自身の頚椎椎間板ヘルニアの経験を生かした、人間に合わせるカスタマイズできる枕「GSP」開発ストーリー
株式会社ライフクオリティサポートは、枕で“生活の質の向上”を目指す、枕の開発・販売のメーカーです。整形外科医であるDr.グスピーが積み上げた知見と経験から生み出した機能性枕「GSP(Good Sleep Pillow/グスピー)」のが発売しています。
8月1日より商品の発売を開始しましたが、その裏側には代表である金子が実際に苦しんだ過去がありました。また、日々患者様と向きあう中で感じた課題感や現在の生活習慣に対する思いがあり、開発へと至っています。
本ストーリーでは、機能性枕「GSP(Good Sleep Pillow/グスピー)」の開発秘話をお伝えします。
自身の頚椎椎間板ヘルニアの発症と患者様からの希望が開発のきっかけに
私(金子)が枕を開発するきっかけは患者様の切な要望と自分の頚椎椎間板ヘルニアの辛い経験でした。
整形外科医になって間もない時は、知識と経験が浅かった事もあり、頸部周囲の症状で受診に来た患者様には症状の治療に集中していました。
勤務医後半に自分自身が頚椎椎間板ヘルニアになり、頸部と手の強い痛みと痺れに悩まされ、鎮痛剤は全く効かず、毎週頸部神経ブロックで何とか生活を送っていました。しかし、今まで使っていた枕が全く使えなくなり、夜間はずっと座って過ごしました。夜が来ると恐怖感すら感じていた事を覚えています。
3か月後、症状は漸く緩和され、色々な枕を買い、オーダーメイドの枕も注文しましたが、自分に合う枕はなく、結局寝る度に手の痺れと痛みが続いていました。この経験から、頸部の姿勢がこんなに肩周囲、腕に影響するという事を実感致しました。
この様な辛い経験に基づき、頸椎間板ヘルニア、変形性頚椎症、ストレートネック、スワンネック、腰痛等の患者様に対して、治療と同時に、積極的頸腰部の姿勢、枕の調整等指導も行いました。しかし、患者様の御要望は、自分に合う枕を作って欲しいとの事でした。
自分の辛い思い、患者様の切な御要望、医師としての責任を感じ、10年以上の年月を掛け、色な枕を分解し、研究し改良を積み重ねて開発した枕がGSPでした。
溢れる枕難民。個々の人に合う形にカスタマイズできる枕で、寝ている間に自然な姿勢に導く
人間の頚椎は側面から見ると前弯していて、正面から見ると真直ぐになるのが本来の形です。それは頚髄(頸部に通過する神経の束)、ほぼ頚椎の入り口のやや後方から頚椎の脊柱管に(神経束通り道)通るので、神経束が無理なく滑らかに通ります。ストレートネック、変形性頚椎症等は神経が角度を成したり、圧迫されたりして、肩凝り、背部痛、四十肩、五十肩、手の痛み、痺れを引き起こします。重度の場合は、手の運動、知覚障害にも出現します。
現代社会ではデスクワークやスマホの普及により、長時間頭が下向きの姿勢が続くと、ストレートネック、スワンネックになり、昔は高齢者に多くみられた症状が、最近は10代までに急速に広がって来ています。
昼間は仕事等で既に頚椎が歪んでしまい、せめて夜間だけでも良い姿勢を整えば良いのに、一般的な枕は臥位(仰向け)で頸部が下に沈み(頚椎前弯消失、後弯の姿勢に)、横向き時は頭が下に沈んでしまい(頚椎側弯姿勢に)、唯一人間の大事な1/3の睡眠時間を整えるどころか、更に状況を悪化させてしまうケースもあります。
外来の診察で、患者様になぜ枕を使うかの問いに、ほぼ99%以上の方はわからないと、今の枕に満足しているかの問いに、9割以上の方が満足していないとおっしゃいます。持っている枕数を訪ねると半数以上の方は2個以上、更に約3割の方が10個以上持っていると答えられます。枕をオーダーメイドしても、結局、合わずに我慢して使用しているのです。
自分の頚椎椎間板ヘルニアの苦い経験、皆様に置かれるこの現状を踏まえて、一つの結論に辿り着きました。
そもそも人間の身長、体形、首の長さ、肩の幅が違うのに、買って来た枕が自分の体に合うわけがないのです。枕は自分の身体に合わせて調整して行くしかないと思う様になりました。
GSPは頸椎が本来あるべき姿勢を考え、医学的なデータに基づいて、寝心地も考慮し改良を重ねて作りあげてきました。
今までは「人間が枕に合わせてきました」が、GSPは「枕が人間に合わせる様」にカスタマイズできる仕様にしたのです。
【GSPの特徴】
1) 仰向け時、頚椎前弯状態を維持できる様に支えます
2) 横向き時、頭部が下に沈まない様にしっかりと調整できます
3) 現在の頸椎彎曲状態に合わせて、頸部調整ユニットにより、
自分に最適な高さに調整出来、更に治療の目的も考え、
時間を掛けて、頸椎の完全な前弯に回復も可能にします
4) 身長、体形に合わせ、自分に合った高さまで調整ができます
5) 素材も通気性、肌ざわり、顔に寝跡が残らない様に工夫しています
今の時代に則し、多くの方が生活習慣による健康被害を被らないために
このインターネット時代に、携帯、PCは生活や仕事中にも欠かせないものになっています。下向きの時間が長くなるにつれ、ストレートネック、スワンネック、変形性頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア、猫背の患者様が物凄い勢いで増加しています。特に整形外科外来に若い患者様が増えた事に驚いています。
皆様が高血圧症、高脂血症、糖尿病等生活習慣が原因である事が当たり前に浸透していますが、ストレートネック、スワンネック、変形性頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアに関しては生活習慣によるものである事に全く意識していないのが現状です。
特に若い方は今から重視しないと、老後も現役で働かなければならない日本で元気に働けるかどうか非常に不安を感じます。警鐘を鳴らしたいです。昼間は仕事、生活する中で下向きになることが多いですが、首は無理な姿勢でゆがみが生じています。せめて夜間睡眠の時間で正常な状態に整えて欲しいと考えています。
GSPは個々の体形によって、自分に合う様にカスタマイズできるマルチ機能の枕です。睡眠時間内に歪んだ首を整えて、常に健全な頚椎でいる様に心掛けましょう。
当社も更なる努力をして、皆様の健康の為に研究開発をして参りますので、御支援の程宜しくお願い致します。
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