一社員が創るものづくりの未来。商品企画から設計・製造・販売まで、作り手の見える店舗をOPEN!「遊び心」を大切にしながら夢をかたちに!製造業は負け組なんかじゃない!
加工現場を見ながら商品購入ができるオモシロモノづくり店舗「Wee!HuB」
今年創業40年を迎える切削加工業の株式会社パーツ精工。
金属精密部品の製造を生業としたBtoBの事業を展開しています。
地元の工業高校や専門校の若い世代にとっては、地域を支える仕事先でもあるのですが…
近年、製造業は働き手を失いつつあります。
そして地域の人にとっては何を作っているか分からない「ただの工場」でした。
もっと地域の人たちに会社の存在を知ってもらいたい
製造業に興味を持ってもらいたい
モノづくりの楽しさをより多くの人に共感してもらいたい
そんなくすぶった想いを持ちながら、日々の業務に追われている中で
「商品開発してみないか?」と大田会長(当時社長)から声をかけられた
当時工場勤務 大金誠
当時管理事務 西川綾乃
この2人でプロジェクトは始まりました。
左から、西川・大田会長・大金
声を掛けられたのは今から3年前、
自社ブランドとして「Wee!HuB」(ウィーハブ)を立ち上げ
主にアウトドア用品として、ポケットコンロ「Pokeco」や
ミニチュア薪ストーブ「小薪」、蚊取り薪ストーブ「MOSQ」などを販売。
常に「遊び心」を忘れずに、最近では日用雑貨まで分野を広げていき、販売をしています。
左から「Pokeco」・「小薪」・「MOSQ」
自社ブランドを作るきっかけとなったのは仏壇?!
新社長 大田佑一郎を就任とした、会長 大田憲治は、かねてより自社商品の開発を独自に行うほどのアイデアマンです。なかなか持続させる人材やアイデアに恵まれず販売部門を作れずといった背景もありました。
1年をかけて開発した金属製の仏壇を会長になったきっかけとともに販売してみよう!という部署がWee!HuBの前身でした。
機械2台が置かれた作業場。作業者、大金と事務員、西川の2名を任命。
設計経験も販売経験もない二人のスタートです。
試作品の仏壇
機械2台が置かれた当時の現場
自分たちのものづくりが使えるものに変わる喜び
もちろん仏壇には興味のない二人でした。
販売ルートなども持たない1部署には重い題材の商材であるため
それに限らず自社の技術で何かを作り出すことから始めてみる事にしました。
初の開発はまず好きなものを加工していくこと。
工場の端材や改善などに費やしたアイデアを今度は使えるものに変える。
大金の趣味であったキャンプ道具を製作し始め、クラウドファンディングに挑戦。
意図的に仏壇から遠ざけようと試みたアイデアは2000パーセントを超えるヒット商品に変わり、会社をその気に、自分たちの開発意識も“その気”にさせました。
切削加工による削り出しで作られた「Pokeco」
Wee!HuBは歯車であり、中継点
「株式会社まごころ」など、会長のアイデアネーミングも押しのけ
Wee!HuB(うぃーはぶ)➡ヒアリングでは私たちは持っている。と身近なものを連想させ、HuBは中継点を表し、モノづくりと人とをつなぐことを目的とし、ロゴ上部の手のマークはOを描き、HOBBYの意味を持たせました。
Wee!HuBは遊び心を持ったブランドとして歩き出しました。
流行りの始まりと終わり
キャンプブームは長くは続かず、足掛かりとした商品達はブームとともに販売を落としていきました。
「流行るものを作る。」それは簡単な事ではなく、アンテナを張り続けて売れるものに便乗して、を繰り返すことにあります。また、流行りや利益に走っては本来の自社の技術を売るという目的から離れてしまう事も感じていました。
自分たちがやりたいことは手に取って日本製ものづくりの精巧さや、細かい気配り、愛情などを感じて購入を決めてほしいという点である事、に気が付きました。
イベント出店や自主企画イベントなど触れ合いを重視した販売手法に変化していき、
イベントを通じて知り合った方々は欲しいものに秀逸なアイデアもお持ちでしたので、
それを聞きたい、感じたい という願いが生まれてきたといえます。。
イベント出展風景
世界に誇れる日本のモノづくり
モノづくりで繋がる人の縁
昨年2023年11月には、地域の個人店約40店舗を集めて行った自主企画イベント「三郷市オシャンの会」で小さな会社敷地に1300人を超える人が集まりました。
もっと地域の人間が地元企業に就職し、会社も暮らしも豊かになる未来は、働いていくそれぞれが創っていく必要があると考え、地域を盛り上げる笑えるイベントとして立ち上げました。
全て自分で!Wee!HuBはそういう場所
イベント後の片づけやレイアウト変更の際ふと沸いたアイデアが店舗化です。
自分たちの商品を格好よく販売したい。という想いが始まりです。
まずは外装。緑一色の会社イメージカラーにアクセントの板張りの店舗外観。
デザインは西川、イラスト趣味が功を奏し会社への投資願いをイメージしやすくイラスト化。大工はお手の物、大金が施工。新しく弟子(橋野)も加え面白いアイデアがみるみるうちに生まれていくのを感じ、店舗作りには3人が一体となる感覚がありました。
近所の木工屋さんに廃材をいただくなどし、店舗らしく改装をしました。
触れ合う場は自分たちで。それを快く許してくれた会社と、どこか楽しみに見守る社員達がパーツ精工という会社を明るくした印象です。
「心のキャッチボールを大切にしよう」の会社スローガンはコロナ渦やそれに影響した生活様式の変化で取り戻す事が難しいものになってきました。
社員達も加工品を見にいらっしゃるお客様もつなげる場所としてWee!HuBの店舗は存在しています。
店舗の中の内窓からは実際に機械加工している様子が見れるのがWee!HuBならではのオモシロポイント!
ものづくりの隣で商品に触れ合ってみませんか?
全てお手製の外装
お手製の内装!もちろん棚やレジ台もお手製です
「Wee!HuB」2024年1月21日11:00~OPEN!!
オープン記念に向けてプチイベント企画中!!
【住所】〒341-0034
埼玉県三郷市新和1-170 株式会社パーツ精工敷地内
Wee!HuB代表:大金誠
TEL:048-953-2401
Wee!HuB直通:080-3691-8164
会社HP:https://www.parts-seiko.com/
Wee!HuBショップ:https://weehub82.thebase.in/
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