Logo

80代の著者さんもおられます。

自分のメンタルへルスと幸せについて、自分で考えて選ぶ大切さを知って欲しい。メンタルヘルスの専門家によるトークセッション開催の背景

著者: 株式会社ニイラ

株式会社ニイラ(本社:東京都文京区、代表取締役:和賀 未青)は、精神科医 高木 俊介さんをお招きして「メンタルヘルスと自分の幸せ~支援者のあなたにも、そうじゃないあなたにも聴いて欲しい。師走のこころのシェルタートーク」をテーマに、12月9日(土)にAP品川のROOM Aにて鼎談イベントを開催します。

なぜ、弊社がこのイベントを行うのか、メンタルヘルスの専門職が支援者または支援者ではない人たちに何を伝えたいのか、その背景をお伝えします。



ニイラが提供するメンタルケアサービス

2020年2月 代表である和賀未青(国家資格:精神保健福祉士)が設立。

精神科医療機関で24年勤務した経験を元に、各種ニーズに合わせ、オンラインまたは対面での相談サービス「HUG」、働く人のメンタルヘルスをケアする「福利厚生としてのHUG」、誹謗中傷を我慢しないで相談して欲しい「インフルエンサーのためのメンタルヘルスのサービス」を展開しています。また、対人支援者の支援、障害者虐待防止研修などの研修講師などを行っています。福祉業界に留まらず、他業種とのイベント、コラボレーションなど越境的な活動もしています。

24年の精神科勤務や自身の患者家族としての経験からニイラを設立


大正大学文学部社会福祉学科卒業後、1995年大学3年時の実習先でもあった東京都内の医療法人(精神科単科病院)に就職し24年間勤務しました。2018年父親の癌の死が大きなきっかけとなり2019年に退職しました。

私は精神科に勤務している時から漠然と疑問を持っていました。それは、精神科病院には様々なご事情の方が来られ、例えば極限まで我慢に我慢を重ねた人が倒れるように受診したり、またはそれほどではないけれど「薬を念のためもらっておきたい」と受診する方や、不登校の子供さんに薬を処方して欲しい親御さんの相談等、経緯や目的のバリエーションに幅はあるものの、総じて言えるのは、身体以上にメンタルヘルスについてはセルフケアの意識が薄く、医療にかかれば何とかしてもらえるという、他人任せ、薬任せな心情を見ることが多かったのです。病院に来る前に予防することは出来ないのだろうか。また患者さんだけではなく、家族の存在を患者さんを見守る人として脇役にせずに、家族にも相談出来る場所があったら良かった、自身の父の癌の患者家族として、誰に相談すれば良いかわからなかったと感じたことから株式会社ニイラを創業しました。



創業したのは2020年の2月、コロナ禍がちょうど始まった時期と重なります。これまで、医療機関に勤務していた時は対面での相談が当たり前でした。また、時間も9時から17時までという時間が基本でした。起業した時に感じたのは、対面でなくてはいけない、時間は9-17時という限られた時間、その当たり前に疑問を持つことが大切なのではないかと考えました。コロナ禍はこの当たり前を覆す大きなきっかけにもなりました。Zoomなどのオンラインが主流となり、オンラインであれば距離を感じずに相談を実施できること、また相談時間も9時から21時まで平日土日祝も実施しました。相談したい人が会社を休まずに、移動や距離も気にせず、そして自宅から周りの目を気にせずに話せることはオンライン相談の強みでもあります。もちろん、相談者さんのご希望に応じて対面での相談も行っています。

2020年に起業し、現在まで相談を受けた方の人数は200名を超えます。





精神科病院の外に出る事で、病院と社会との橋渡しをするソーシャルワーカーの役割について考えるように


私は24年間、精神科の医療機関に勤務していました。振り返ってみれば、大学を卒業してすぐに精神医療の世界に入り、退職するまで、他業界のことを知ろうと積極的に行動しなかったように思います。病院の中にいて、患者さんやその家族の悩みの中から社会の現状を知る、または私自身が精神科病院という箱の中に閉じこもっていたのかもしれません。

私の資格は精神保健福祉士ですが、ソーシャルワーカーでもあります。ソーシャルワーカーであれば、社会との橋渡しをする役割があるはずですが、組織の中に属し目の前のことに忙殺される日々では、社会を知ろうとすること、ましてやソーシャルアクションをすることはほど遠いと感じます。

