コーチング×ブランディング。自然体で経営できる「本音のビジョン」を見つけるための『自走ブランディング』の支援とは
組織開発、ブランディング、クリエイティブを行っているランニングホームラン株式会社では、心理学を応用した新しいブランディング支援サービス『自走ブランディング』をスタートしました。これは、経営者の胸の奥底に眠る『本音のビジョン』をエグるセッションによるブランディング支援です。「これまで上手くいっていたけど、なんだか成長が鈍化してしまった」「社員が増えた結果、理念がしっかりと浸透しなくなってしまった」「社員の成長に満足ができなくなってしまった」等の悩みを抱える経営者たちの「本当の願い」を見い出し、他の誰かの価値観や社会のニーズに縛られることなく自然体で経営するためのビジョンを見つけていきます。
自走ブランディングは、コーチングとブランディング、それぞれのメソッドを応用しながら企業の法人格を見つけ、その潜在意識に踏み込んでいくワークで構成されています。デザイン重視のブランディング、社員の総意や中央値を探るブランディング、組織開発系のコンサルティング等とは異なるアプローチを用いて、まずは経営者が快くいられ、その気持ちにストレートかつブレずに経営していける状態まで導いていきます。このストーリーでは、そんな自走ブランディングが生まれた背景や世の中に提供すべき理由についてお伝えします。
創業10年、コピーライターの会社からブランディング会社へ。
創業は2014年。もうじき10周年を迎えます。創業の経緯は至ってシンプルです。代表の恩田がコピーライターとして独立し、フリーランス活動を開始したこと。そのため当初は、広告企画やコンセプト、そしてキャッチコピーなどを中心に制作していました。
そこからどんな経緯でブランディング会社へと変貌したのか。その進化の源流となるモットーがあります。それが「又聞きで仕事をしない」というものです。たとえ代理店経由であっても直接クライアントと会うこと、そして可能であればサービスやプロダクト開発者の声も直に聞くこと。営業窓口やクライアント担当者の要望のみならず、よりリアルな生の声を「言葉づくり」に活かしていくことを大切にしていました。そんな想いから「又聞きで仕事をしない」というモットーが自然と生まれ、そのスタンスが評価されたのか、コピー単体の案件から広告戦略や企業のフィロソフィーづくりを行うブランディングワークへとシフトしていきました。求められる『言葉』も企業スローガンやMVVなどへと変化し、現在提供しているコーチングとブランディングのメソッドをハイブリッドさせた『自走ブランディング』の源流となっています。
潜在意識に基づいてブランディング支援を行うサービス『自走ブランディング』
弊社オリジナルのメソッドを用いた企業ブランディング商材。それが『自走ブランディング』です。大きな特徴は、顕在意識ではなく潜在意識に基づいてブランディング支援を行っていくという点です。「決断がブレはじめた」「社員の離職が多い」「急拡大した結果、理念が薄まった」「会社の本当のビジョンが見えない」「他社との違いが見いだせない」など、経営者たちの悩みやペインを心理学的アプローチから解決へと導くブランディングサービスです。
会社が成長しているのに経営者の不安が募るのは、ビジョンファーストで起業していないから
そもそも多くの会社がビジョンファーストで起業していません。コピーライターがフリーランスで独立したことから事業がスタートした弊社がその例なのですが「社会をより良くしたい、そのためにこの商材やサービスを広めていきたい」といった、確固たる想いを持って起業したわけではなく「やっていける気がしたから独立した」「いずれは自分の会社をやってみたいと思っていた」等のモチベーションで事業をスタートしてしまったことが、一周回った後の悩みや不安の原因に繋がっていると思います。そのため創業初期フェーズでは「独立してもやっていけるかな」「仕事が減ったらどうしよう」「どうやったら仕事が増えるだろうか」といった悩みばかりと向き合い、自分自身のやりたい事と向き合う時間が少なくなるのだと感じます。
そして、経営上の悩みを解消するためにマーケ思考を駆使して世の中のニーズに併せた決断をしていくことになります。経営者たちは、ビジネススキルやコミュニケーションスキルに自信を持っており、また総合的な能力も比較的高い。そこに加えてハングリー精神や活力もあるため、マーケ思考に基づくだけでも会社を成功に導くことができます。しかし、本当の悩みはその成功の先に待ち受けているのです。
社会のニーズに囚われてしまい、自分の本音を見失ってしまう経営者。
