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「僕らが世の中の電気自動車の流れを変えたい」事前予約可能なEV 用スリム充電スタンド『PLUGO BAR(プラゴバー)』に込められた想いとは。

著者: 株式会社プラゴ

 2018年に設立し、EVユーザー向けおもてなしサービスを展開する株式会社プラゴは、2020年7月21日、全国の宿泊施設・レジャー施設向けに、事前予約可能なEV用スリム充電スタンド『PLUGO BAR(プラゴバー)』の発売を開始しました。

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 『PLUGO BAR』は、2018年に発表された1stプロダクト『PLUGO WALL(プラゴウォール)』につづく、2ndプロダクト。実際のユーザーの声を集めながら、プロダクトとサービスの精度を⾼めて、大幅に機能性を向上させました。同製品に込められた想いから、今後のビジョンまで、株式会社プラゴ代表取締役 ⼤川直樹と、設立時から同社に参画・デザイナーを務める株式会社セイタロウデザイン代表、アートディレクター、デザイナーの山崎晴太郎に話を聞きました。



株式会社プラゴ 代表取締役 大川 直樹

大川精螺工業株式会社代表取締役・社長。

株式会社電通に入社後、ITを活用した新領域プロモーションの企画立案に従事。

2011年から自動車部品製造業の大川精螺工業株式会社取締役として海外事

業・営業を担当。2013年2月にメキシコに移住し、現地法人を立ち上げ。2018年1月年より、同社代表取締役・社長に就任。

「目的地充電」インフラの拡充を通じてEV普及の後押しをすべく、2018年7月に株式会社プラゴを創業。



株式会社プラゴ デザイナー 山崎 晴太郎

株式会社セイタロウデザイン代表、アートディレクター、デザイナー。

企業・サービスのデザインブランディングを中⼼に、グラフィック、WEB、空間、プロダクトと多様なチャネルのアートディレクション・デザインワークを⼿がける。グッドデザイン賞⾦賞など国内外の受賞多数。各種団体主催のデザイン賞審査委員や省庁の有識者会議検討委員を歴任。FMヨコハマ「⽂化百貨店(毎週⽇曜2430-2500)」メインパーソナリティー。株式会社JMC取締役CDO、NPO ATRS WORKS理事。東京2020組織委員会スポーツプレゼンテーション・クリエイティブアドバイザー。

2018年の株式会社プラゴ設立時より、株主・デザイナーとして参画。



―株式会社プラゴ設立の背景

大川:

私は1934年創業の大川精螺工業株式会社の代表取締役社長でもあり、自動車部品の製造を通して、長い間、自動車産業を下支えしてきました。自動車業界は非常に巨大な産業ではありますが、消費者行動の変化により、若者や都心部に住む人の自動車離れなどの問題も抱えています。そんな中で、自動車の電動化や自動運転化は大きく注目されています。

しかし、私自身がいちはやくEV車を購入し、実際に運転する中で、EVが抱える不便な点もたくさん感じました。今後の地球環境改善のためにも、EVの課題を解消することは、社会的課題の解決に繋がると考え、以前に大川精螺工業の新規事業を手伝ってもらったセイタロウデザインの山崎さんに「また一緒にやらないか」と声をかけました。


山崎:

僕自身はまだEV車に乗っていませんが、車がとても好きなんですね。今はクラシックカーに乗っていますが、環境にもいいEVは今後ますます増えていくと思いますし、注目しています。だから大川さんに声をかけてもらった時、まず素直に「僕がEVに乗りたいという状況になったら、一般の人も乗るかもな」と思ったのです。


大川:

私がEV車に乗っていて一番不便を感じたのは、やはり充電面でした。行き先で充電できないと不安なので、外出する距離が制限されてしまうんですね。国が普及させようとしているのは経路充電で、これは自宅から長距離の目的地にたどり着くまでの間に充電することを言います。経路充電では、充電時間を短くするためにハイパワーな急速充電器が必要になります。それでも、給油に比べたら圧倒的に時間がかかるのです。

だから、私は前々から目的地充電が重要だと考えていました。つまり行く途中で充電するのではなく、ゴルフ場や旅館・ホテルなどの目的地で充電することです。長時間滞在する目的地で充電できれば、充電時間を気にすることもありませんし、移動時も余裕や安心感を得られます。