実際に、退職して初めて、メンタルヘルスに対しての社会的関心の高さとは裏腹に、社会の中での精神保健福祉士の社会的認知の低さや、精神病院、精神医療や治療に対しての理解度の低さという、そのアンバランスにとても驚きました。それまでは専門職としての経験値に大きな自信を持っていましたが、自分の仕事に対してのアイデンティティが揺らぐとともに、これだけ認知度の低い精神保健福祉士/ソーシャルワーカーの私は果たして社会課題へのソーシャルアクションが出来るのだろうかと、途方に暮れた気持ちになりました。

2020年に株式会社ニイラを立ち上げ、家族相談を中心とした相談サービスHUGをスタートし、個別のご相談等に対応することは出来ても、社会へのアプローチへの手段を持ち得ない状況を打破するために、2021年から、弁護士の小野田さんに顧問弁護士として事業に伴走してもらうことにしました。法務面はもちろん、私のアイデンティティを踏まえたビジネス面も含めての伴走支援は、自分の想いを発信していく基盤にもなっています。

外からは精神科病院の内情が見えないことへの気づき。トークセッションで社会に問題提起をしていきたい


外から精神病院を見る立場になった時、外からは見えない事が沢山あることに気が付きました。そして、病院内にいる医療福祉の対人支援者が、精神病院の中で起きている様々なことを社会の中では言えない現状にあることについても色々と考えるようになりました。

個人情報の観点のみならず、社会の中でのある意味最終的な行き場としての特殊な機能を持つ日本の精神科病院には、壮絶な人生のストーリーを背負って来た人が多くいるからです。

日本が世界の中で精神科病院のベット数が長年1位で、かつ、世界の精神科病床数の37%を占めるというその異常さは、あまり大きな声では語られません。世界一精神科病床数が多いのに自殺者が多いのは何故でしょうか。

メンタルヘルスという言葉自体へのハードルは下がって来たものの、精神科病院への入院や通院、身近な大切な人の自殺は今なおオープンに語られることはありません。

私が精神科病院で勤務している時から感じていたのは、多くの人は自分のメンタルヘルスに自分自身の力、意識で向き合う、自分で自分をケアするという感覚が低いのかもしれないということでした。

今回のイベントは、私が精神科病院に長くいて経験したこと、退職し外から精神科病院を見る立場になり感じたことをお伝えしたいというところはもちろん、精神保健福祉士として起業し、活動をしてきた中で、精神科医の高木俊介さんが書かれたnoteや書籍に刺激されて、社会的にはタブー視されがちなことも含めて私自身の言葉を使って発信していく事の大切さを痛感したことも、大きなきっかけの一つとなっています。

また、社会的事業のサポートを専門の一つとされ、3年近くニイラにも伴走支援をしてくれている弁護士の小野田さんが、どのようにニイラの活動を近くで見ているのか、高木さんの示される刺激的なご意見、ご示唆をどのように捉えているのかなどについても、改めてお伺いしてみたいと思っています。

メンタルヘルスやセルフケアの在り方、また、社会の在るべき姿との差分に対して問題提起をし続けていくことについて、この3人だからこそできるトークセッションがあるのではないかと強く想い、このイベントを開催することになりました。

このイベントで正解を出すことは目的とはしません。

自分のことを自分で決めることの大切や、自分らしく生きる上での基盤としての自分をケアするということ、精神病院、精神医療、服薬などとの向き合い方や決め方、そして、それら前提としての情報の取捨選択の方法の学び方について考える、感じる時間になること。

