リモートワークが出来ないヘッドスパ専門店が「withコロナ」で取り組む経営戦略や新しい取り組みとは！

2020年1月にオープン4周年を迎えたヘッドスパ専門店「頭皮と肌の専門店～希翠（きっすい）～」。東急田園都市線三軒茶屋駅から徒歩1分のところにある当店は、定期的にヘッドスパ（頭皮マッサージ）を行うことは自己免疫力の回復を促すという考えから、オープン当初から「定期的な頭皮診断」を推奨してきました。

コロナ禍で多くの方が「免疫力」という言葉や「健康」に関する意識が高まったことと思います。外出自粛で4月は売上が昨年対比で4分の１まで落ち込み、クラウドファンディングも行いました。

リモートワークが出来ないサービス業のヘッドスパ専門店が、「withコロナ時代」に生き残るための経営戦略や新しい取り組みなどを代表取締役社長の赤羽亜希に聞きました。

リモートワークができない職業でもあるヘッドスパ専門店、コロナで今後の経営方針などで変わったことはありますか？

ー今後はセラピストも通り一遍の知識や技術だけではサロンも生き残っていけないと思っています。元々リラクゼーションサロンというよりは、未病・予防に特化したヘッドスパ専門店なので、ヘッドスパを受けた方が、「頭皮でこんなに健康状態が分かるんだ！」と気付き、定期的にマッサージして血行促進することで自己免疫力を上げましょう！というのを推奨していたサロンです。

今回のコロナで、「免疫力を上げる」というのを多くの方が意識したと思いますが、これが一過性のものにならず、毎日少しでも健康に繋がる行動を自宅でも継続してもらいたいという想いがあります。慢性的な疲労や炎症は1回の施術では良くなりませんが、このコロナでリモートワークが増え、外出自粛のストレスなどにより「抜け毛」が増えたり、「首肩こり」を感じた方が多くご来店しています。そういった方は1回の施術でも効果を感じていただけます。少しでも不調を感じる方は、重症化する前にこういったプロの手による頭皮診断やヘッドスパを受けていただき、それが普段から健康に繋がる行動を意識するキッカケになればと思います。

お金をかけなくても日々の行動習慣で先々の健康は決まってくるので、自宅でも毎日継続して出来るようなアドバイスもお伝えしていきたいと思っています。そのためには、セラピストが頭皮ケアだけでなくあらゆる知識を吸収し、お客様の生活習慣まで深くアドバイスできるようにならなければいけないので、健康や美容に関する最新情報の勉強会や教育に力を入れていきたいと考えています。