心身の健康を考えた製品開発を続けて30余年。増加してきたお子様の成長や発達の問題で思い悩む方へ、一人

株式会社ヌースコーポレーションは1993年の設立時より、うつや引きこもりなどのこころの問題がクローズアップされていない当時から、「こころの健康が身体の健康につながる」という考えのもと、サプリメントを中心にこころの健康をサポートする製品を開発してきました。

このストーリーでは、お子様の成長や発達についてのお悩みを抱えた方々をサポートする新商品「ヌーススマイル」の開発から発売に至るまでの経緯を代表取締役である半田広宣の言葉とともにお伝えします。

子どもの成長と発達に悩む方々に、薬だけの処方に代わる選択肢を。サプリメントの共同開発に着手

ヌーススマイル開発のきっかけは、東京在住の義妹から「子どもの成長と発達についての悩みを相談ができるクリニックの予約がなかなか取れず、東京では2年待ちのところもある」ということを聞いたところからでした。弊社所在の福岡では、こういった情報が当時は一般的に広まっておらず、身内や社内スタッフにも悩んでいる人がいなかったため、一つの情報として捉えるにとどまっていました。

その後、弊社サプリメント「ヌーススピリッツ」を共同開発したストレスケア日比谷クリニック院長の酒井和夫氏と顔を合わせる機会がありました。

酒井氏は医師でありながら、薬だけの処方に頼らず積極的にサプリメントを用いる診療を心がけていて、今現在も精力的に診察をされている方です。

酒井氏のクリニックでも「子どもの日常生活や行動について不安を感じるという親御さんの相談が増えてきていて、何かサポートできる素材がないか探している」ということを聞いたのが2018年のことでした。

その後、酒井氏は大豆由来の「α-GPC」と米ぬか由来の「フェルラ酸」という素材を見つけ出し、クリニックへ相談に来られる方に試してもらったところ、多くの方の反響があったため、弊社との共同開発がスタートしました。

クリニックでは、「α-GPC」「フェルラ酸」をそれぞれ個別に渡していましたが、お渡しする際の配合に苦労されていました。素材の形状としても粉末・カプセルタイプだったため、飲むことが苦手なお子様が多かったようでした。

今回開発するサプリメントはお子様向けとしてスタートしましたので、飲みやすい形状や味にすることを目標としていました。そこで、素材の配合比率を酒井氏が最適と考えるものに統一し、お子様でも気軽に口に運べるものは何かと考えたところ、多くのお子様が好きなラムネ粒をヒントに、粒タイプの噛んで食べられるサプリメントへと開発の舵を切りました。

お子様の健やかな成長には腸内環境も重要になるため、腸内環境を整える素材を検討していたところ、ベビー用品で知られるCombiが通常、粒には配合できないビフィズス菌を配合できる（BR-108）という話を聞きつけ、試作品に取り入れることにしました。

また、口に入れるものですので、品質にも気を配り、製造についてはGMP認定を取得している国内の工場に依頼しました。

大豆特有の風味が苦手な子どもでも食べやすい味付けに

開発初期の試作品はα-GPCの素材である大豆の風味が強く、舌触りもあまり良くなく、そのまま食べるのは難しいものでした。また、味付けについても数種類の中から検討しましたが、社内でも好みが別れ、すんなりとは決まりませんでした。

そこで、製造工場の方からのアドバイスももらいながら試作を重ね、味付けも万人受けするりんご味にしてラムネ風のサプリメントに近づけることができました。

スタッフの一人に3歳半と1歳半の息子さんがいるのですが、試作品を食べてもらうことにしました。「美味しくない」とか言われて吐き出されたらどうしようと思いながらお願いしましたが、「一口目からポリポリと噛んで食べてくれましたよ！」と報告がきてとても嬉しかったのを覚えています。そのまま続けて食べさせていて、今ではお腹が空いたときに「ラムネちょうだい！」と言ってくるそうです。

大人は多少口に合わなくても、自分のためと思えば口にしますが、子どもは正直なので一度口に合わないと思ったら次から食べてくれませんので・・・。偏食があると聞いていたスタッフの息子さんが食べてくれたので、子ども向けでも大丈夫ではないかと自信を持ちました。その後に弊社で実施したモニターの方からのアンケートでも概ね良い回答が返ってきていました。

製品のコンセプトとしては、お子様の成長と発達について思い悩んでいる方がこの製品を通じて親子揃って笑顔になるように、という考えの元で開発をしています。そのため、製品名には笑顔の「スマイル」を入れ、パッケージデザインも風味のりんごを象徴するように中心にりんごマークを置き、その中に笑顔で見つめ合う子どもと親をイメージしました。