ホテル選びをもっと便利に楽しく安心に!アソビベンチャーがホテル支援サービスを立ち上げた理由
プレイライフ株式会社は創業以来、「アソビ」をキーワードにサービスを展開しているアソビベンチャーです。
創業当時から、日本最大級のアソビの実体験投稿メディア「PLAYLIFE(http://play-life.jp)」を運営。これまで国内外数多くの地域の観光や流行の遊びについての実体験記事を約2万件発信してきました。
そして2020年2月。私たちは新たな挑戦としてホテル業界のプロモーションを支援する「コトプロ for ホテル(https://coto-pro.com)」をリリースしました。
このSTORYでは「コトプロ for ホテル」の立ち上げに至った想いを、事業責任者の下吉のインタビューを通してお伝えします。
「コトプロ for ホテル」を立ち上げた役員の下吉
■「遊び体験」から「ホテル体験」のプロへ
僕らは「PLAYLIFE」で様々な地域の「遊びの体験プラン」を発信することで観光業を支援をしてきました。
「さらに観光支援に繋がるプロモーションサービスを提供したい」
そう考える中で、地方自治体との直接の取り組みも考えました。
しかし、「観光業界は傾向や移り変わりが早い。自治体と一緒に取り組むメリットは大きいが、提案から採択まで時間がかかる。それでは、トレンドが過ぎてしまうのはないか?」
また「ベンチャーの強みは、すぐ動けるスピード感、それを活かすべきだ。」
そう考えた時、僕らが支援すべきことは別のところにありそうだと目を向けたのが「ホテル業界」です。
ホテルの魅力でその地域に人が集まれば、周りの観光資源も活用されます。観光業全体を見た際に、ホテルに人を連れてくることが有効だと思ったのです。
さらに以前から「ホテル選び」の際の利用側とホテル側の課題も感じていました。
まず、利用側について。
ホテル選びをする際、様々なパターンがあると思います。
男友だちと1泊するだけなので、ホテル予約サイトで条件を入れてさくっと決めるという人もいれば、付き合って1年の記念日でゆったり過ごせるホテルをこだわって探しているカップルもいる。そして、小さな子供を連れていく家族の場合は、設備や子供対応のサービスがあるかまで確認する一苦労があります。
楽しいはずの旅行の企画が、そういった苦労で楽しくなっては意味がありませんよね?
「誰」と「どういうシーン」で行くのかによって、意思決定の項目が変わりますから、必要な情報が違ってきます。そこに課題があると思いました。
そしてホテル側には、「他のホテルと差別化したい」という声を聴いていました。
こうした観光課題に対して、ホテル向けのプロモーション支援サービスの立ち上げを社内に提案しました。
「宿の予約サイトの大手がいくつももある中で、レッドオーシャンでは?」という意見もありました。しかし、代表の佐藤に「まずは、ニーズを探ってみたらどうか?」と言ってもらいサービス化に向けて動き出しました。
■2020年2月「コトプロ for ホテル」を正式リリース
ホテルにヒアリングに行ったところ、「差別化したい」という反応は、やはり多くありました。
一方で、現在予算をかけて行っているのは、予約時の手数料やパンフレットなど広報費が中心で、プロモーション予算を十分に確保できていないという声もありました。
でも僕らには、これまで2万件以上の体験記事をメディアとして作り続けた経験から、低コストでも魅力を発見し、スピーディーに記事に落とし込むノウハウがありました。
だから「きっと、このノウハウを活用して、ホテルの予算でも活用してもらえるソリューションができるはず」そういう自信がありました。
また、立ち上げ準備をしていた当時は、1年前の2019年。オリンピックに向けてのインバウンド対応で、開業ラッシュでホテルが乱立していくばかり。ユーザー目線で見れば、選択肢が多くてどこに泊まればいいのか、より選べない状況になっていくことが見えていました。「ホテルの差別化は、この業界にとって重要なテーマになる!」そう思えました。
こうした想いを胸に、サービス化を決意。
2020年2月に「コトプロ for ホテル」としてサービスリリースしました。
