこのプロジェクトはスタートしました。
2022年2月より、一般社団法人ひとり親支援協会(エスクル)と連携し誕生日を迎えるひとり親世帯のこども、シングルマザーの誕生日に、毎月バースデーカードを添えてキャビアを無料でプレゼントしており、これまで600名を超える方のお誕生日を祝わせていただきました。
実際に「Caviar For Smiles」でプレゼントしている一式
サンタクロースが子供たちにキャビアをプレゼント
プロジェクトの始まりは2021年12月18日、NPO法人みなと子ども食堂が増上寺(東京都港区)で行ったフードパントリーです。
クリスマスの時期にこども食堂でキャビアをプレゼントしたら喜んでくれるのではないか、そんなアイディアからみなとこども食堂に連絡をし、増上寺でキャビアを配布することが決まりました。当日は、代表である高野が自らサンタクロースの衣装を身にまとい訪れた子供たちにキャビアを手渡しました。
普段は中々見る機会のないキャビアに子供たちは興味津々で、「どんな味がするの?」「どうやって食べればいいの?」と目を輝かせて聞いてくる子供たちの顔に、心が動かされた瞬間です。
当日、こども食堂でキャビアをプレゼントしている様子。
「シングルマザーの誕生日は誰からも祝われない」という言葉
増上寺でのキャビアプレゼントを実施した後、活動を知った一般社団法人ひとり親支援協会(エスクル)の今井代表からご連絡をいただき、お話をする機会がありました。
その際、今井代表へ「こども食堂での実施体験を通じ、今後はひとり親世帯の子供の誕生日にキャビアをプレゼントすることで笑顔を届けていきたい」と伝えたところ、このような言葉が返ってきたのです。
「子供たちにそうした機会を与えてあげるのは素晴らしいことです。ただ、もし可能であればシングルマザーの誕生日にもプレゼントしてあげてほしい。子供は親から祝ってもらえるけれど、お母さんは誰からも祝ってもらえないことも多い。収入面でも男性に比べて低いのが現実で、なんとか切り詰めてギリギリで生活されている家庭が多いんです」
今井代表の言葉通り、シングルマザーと子供のお誕生日にキャビアをプレゼントしていくことを決めましたが、その言葉は実施を重ねるごとに、キャビアをお贈りした方からのメッセージを通じて、より実感することとなりました。
~シングルマザーの方から届いたメッセージ~
- 子ども達へのプレゼント支援は、色々ありますが、保護者向けのプレゼント支援はあまりありません。労っていただけたことに感謝です。
- 食べたことのないキャビアを食べることができ、また自分の誕生日を祝ってもらえて嬉しい気持ちになりました
- ひとり親になって以降、誕生日プレゼントをもらったのは初めてでした
- 親の方にも、こういったプレゼントが、あると嬉しいですね。どういう風に食べようかゆっくり考える時間もないですが、自分の誕生日だと認識できますね。
- まさかの品物でとってもビックリです。自分の誕生日なんて普段の日常と全く変わらない中でのプレゼント。凄く特別な1日でした。
- 自分のことは後回しにすることも多く、今ちょうど精神的にも参っていたので、とても有り難かったです。
- 誕生日、全然好きではなかったのですが、華やかな食卓になり嬉しかったです!子供のことにばかりお金をかけてしまい自分の事はおざなりで、お誕生日はどうでもいいかなあと思っていました。子供の支援はあっても親の支援ってなかなかないから、すごく嬉しかったです。
- ひとり親になってから、常に食費を節約するため、自分の誕生日を祝う余裕がないです。このような素敵な誕生日プレゼントを頂くことができて、またこれからも頑張っていこうと前向きな気持ちになることができました!ありがとうございました!!
- ひとり親だと人から誕生日に何かをもらうという事がないため、ここ数年で最高のサプライズでした。本当にありがとうございました。
このプロジェクトが、ひとりで奮闘されている方の支えや活力になっていることは、私たちが思っていた以上であり、社内のモチベーションアップにも大きく繋がりました。
キャビアを通じて会話や学びが生まれる
一年に一度、誰もが平等に訪れるお誕生日が、私たちのプレゼントしたキャビアで華やかになり、食べる前のどんな味なんだろうという興味、食べた後の驚き、学び、喜び、そして笑顔が溢れている様子を見られるのが、私たちのなによりの楽しみであり、やりがいに繋がっています。
お誕生日にキャビアを受けとった方がひとり親支援協会を通じてメッセージや、Twitterにお誕生日の様子を投稿してくれることがあります。
実際に届いたメッセージの数々
~キャビアを受け取った方からのメッセージ~
- 普段、口にしない高級食材を目の前に子ども達は目を輝かせていました。なんの卵?どんなふうに食べるの?世界中の人たちが知っている有名な食べ物なの?…など興味が尽きない様子でした。そして見ず知らずの者の誕生日をお祝いしてくださる企業があることを知り、社会に貢献することができる自分達になろうね、と思いを確認することができた素晴らしい誕生日になりました。ありがとうございました。
- 初めて見るキャビア。どのお魚の卵かな?とのことで、子供と増えた会話。水族館に行き、どのお魚の卵でしょうか?ゲーム。いろいろ話すキッカケ、そして知るキッカケになりました。いい機会をいただきありがとうございました!
- 初めてのキャビアにドキドキ・ワクワク。親子で見たことも食べたこともないので貴重な誕生日となりました!10歳反抗期の息子がこの時ばかりは目をキラキラさせて一緒に楽しむ素敵な時間が過ごせたのもこちらのおかげですといっても過言ではないかなと。笑 これからもぜひこの様なチャンスを皆様に、そしてお誕生日が特別な物となりますように…本当にありがとうございました!
もっと多くの方の誕生日にキャビアを届けたい
今後はさらに多くのひとり親世帯の子供やシングルマザーのお誕生日をお祝いできるように、この活動に賛同してくれた企業とのコラボレーションにより、より多くの方に届けていきたいと考えています。
支援をしたいが、「自社プロダクトがない」「何をしたらいいかわからない」といった企業が、当社のキャビアを活用することで支援を行える仕組みづくりをしていきます。
特別な日に特別なモノで特別な時間を演出できるように、この世にキャビアがある限り活動を継続していきます。
行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