琉球ゴールデンキングス、沖縄市の魅力を発信沖縄アリーナと共に“地域振興”を「エンジョイ・オキナワ・シティ・デイ」
琉球ゴールデンキングスは1月20、21日の両日、沖縄アリーナで行った宇都宮ブレックス戦に合わせ、ホームタウンである沖縄市の魅力を発信する「エンジョイ・オキナワ・シティ・デイ」を開催した。
今年で3回目となる今回は、昨年8月に開業した「レフ沖縄アリーナbyベッセルホテルズ」や、コザ一番街商店街など周辺の店舗でつくる「キングス商店街」でも同時にイベントを実施。2日間で累計1万6671人が沖縄アリーナに来場し、アリーナや市街地でお祭りのようなにぎわいが見られた。
沖縄アリーナを拠点とし、キングスが中心となって広がる地域活性の取り組みに密着した。
◾️アリーナの“熱量”を市内に広げる
「沖縄をもっと元気に!」という理念を掲げ、地域密着を重要視してきたキングス。また、キングスのホームアリーナである沖縄アリーナも沖縄市の地域振興を図るという大きな役割を持つ。県内で開催される様々なイベントの中でも大規模な8千人超の集客力を持つキングスのホームゲームで、今回のようなイベントを企画することは大きな意義を持つ。
キングスのブランディング責任者の喜屋武裕乃氏は、「沖縄市をホームタウンとして活動する私たちにとって、沖縄市の地域活性と経済振興に貢献していくことは球団としての使命だと考えています。地域の皆さまと協力し、これまで以上に活動を活性化させるために努力していきたいです。」と使命感を持つ。
キングスのグループ会社であり、今回の試合の冠企業である沖縄アリーナ株式会社の片野竜三取締役は「アリーナの存在意義は、交流拠点として地域を活性化することです。キングスの試合があれば多くの人が来場してくれるので、行政や企業、商店街の人たちと協力することで、この熱量を地域に広げていくことができます」と説明。
沖縄アリーナ株式会社取締役 片野竜三氏(左)
琉球ゴールデンキングス ブランディング責任者 喜屋武裕乃氏(右)
沖縄市の魅力をアピールしたこの2日間は市外在住者やアウェーチームのファンが試合後に商店街で飲食をする様子も多く見られた。今回で3回目の開催となったエンジョイ・オキナワ・シティ・デイだが、キングス商店街で委員長を務める一番街商店街青年会の親川雅矢会長は、年々効果が表れていることを肌で実感している。
一番街商店街青年会・親川雅矢会長
「以前は市外から来るキングスファンの商店街に対する認知度は低かったですが、今は全然違います。昨年6月に商店街やコザゲート通りでキングスがBリーグ優勝パレードを行い、約2万人もの人が集まったこともあり、キングス商店街のSNSアカウントをフォローしている人も格段に増えました。市内の商店街は高齢化もあって横の繋がりが希薄になった時期もありましたが、キングスの試合前後に商店街を訪れる人が増加したことで活気が生まれ、『もっとこうした方がいい』など積極的に意見が出るようになりました」と親川会長はうれしい変化を語る。
コザ商店街(キングス商店街)の同イベント当日の様子
沖縄アリーナ内・キングス商店街ブースの様子
◾️進む「ホテル×商店街」の取り組み
昨年はキングスの優勝以外にも、市への集客力の強化に向けてもう一つ大きな出来事があった。沖縄アリーナから徒歩7分の好立地に位置するレフ沖縄アリーナbyベッセルホテルズの開業だ。コザ運動公園内の敷地に建設され、キングスや沖縄アリーナと同様に沖縄市の経済発展や公園の利活用を促進する役割を担っている。
これまでアリーナ近隣にはホテルが少なかったが、市外、県外から来た人が宿泊して滞在時間が延びれば、市内での消費額の増加も見込める。親川会長は「キングスの試合では宿泊して来ることが当たり前になってほしい」と期待感を語る。
ホテルの運営を行うすこやかホールディングス経営企画部の上地貴部長は「この2日間はアウェーの宇都宮ブレックスのファンが多く宿泊し、試合後にはチェックインの列が外まで伸びました。ゴールリングや選手ロッカーがあるキングスのコンセプトルームも用意して、キングスと連携した誘客を図っているので、今後は宿泊とキングスの試合観戦をセットにしたプランなども展開していきたいです」と意気込む。
すこやかホールディングス 経営企画部部長 上地貴氏(右)
同 未来創造室 課長 宮里祥子氏(左)
さらにレフ沖縄アリーナは商店街との連携強化も進めている。この2日間では、商店街の店舗で使えるクーポンを宿泊者に配布する実験的な取り組みを行い、実際に利用された。市内を移動するための交通インフラが課題の中、今年4月からは沖縄市が運行する循環バスもホテルに停まるようになる。
◾️「子どもの夢を応援」学生がグッズ製作・販売も
地域活動を積極的に行うキングスでは、この日に合わせて、キングスと沖縄市が子どもたちの夢と成長を応援する「ホームタウンドリームプロジェクト」に関連した取り組みも実施。宮里中学校1年の中山聖鈴葉さん、知念麗愛さん、2年の中山美鈴夏さんの3人はアンケートなどの市場調査を通してトートバッグとキーホルダーのキングスグッズを製作し、この2日間にアリーナショップで実際に販売までを行った。
デザインや締切の厳守など苦労も多かったが、無事に販売までこぎつけ、3人は「とても楽しかった」とにっこり。将来デザイナーを目指している中山美鈴夏さんは「滅多にできないことができて光栄です。この経験を将来に生かしていきたいです」と目を輝かせた。
試合後には桑江朝千夫沖縄市長へ成果発表会も行なった
◾️子どもから大人まで沖縄市の魅力をたっぷり体感
沖縄アリーナ2階の通路には選手のサインなどが当たるキングス商店街の抽選会や、沖縄市上地にあるエイサー会館が用意したエイサーの衣装着付け体験コーナーなどを設けた。屋外の芝生エリアでは沖縄市料理飲食業組合のフードトラック14店舗が集結した「沖アリグルメフェス2024」が開かれ、各店とも長蛇の列ができる人気ぶり。試合のハーフタイムには市内を拠点とする「なかのまちヤカラーズ」のパフォーマンス、「東青年会」の伝統エイサーが会場を盛り上げた。
沖縄アリーナという新たなランドマークを拠点に、今までになかった人の流れが生まれてきている沖縄市。琉球ゴールデンキングスは、これからも観戦する方たちが一人でも多く街に足を運び、地域がより活性化していくよう、ホームタウン沖縄市の魅力を伝える活動に力を入れていく。
■エンジョイ・オキナワ・シティ・デイとは
琉球ゴールデンキングスの試合日に開催し、食や伝統芸能などを通してホームタウンである沖縄市の魅力を体感してもらうイベント。市内の商店街などと連携し、開催は今年で3回目。キングスが主催し、沖縄アリーナ株式会社が冠企業。
<関連リンク>
▽琉球ゴールデンキングス公式サイト
▽ホームタウン沖縄市の魅力が詰まった「Enjoy Okinawa City Day 」実施のご報告
https://goldenkings.jp/news/detail/id=19534
▽「キングス×沖縄市 ホームタウンドリームプロジェクト」 沖縄市内児童センターに通う子どもたちとキングスグッズを製作
https://goldenkings.jp/csr/detail/id=19490
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