人と人を繋ぐ”オモシロイ”ゲームを届けたい。Web3 / ブロックチェーンゲーム『Rogue Roll Ruler's』開発のストーリー
株式会社クロスゲームズは「人とゲームを繋ぐ」をミッションとして掲げ、コンテンツをお客様に提供する際に“オモシロイ”を、なくてはならないものと考えています。
“オモシロイ”とはココロを豊かにする最高の要素の一つと考え、また、人と人とがつながることで“オモシロイ”は無限の広がりをみせると考えます。
私たちはチームワークの力を最大化して“オモシロイ”を生み出します。
私たちは“オモシロイ”を提供し、人生を豊かにすることを目指します。
今ある“オモシロイ”を更に別の形へと関連付け、“オモシロイ”が具体的な形になる様な取り組みのひとつとして、新たなゲームの在り方である『Web3ゲーム』『ブロックチェーンゲーム(BCG)』に挑戦しました。
このストーリーでは、ディレクターを勤める伊東の言葉と共に、提供しているコンテンツ『Rogue Roll Ruler's』と“オモシロイ”についてお伝えいたします。
遊んで稼げるRPGゲーム「Rogue Roll Ruler's」
『Rogue Roll Ruler's』は、GameFiプラットフォーム事業を展開するDigital Entertainment Asset Pte. Ltd. (以下、DEA)より提供いただいている「Web3ゲーム」であり、Play to Earn(遊んで稼げる)ゲームです。
Web3ゲームとは、ブロックチェーン技術を用いてゲームで使用するNFTや、ゲーム内で獲得した暗号資産などの所有権証明を行えるコンテンツです。所有権証明を行うことで、ゲームに使用する為に購入したNFTやゲーム内で獲得したNFT、暗号資産などを売買することが可能になります。これに関連し”Play to Earn”、すなわち「遊んで獲得した暗号資産やNFTを取引することにより、経済的な利益を得られる」というゲーム性が特徴となっています。
プレイヤーは「冒険者(キャラクター)」を駆使してダンジョンを進み、お宝を獲得する、というのが本ゲームの大まかな流れとなっています。
ここまでであれば、比較的ポピュラーなゲームの様に思うかもしれませんが、自社で開発を行うにあたり、次の様な捻りをいれて制作を行いましたのでご紹介したいと思います。
”尖りすぎない先鋭化”を目指した開発
何よりも苦労したのは、やはりこの分野に対しての開発側のノウハウがなく、手探りだったところです。どのような市場規模なのか、どのようなゲームが受け入れられるのかを含め、非常にさじ加減、というか、塩梅が難しいと感じました。
また、投資や資産形成、という側面がある業界の為、「全くイメージが出来ない新しすぎるコンテンツ」だと、プレイヤー数の獲得というのが難しくなる、という懸念がありつつ、「よく見る様なゲーム性」では埋もれてしまう、という部分もあったので、「なかなか見ない。だけど新しい」というイメージへと近づけていく様に努力しました。
UIなどはなるべく一般的な配置というか、馴染みのあるようなものに近づけることで、直感的に操作が行えるように(現在も更なるブラッシュアップを行っています)。
しかし導入では「丁寧過ぎないチュートリアル」にする事で「このゲームは色々予想したり、自分で考える必要のある不親切なゲームです」と前置きを行ったり、などです。
とはいえ、現在も遊んでくださっているプレイヤー側の意見などをしっかりと見つめ、運営を続けていくに辺り、どういった点が問題になるか、や、新規でゲームを始めようと思ってくださる方への間口をどう広げていくか、などは今後とも改善や調整、検討をすべき課題と考えています。
多くのユーザーさまに支えられている、という部分は大変嬉しいところではあり、我々が考えていた以上に、ユーザーさまからのご声援や要望などをいただくことがありました。
SNSなどの活用方法などについても考えさせられる事が多く、「ユーザー⇔運営」の距離感がとても近いので、より遊んでくださる方たちの声をダイレクトに受け止め、改善や新しい取り組みに活かせる、というのは強みになると考えています。
ポピュラーなゲーム性+NFTの活用により新しいワクワクを
『Rogue Roll Ruler's』はダンジョンを進むRPGとなりますが、進み方はプレイヤーが操作するわけではなく、あくまでも「サイコロ(ダイス)を振って、出た目の分だけ進む」という、すごろく形式を取っています。
ダンジョンは罠の様なデメリットを発揮するマスや、強力なモンスターがプレイヤーを待ち構えているマスなどが点在しています。
サイコロの出目=進める歩数なので、思い通りには行かないというベースがありつつ、冒険者(キャラクター)のスキルなどをうまく組み合わせて進む、というドキドキした展開を楽しんでいただきたい、というのがこのゲームの一つ目の特徴です。