こだわろうと思ったポイントは、やはりPLAY LIFEの強みを生かしたものでした。
まず、PLAY LIFEには200名以上の遊び体験のプロたち=「プランナー」がいます。彼らがホテルの強みを分析し、ホテル体験を記事化。そして、体験記事メディアを運営してきたノウハウで僕らが広告を運用。さらに他の縮約予約プラットフォームのように、予約ごとに手数料はとらないことにしました。
どんな体験記事になるのか2つご紹介します。
1つは、BREATH HOTEL様の記念日にぴったりのホテル体験記事。
『記念日は「気張らないお泊り」が今どき、穏やかな江ノ島で癒やしと絶景を』https://play-life.jp/plans/29455
ホテルでの過ごし方から、こだわりのアメニティ、ホテルの前に広がる海の情報など多くの情報を載せています。
2つ目は小さいお子様連れ家族向けの体験記事です。
『ウェルカムベビーのお宿・ロイヤルホテル八ヶ岳 初めてのお泊まりはここで決まり!』https://play-life.jp/plans/29133
ホテルまでの交通手段や、子供も大人も楽しめる八ヶ岳の観光情報、ホテル内のウェルカムベビー向けの遊具や施設、お部屋の特徴を紹介しています。
■サービス名「コトプロ」にかけた想い
コトプロのサービス名は、観光業でも使われる「コト消費」から発想を得て、コト=「体験」に「プロモーション」と体験の「プロ」であるという意味を重ねました。
※「コト消費」とは一般的な物品を購入する「モノ消費」に対し、「事」つまり「体験」にお金を使う消費行為のこと。特に非日常的な体験が伴う経済活動を指します。
サービスをスタートしてから、お客様からの反響として
「載せてから、記念日利用でのお客さんが増えてますよ。花束を用意してもらえないか?というサプライズの演出なんかもいままでよりかなり多く頼まれてます!」
という嬉しいコメントなどをいただける機会がありました。
記念日の利用は思い出になり、「また、次の記念にこよう」など、そのホテルのファンになってもらえる事も期待できます。誰とどう利用するか、プランや体験の魅力に訴求した結果だと思いました。
■コロナショック到来。ホテル業界に向けて僕らができること
賛同してくださるホテルが増えはじめた2020年春、コロナウイルスによる影響で観光・宿泊業は大きな打撃を受けました。
まず、今、僕らができることは何かを考えた結果、観光施設に特化したリゾート人材派遣サービスを運営する株式会社ダイブ社と連携し、『#Save The Tourism』という支援施策を実施しました。
『#Save The Tourism』概要サイト:https://lp.dive.design/savethetourism02
予約キャンセルが続く宿泊業界の救済支援としての企画です。
新型コロナウイルスによる活動規制が終息した後に、お得に泊まれるホテルや旅館の情報を発信するというものです。
限定30社ということで告知しましたが、それを上回るお問い合わせをいただく結果を得ました。
その後もコロナ禍が続く中、PLAY LIFEのユーザーアンケートを実施したところ、「観光したいが、コロナ感染が不安」「コロナ対策がどのようにされている施設なのか気になる」という声が多くありました。
以前は、少ない情報で簡単にホテルを決めていた人も、こういった情報を検索するようになり、ホテルの選択方法に変化が起きているということが分かりました。
そこでコトプロでは、コロナ対策についての情報を詳細に載せていただくことにしました。例えば、食事はバイキング式ではなくサーブ式にしている、消毒や感染対策の仕切りを設置している、予約数を制限しているなどです。
そうした情報提供の努力もあり、ご掲載いただいているホテルからも、自粛が明けた際に、思っていたより、お客さんの戻りがよかったという声もおいただきました。
これからまたどのような影響が出てくるかわかりません。
しかし、経済や生活様式の変化の中で、地域観光やホテルの魅力を発信できるように、今後も僕らの強みをを活かし、今できることをやっていきたいと思います。
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