権威やもっともらしい理屈、耳心地のよい言葉で包まれた情報を盲信的に信じないためにも、自分はどんなスタンスで在りたいか。

自分のことは自分で決める、選ぶ大切さを考えて、感じること。

そして3人の鼎談から参加者の皆さんに自分のことは自分で選ぶ大切さについて、伝わることを願っています。


<こんな方に参加して欲しい>

精神保健福祉士、社会福祉士の資格を持つ実践者の方

医療、介護、保育など対人支援職の方

社会福祉や医療など対人支援を学ぶ学生さん

メンタルヘルスに興味のある方

自分のことについて考えたい方

福祉や精神医療に興味のある方

<鼎談形式>

精神科医 高木俊介さん

弁護士 小野田峻さん

精神保健福祉士 和賀未青

司会進行 ヘラルボニー 岩手コミュニティマネージャー 矢野智美さん


<スケジュール>

13:20より受付 

14:00-15:00 3人での鼎談

15:00-15:30 質問など 

15:30-16:00 リアル会場のみ

        高木俊介さんによるミニミニ・オープンダイアローグ体験会

注意:3人の登壇者への個別の相談につきましては回答できません。ご了承ください。

オンラインはリアル配信のみとなります。オンデマンド配信はありません。

会場では、高木俊介さんの著書(日本評論社、金剛出版)の販売を行います。

現金販売となります。

【日程】12月9日 土曜日 14時から16時

【場所】AP品川 ROOM A

【住所】東京都港区港南1-6-31 品川東急ビル 8F

【定員】来場:90名 オンライン 一般:90名(学生各10名:無料)

【参加費】

 一般:参加費3,000円(税込)

 学生:無料 ※学校名の記入をお願いします。

 学生の方の応援チケット:あしながさん 3,000円  /  20名分



お申し込みはpeatixにて。

https://mentalhealth-wellbeing.peatix.com/view


《株式会社二イラ 概要》

 ■代表取締役:和賀 未青(わが みお)

 ■HP

 ・株式会社ニイラ : https://niila.info

 ・HUG : https://hugniila.com

 ■ブログ:https://note.com/bold













行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ
STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。

この他の企業のストーリー

8min read
国際興業株式会社
大量消費される使い捨てスリッパこそ、環境配慮型に。国際興業がバイオマス原料80%以上のスリッパを共同開発した経緯とは
大量消費される使い捨てスリッパこそ、環境配慮型に。国際興業がバイオマス原料80%以上のスリッパ...
6min read
株式会社Mentor For
「スポーツ界に、もっと多様な女性コーチを」 ビジネスで活躍のキャリアメンターが女性コーチの伴走役に
「スポーツ界に、もっと多様な女性コーチを」 ビジネスで活躍のキャリアメンターが女性コーチの伴走...
5min read
山本光学株式会社
子どもの眼の紫外線対策は『親子で楽しむ』。開発者の経験から生まれたキッズ用サングラスとは?
子どもの眼の紫外線対策は『親子で楽しむ』。開発者の経験から生まれたキッズ用サングラスとは? 山...
5min read
酔仙酒造株式会社
「震災前よりも、より良いお米を」陸前高田の米農家の挑戦
「震災前よりも、より良いお米を」陸前高田の米農家の挑戦 岩手県陸前高田市の今泉地区は、藩制時代...
12min read
株式会社エクシング
挑むことが、未来をつくる。30周年記念ソング「JOYSOUND レッツゴー!」に込めた想いとエクシングのチャレンジ精神の根底を探る
挑むことが、未来をつくる。30周年記念ソング「JOYSOUND レッツゴー!」に込めた想いとエ...
5min read
学校法人 順天堂
医師がアプリを処方する時代の幕開けへ!「アレルサーチ」で花粉症治療に新しい風を!~順天堂大学の医師の挑戦~
医師がアプリを処方する時代の幕開けへ!「アレルサーチ」で花粉症治療に新しい風を!~順天堂大学の...
8min read
株式会社大和屋
老舗子ども家具メーカー大和屋が生み出した新しいベビーベッドのカタチ。添い寝ができるベビーベッド「そいねーる」が世の中に広まるまで
老舗子ども家具メーカー大和屋が生み出した新しいベビーベッドのカタチ。添い寝ができるベビーベッド...
4min read
株式会社アルファブル
男性に特化した戦略の設計で理想の女性と出会える!男性のための結婚相談所「ヒーローマリッジ」誕生の裏側
男性に特化した戦略の設計で理想の女性と出会える!男性のための結婚相談所「ヒーローマリッジ」誕生...
8min read
株式会社NTTコノキュー
新しい顧客の購買体験をめざして。パートナーと協力して開発を進めた体験型VR「360Media」がリリースされるまで。
新しい顧客の購買体験をめざして。パートナーと協力して開発を進めた体験型VR「360Media」...
6min read
合同会社EIfer
モンゴル発遊牧民ブランド「ゲルジャパン」が、アフターコロナ時代、日本と世界をもっとよくする話。
モンゴル発遊牧民ブランド「ゲルジャパン」が、アフターコロナ時代、日本と世界をもっとよくする話。...