二つ目は、ダンジョンで手に入れるお宝「獲得した装備」はNFT化することで、他のユーザーに販売することが可能です。
NFTとは、Non-Fungible Token(非代替性トークン)の略であり「ブロックチェーン技術によって管理されているトークン」です。
NFTには一枚毎に「ID」が割り振られて居るので、同じ名前であってもそれは全て個々に存在するデジタルデータとなります。絵画でも工業製品でも「シリアル番号」がある様に、NFTにもそれぞれシリアル番号が割り振られていて、「〇〇〇」というデータの「シリアル番号〇番」を誰が持っているか、という様に、所持者などがわかる様な仕組みとなっています。
装備にはレアリティがあり、強さもそれぞれ異なってくるので、実は自分が販売する装備は他のプレイヤーにニーズがあり、高値で取引りされる、と言った可能性もあるので、NFTに変えずに装備をするのか、NFTにして販売するのか。或いはNFTにはするとして、自分で使うのか。などといった、複数の選択肢が発生します。
この辺りを考えながらゲームを楽しんでいただく、と言うのが二つ目の特徴となります。
プレイヤーが気に入った冒険者を選び、シナリオを想像して楽しむゲームスタイル
プレイヤーのゲームサイクルは前段でお伝えしたものになりますが、ここまでの設計で考えたことは「シナリオをゲーム内に置かない」ということです。
よくあるゲームシナリオというのは、特定の区切り、ポイントとなる地点でシナリオをプレイヤーに提示し、それを読んでもらう、という形になるかと思います。
しかし、本作において「シナリオ」は主役にはならないと考えました。ゲームサイクルに直接的に関与しないというのが一番大きい部分になります。
併せて、今後の展開上、作り手側が「主人公」を提示することに抵抗があった、という部分も大きい要因です。
Web3ゲームという形もそうですが、本作には沢山の登場人物:冒険者(キャラクター)がNFTとして販売され、プレイヤーは自身の気になる冒険者NFTを購入してゲームをプレイすることが出来ます。
※ゲーム自体は冒険者NFTを購入せず、無料でもプレイいただけます。
大事にしたかった部分のひとつに「気に入った冒険者NFTをプレイされる皆さんの主人公にして欲しい」という部分があり、また上記でお伝えしている通り、シナリオがメインとなるゲームサイクルにおいて必須ではなかった為、現在の形にさせていただく事になりました。
ただし、登場人物がいれば物語は付随してくるもの、という考えがありましたので、ゲーム内にはメインたるシナリオを置かず、プレイヤー一人ひとりが想像しながら、それこそ読書をする時の様に「明文化されていない部分の味わい方」を楽しんでいただける様、随所にヒントを置いた設計になる様、心がけました。
たくさんのプレイヤーからの声を励みに、さらに”オモシロイ”コンテンツに育てていきたい
作り手の願い、というのを発信させていただく機会があり、コンテンツを遊んでくださる方から沢山のお声をいただくことが出来ました。
何より嬉しかった事は「こうなって欲しい、と願っていた以上に楽しんでいただけている」という点につきます。
ゲームの内容もそうでしたし、前段でお伝えした「シナリオ」についてもありがたいお言葉を頂戴しました。
今後の展開などでそのお言葉の内容が、良い方向にも悪い方向にも転じていく、というのは常になるとは思いますが、それでも多くの方からのお言葉をいただけたのは、作り手の冥利に尽きる、と思っています。
“オモシロイ”と感じることは、人それぞれに依って違いがある中、一人でも多くの方がその“オモシロイ”に共感し、楽しんでいただくためにも、現在も色々な企画を練り、皆様に提供できるよう検討しております。
また、まだまだ多くの課題があるというのも事実であり、これらをどのような形でまとめていくか、という部分についても、多くお言葉を頂戴しております。
「プレイヤー、ユーザーに提供する」という部分は決して忘れてしまってはいけないですが、同時に「こうなったらいいのに」「こうしてほしい」の要望は、何をするにも出てくるご意見であり、よりそういったご要望を取り入れ、作り上げる事で“オモシロイ”は加速するというのが、開発時期から今時点でも変わらずに大事にしたいことである、と考えます。
■株式会社クロスゲームズ
■Rogue Roll Ruler's
公式サイト:https://rogue-roll-rulers.com/
公式X:https://twitter.com/R3_GAME_JP
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