そういうわけで、株式会社プラゴでは、目的地充電をベースに、近未来型のEVチャージャーとそれに伴うサービスを組み合わせ、EVユーザー向けのおもてなしサービス全般を手がけようと決めました。


山崎:

僕はデザイナーなので、「デザインの力で社会をよくしたい」と思っていますし、EVにはまだデザインのメスが入っていないが故に気になっていた点が沢山あったんです。

一番大きいのは、EV用の充電器にデザイン性が欠如していることで、充電器が景観を乱している例をよく目にしていたことです。環境を考慮してEVを選択しているはずなのに、そのエネルギーを供給するEV用充電器が景観・風景を乱しているのはどうなんだろう、と思っていました。極端なことを言うと、環境をよくしようとEVに乗る人が増えれば増えるほど、EV用充電器によって街の景観が乱れていくことになる。それは避けたい。

だから、僕らがこの業界に入ることで電気自動車の流れを変えよう、と思って、チームの一員としてスタートすることにしました。



―1stプロダクト『PLUGO WALL(プラゴウォール)』から2ndプロダクト『PLUGO BAR(プラゴバー)』への進化

大川:

今年から各自動車メーカーがEV/PHVの開発シフトを本格化していて、これから車種もどんどん増えてきます。しかし、「目的地充電」のインフラはまだまだ未整備な状態です。

私達は立ち上げ当初から「目的地充電を増やすためには、設置場所の状況や特性に合わせて、充電器自体の形を変えられる可変性を持ったプロダクトが理想だよね」という話をしていました。


【PLUGO WALL】


山崎:

先ほど話したように、街の景観にとってノイズになるのではなく、風景にEV充電器が自然に溶け込むためにも、場所に合わせて外観を自由にカスタマイズすることができる充電器を目指しました。

第一弾の『PLUGO WALL』も『PLUGO BAR』も同じ思想で設計していますが、『PLUGO BAR』は、よりスリムになり、外装材を各種サイディングから選択することができるので、前以上に設置環境に馴染むプロダクトになったと思います。

ただ、景観へのノイズをなくすためには情報量を減らすことが必要不可欠なので、その限られた情報の中でユーザビリティを高めるために、LEDライトのサインにはこだわりました。光の具合で充電中か完了しているか一目でわかるようにしています。


【PLUGO BAR】



大川:

『PLUGO WALL』を導入してくれたユーザーの声を丁寧にヒアリングし、『PLUGO BAR』では、素材やサイズ感などでもユーザビリティや耐久性を高めています。

また、スリムになったことで、初期投資の設置工事などのコストも抑えられるので、「EVユーザーのためにEV充電器を置いて、きちんとおもてなししたい」と考えるゴルフ場や旅館・ホテル・アミューズメント施設の方が導入しやすくなったと考えています。また、建物自体のデザイン性を重視している高感度な施設の方にも喜んでもらえるプロダクトになったと自負しています。


山崎:

今回は充電スタンドと同時に、目的地充電の事前予約を叶えるウェブアプリケーションも制作しました。たとえ充電器があったとしても「利用が確約できない」という不安を解消し、安心してEVカーでの長距離移動を楽しむことができるサービスをローンチできたと思いますし、EV普及の一助になれたらいいなと思っています。



―株式会社プラゴが今後、目指すもの

大川:

まずは、電気自動車の普及と合わせて、PLUGOの製品が広がることで、EVにまつわるおもてなしのサービスを進化させたいと思っています。

この活動に共感してくれるパートナーが増えることで、単なるメーカーと顧客としてではなく、インフラ・サービスとして、EVユーザーに共に価値を提供していくことが理想ですね。


山崎:

EVが目指すものは、環境と共存する社会です。だからこそ、EVの新たな機能を付与しながらも、既存の物性から⼤きな変化を起こさずに、空間と調和できることが大事だと思っています。プラゴのプロダクトやサービスを通して、EVを取り巻く状況をより自然体に、よりスマートにできたら嬉しいです。



【プレスリリース】

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【公式サイト】http://plugo.co.jp/




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