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今日が、残りの人生の最初の1日。

【STORY動画】一度のフル充電で1年間動き続ける光発電腕時計「Eco-Drive 365」発売。開発の裏側には、シチズンのものづくりのDNAがあった

著者: シチズン時計株式会社
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動画はこちら https://youtu.be/C2dIo8fHxDU


2023年10月19日(木)、シチズン時計が腕時計の新たな可能性を切り拓く。

『Eco-Drive(エコ・ドライブ) 365』。


新開発の光発電『エコ・ドライブ』ムーブメント『Caliber(キャリバー) E365』を搭載。一度十分な光で充電すれば、光のない暗闇でも、365日動き続ける。

黎明期のクオーツ時計からインスピレーションを受けた、独創的なデザイン。

「技術」と「美」の融合を結実させた『Eco-Drive 365』の開発にかけた想いと、シチズンのものづくりのDNAに迫る。


本製品のプレスリリースはこちら

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(以下、動画の書き起こし)


【エコ・ドライブとは?】


シチズンのコア・テクノロジー、光発電『エコ・ドライブ』。光を電気に変えて時計を動かし、余った電気を蓄電。定期的な電池交換が不要で、クリーンな動力システムだ。

エネルギーを巡り世界が揺れていた70年代、世界初のアナログ式光発電腕時計を発売。95年にはフル充電で約半年間動き続ける技術を開発。その後も、世界最薄(*)1ミリ厚のアナログ式光発電ムーブメントを世に送り出すなど、その技術を進化させ続けてきた。

(*)アナログ式光発電ムーブメントとして。2023年8月現在、シチズン時計調べ。


その歴史を塗り替える、新たな『エコ・ドライブ』。2021年に始まったムーブメント開発の主担当に任命されたのは、当時入社3年目の若手、時計開発部所属の坪井理子だった。


【技術:設計】


坪井理子(以下:坪井)「『とうとう自分も主担当を任されるんだ』と、とてもワクワクした気持ちでした。世界の最先端を走ってきた『エコ・ドライブ』を担うということで、中途半端なものは作れないと思いました」


学生時代は折り紙工学を学んでいた坪井。誰もが日常的に使うものを作りたいと、シチズンに入社した。


坪井「小さいムーブの中に様々な部品が集まっていて、それでいろいろな機能を実現しているということに感銘を受けたので……」


坪井をサポートするため、先輩である時計開発部所属の森田翔一郎がプロジェクトに参加。

森田は2018年、電波塔や人工衛星の力を借りず、自律型で年差±1秒の精度を実現した『エコ・ドライブ』ムーブメント『Caliber 0100』を開発。シチズンの技術者として、性能を追求し続けてきた一人だ。


森田翔一郎(以下:森田)「(インタビュー)緊張するね」

坪井「無理だ(笑)」

森田「俺はいま聞いてるだけだからいいけど」

スタッフ「……先輩後輩なのに、フランクに話されるんですね」

森田「そうですね、(坪井が)フランクに接してきちゃうというか(笑)」

坪井「これまでも関わる機会が結構あったので、聞きやすい先輩です」

森田「……主担当になるということは、やっぱり自分で設計思想とかもちゃんと整理しないといけない。何のためにやるんだとか、どんな価値を与えることができるのか、そういうことを考えつつ。現状に満足せず、どんどんどんどん進化させていくぞっていう気持ちをずっと持ち続けてもらいたいなっていうふうには感じています」


従来モデルでも十分な性能を持つ『エコ・ドライブ』。

坪井はなぜ1年間動き続ける時計を目指したのか?


坪井「世界中のどこでも、どんな人にでも時を届けるということが、シチズンの使命だと思っています。光さえあれば、随時充電して時を伝え続けるということはできるんですけれども、地下シェルターや潜水艦のような、光が届かない場所に、一年いることになる人も世界のどこかにはいるかもしれない。そのような人が世界中に一人でもいる限り、進化を止めず、妥協せずに、より良い時計を作っていきたい、というところから、365日動く時計の開発をしました」


技術の追求は、デザイン面にも貢献した。


坪井「デザインの自由度を上げたいというところがあって、これまで『エコ・ドライブ』で培ってきた技術に加えて、文字板の透過率を下げたり、モーターのパルスを変更することによって、大きくて重い針をつけられるようにするところを目指して設計しました」


すべての人に正確な時を。

その想いから誕生した新たなムーブメントは、発電効率を飛躍的に高めた上、ムーブメント直径27ミリという、デザインの幅を広げられるサイズに仕上がった。そして、設計から、デザインへバトンが渡された。


【美:デザイン】


デザイン部の井上英樹は、シチズンが磨いてきた『エコ・ドライブ』の技術を、どうデザインに落とし込むか考えた。

辿り着いたのは、1973年発売の『シチズンクオーツE・F・A』だった。


井上英樹(以下:井上)「『シチズンらしさ』みたいなところをどういうふうに表現するか。過去にやったデザインを、ただ単に復刻するのではなくて、どこかしら進化させたというか、新しいものをうまく取り入れて、シチズンらしさを表現したいなというところがありまして。


『シチズンクオーツE・F・A』が生まれた年がちょうど50年前。これがシチズンのクオーツの第2号になるんですけども、かなり精度を上げた時計で。そういった意味でも、時計作りの挑戦ということもこのモデルで語れると思うので、そこをベースにデザインを広げていこうというふうに考えました。


独特のこの面構成がポイントだと思っていて。特に、12時・6時に稜線が生まれるということと、見返しリングという(文字板外周の)リング上に時字を入れたりしている構成も結構新しかった。立体感のある、直線的でエッジの効いたデザインっていうのを見ていただきたいなと思っています。


(『シチズンクオーツE・F・A』が)紫金石というものを使って、キラキラ光る特徴的な文字板だったんですけども。このデザインをうまく踏襲した形で、文字板を星空に見立てている。『Eco-Drive 365』は僅かな光で動く時計なので、星空のような、僅かな光を感じてほしいという意味で、文字板もそういう意味を込めたことが、このモデルでできるんじゃないかと思いました。


……腕時計って、ずっと身につけて一緒に人生を共にすることで、想いが宿ったり、一緒に時間を過ごすことによって相棒みたいな存在になっていくと思うので、そういう価値とか、そういう可能性みたいなものは伝えていきたい、というのはありますね」


【シチズンのものづくりとは?】 


井上「オーソドックスな腕時計以外に新しい形というのを、シチズンも色々模索したところがあって。シチズンの挑戦を表しているとか、時計の可能性みたいなものをデザインで表現しているのも、脈々とシチズンの中に受け継がれてきているのかなと思っています」


坪井「これまでと同じものを作っていくだけではなくて、少しでも進化した、より良いものをお客様に届けられるように。真面目に、仕様であったり、詳細な設計をとことんまで詰めて、どんな人でも満足してもらえる段階を目指していくっていうところが、シチズンらしさだなと思いました」


『Eco-Drive 365』。そこには、シチズンの挑戦を積み重ねてきた歴史と、ものづくりのDNAが刻まれていた。

世界中の一人でも多くの人に、正確で、美しい時計を。

そのために、これからも、もっと、もっとを追求し続ける。


商品ホームページ

https://citizen.jp/Eco-Drive365/special/index.html





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