森の中でステンドグラスの輝きにつつまれて眠る、「藝術(アート)樹林葬 『妖精の森』」の企画から開発までの経緯
町田いずみ浄苑は、東京都町田市にある緑豊かな霊園です。1989年に開苑し、宗教・宗派を問わずどなたでもご利用が可能で、東京ドーム約1個分の広さがある墓域内には美しい植栽があり、快適にお参りいただけます。最近では、桜の木に囲まれた大型の樹木葬墓地「桜の里」、バラの花が美しい樹木葬墓地「ローズガーデンいずみ」、四季の花々に囲まれた「セピアガーデン」など、お客様から多くの反響をいただいています。
2022年7月に新しく誕生した「藝術(アート)樹林葬 『妖精の森』」は、影絵作家 藤城清治氏の代表作「生命讃歌」をモチーフとしたステンドグラスを配した、静かな森の中にある墓地です。永遠に巡り続ける生命の喜び、生命の繋がりを讃える作品は、藤城氏の屋外では初めてのステンドグラスで、穏やかに差し込む季節の移ろいゆく陽の光は、見る人の心に安らぎを届けます。
「お墓」をめぐるライフスタイルの変化。
数々の樹木葬を手がけてきた町田いずみ浄苑
「お墓」をめぐる人々の想いは、時代の流れ、少子化による人口の減少、経済状況などに伴い大きく変化しました。近年では、従来からある親から子へ代々継いでいく石のお墓に代わり、墓地を引き継ぐ必要のない樹木葬や永代供養墓が多く求められるようになりました。町田いずみ浄苑では早くからそのようなお客さまのニーズやライフスタイルに合わせて、これまで様々なお墓や樹木葬のご提案をしてきました。
「妖精の森」のほか、「桜の里」「ローズガーデンいずみ」「セピアガーデン」など、現在受付を行っている町田いずみ浄苑の樹木葬・樹林葬には、次のような特色があります。
- 宗教、宗旨・宗派を問いません。
- 生前でも、また、町田市以外にお住まいの方でもお申し込みいただけます。
- 一定期間後に合葬墓などに合祀されることがありません。
- 年間の管理料がかかりません。
- 銘板に故人の方のお名前を刻むことができます(別途料金となります)。
- 墓地の承継者(跡を継ぐ方)は必要ありません。
- 一部の区画では、ペットも一緒に埋葬することができます。
小田急小田原線「鶴川駅」、京王相模原線「若葉台駅」からは路線バスのほか、当苑専用の直通バス(約10分)もございますので、交通アクセスは良好です。駐車場も広く、お車でのご来苑も便利です。墓地は日当たり・風通しの良い小高い丘の上にあり、晴れた日には横浜みなとみらい地区を望むこともできる最高のロケーションとなっています。苑内には「いずみ会館」「泉心庵(せんしんあん)」「見真堂(けんしんどう)」の休憩所を兼ねた3つの施設があり、墓前にお供えするお花やお線香もご用意しています。また、墓地内の各所に東屋や水場を配置し、快適にお参りができる環境をご用意しています。
「藝術とお墓を融合させる」というアイデア
影絵作家・藤城清治氏の作品をステンドグラスにしたお墓の開発
2017年に桜を中心に広がる公園型の樹木葬墓地「桜の里」を苑内にオープンして数年、次の新しい墓地を開発することになった折「皆さまの心のよりどころとなり、寂しさ・悲しみを癒すことができるお墓とは?」と、スタッフが会議を重ねました。そんな中、社長・白木勇一の胸に子供の頃から親しんできた影絵の巨匠・藤城清治氏の作品が去来しました。
藤城清治氏は、緻密な構成力と描写で唯一無二の世界を生み出し続けてきた日本を代表する影絵作家です。国民的アイドルとなったケロヨンをはじめ、店舗・公共施設の美術も数多く手がけ、団塊の世代にとっては強く心のよりどころになる作品を多く作り出しています。これらの影絵作品には「生命」をテーマにしたものが多くあることに白木は以前から心を惹かれていました。藤城氏の作品に見守られて眠る、人の心を癒すお墓を作りたい、その強い想いで藤城氏に制作をお願いすることとしました。
藤城氏と白木は偶然にも居住地が近く、その熱い想いに打たれた藤城氏から快諾をいただき、「藝術とお墓を融合させる」プロジェクトが始まりました。
藤城作品の代表作「生命賛歌」は、生命の循環と永続性がテーマとなっており、この作品の中心部を題材とすることに決まりました。
「生命が生まれて、死んでいく。命の流れの中で最期を見守る場所に作品を捧げることができて良かった」と藤城氏は語ります。
しかし、実際に動き出してみると高いハードルに悩みました。藤城氏の素晴らしい影絵をステンドグラスで忠実に表現することなどできるのだろうか・・・。
白木をはじめスタッフは、たくさんの方から情報をいただき、あるステンドグラス作家に行きつきます。それが「ステンドグラスバロック」の臼井定一氏でした。臼井氏は過去にも藤城作品をステンドグラスにしており、白木が臼井氏を訪ね想いを伝えたところ、過去の作品の下絵などを見せ丁寧に説明をしてくださいました。藤城氏の作品を正確に再現できると確信し制作の依頼をしたところ、臼井氏は快く引き受けてくださいました。
こうして藤城氏の影絵作品は、森の中に差し込む光をイメージしたステンドグラスとして制作されることになりました。
藤城氏が細部まで監修した原画を元に
ステンドグラス工芸の大家・臼井定一氏がステンドグラス制作
藤城氏が細部まで監修した原画を元に、ステンドグラス工芸の大家・臼井定一氏が経験豊富なスタッフと共に美しく加工していきます。切り出したガラスピースは1,000個以上にのぼり、藤城氏の手書き部分の繊細なゆらぎも正確に再現されていきました。
一方、町田いずみ浄苑では、町田市にある庭園管理専門店で数々の受賞歴もある株式会社ニワバンにより森に囲まれた静かな墓域の整備・植栽が行われ、屋外ステンドグラスを設置する強固なモニュメントも造られました。
そして、2022年3月、縦1.5メートル・横2メートルのステンドグラスが慎重に運び込まれ、「藝術(アート)樹林葬 『妖精の森』」が完成したのです。爽やかな風の中、木々の間から差し込む四季の光にステンドグラスが美しく輝き、今日も墓域を明るく照らしています。
皆さまの心を癒す霊園でありたいという思いお墓として
これまで当苑は、ご家族一緒に埋葬できる樹木葬、ペットと共に眠ることのできる樹木葬など、お客さまのさまざまな声にお応えしてきました。この「藝術(アート)樹林葬 『妖精の森』」は森の中のステンドグラスが織りなす光と影でお参りする方の亡き人を想う気持ちを癒すお墓として誕生した新しい樹木葬です。是非一度、実際にご覧いただけましたら幸いです。
お墓は眠る方のものであり、残された方々のものであります。これからも当苑は、皆さまの心に寄り添う霊園でありたいと考えております。
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