一定の売上や社員数に到達した頃になると、属人的だった業務が徐々に組織化されていきます。そのタイミングで「組織としての軸」の重要性に気付くケースをたくさん見てきました。採用の人材要件、社員の評価指針、給与制度の仕組化、マネジメント育成指針、中期経営計画の策定など、多くの「決断」を迫られる際に、拠り所となる組織の軸が実は不明瞭だったことに気付くのです。多くのベンチャー企業や第二創業期を迎えた組織はこのタイミングでMVVやフィロソフィーの明文化を行います。もしくは、創業当初から掲げていた言葉を、このタイミングで大幅にリニューアルするケースもあります。
しかし、その言語化を行うタイミングで経営者の悩みはさらに深まっていきます。「自分って一体何がしたいんだっけ?」と。ある程度、会社を成長させてきた自負がある一方で、それは他者の価値観を満たすための行動であり、自分自身の価値観に従った行動ではなかったのかもしれない。不安を解消したり、社員に給与を支払うために一生懸命頑張った自信はあるが、その不安が解消された今、自分の次なる情熱はどこが起点となり、一体どこへ向えばいいのだろう。そんな自問自答を繰り返しても一向に答えは出ません。なぜなら、これまでの自分を突き動かしてきた原動力は「不安の解消」と「社会のニーズ」を基にしているため、自分の気持ちを原動力にする特訓をしていなかったからです。
コーチング×ブランディング。経営者の本音をエグり、自然体で経営を行えるようにする。
私たちが提供している『自走ブランディング』は、自問自答の先にある本音のビジョンを見いだすためのメソッドとなっています。
そもそも私(恩田)自身が、ブランディングという言葉に対して懐疑的でした。
というのも、コピーライターとしてコピーや企業の指針となるMVVを提供したとしても、それらを扱いきれていない会社さんが多く見受けられました。会社の綺麗なところばかりにフォーカスが当てられ、綺麗じゃないところは隠してしまう。
アプローチの仕方は、デザイン・コンサル…さまざまあれど、従来のブランディング手法に閉塞感を抱いていました。
そこで、綺麗に額に飾られるような言葉よりも、日常生活で使われるリアルで納得感のある言葉を提供し、ブランディング会社が介入しなくても経営者、ひいては社員が自分達で手放しで走っていけるような状態になるまでを支援をしたい。そんな想いから『自走ブランディング』が生まれました。
従来のブランディングワークでは、ボードメンバーや現場社員とのセッションを通じて「意見の中央値」を抽出しておりましたが、そこにコーチングや心理学のメソッドを応用することで、表層化された意見だけではなく、無意識に存在している真の価値観まで彫り進めることが可能になりました。もちろん催眠術的なものではありません。まずは、数名のボードメンバーを集めて3~5Daysのセッションを行います。セッション初日は企業の法人格をキャラクタライズすることからスタートし、どんな外見なのか、どんな本を読むのか、好きなことや人は何か、逆に嫌いなものは何か等、学術用語を排した一般的な議論を基に『法人格』を見いだして行きます。
その後、法人格のこれまでの行動や過去の決断背景を議論していき、まずは表面化された顕在意識による課題や望みを抽出します。しかし、この顕在意識はあくまで自分ではない他の誰かのニーズや価値観に基づいたものになります。実はその裏側に本音があるのですが、この時点では気付けません。固定観念に基づく「思い込み」が阻害しているからです。
例えば、痩せたいと言いながら痩せられない人がいるとします。数日はダイエットを頑張りますが長続きしない。あるあるの話ですよね。この話でいうところの顕在意識は「痩せたい」です。でも本当は、痩せたいのではなく褒められたいことがその人の本音だったりする。
つまり「痩せたい」は単なる手段のひとつであり「褒められたい」という本音が見えれば、痩せることよりも自分に合った別の方法が見つかるかもしれない。その「褒められたい」のような潜在意識を法人格からエグり出していくのがDAY2以降のワークとなります。先ほどの例で言えば、褒められたい人は「痩せないと褒められない」と思い込んでいる状態です。別に、褒められる方法は他にいくらでもあるのに、なんとなく社会通念上「痩せないといけない」と思い込んでしまっているのです。この思い込みこそが本音のビジョンを隠してしまっていると私たちは考えています。
逆に言えば、思い込みが外れた本音さえ見えれば、自分本来の自然体の想いが見えてきます。深層心理で求めている本当の願望のことです。それが経営者の次なる原動力となりますし、自然体の本音だからこそ判断に迷うこともない。だから「自走できる」ようになるということです。
「法人格」を主人公にセッションを行うことで、ボードメンバー全員の目線が統一され、本音を引き出すことができる
自分のことは、なぜか自分ではよくわからない。だから、自分にとっての正解がわからない。従来のコーチングは、そういった悩みを解消すべく1on1形式で自問自答をサポートしてきました。弊社の自走ブランディングでは、それをボードメンバー数名と共に「法人格」を主人公に行っていく方式をとっています。しかし、その法人格とは8割方が経営者そのものだったりするのです。弊社でもテスト段階でブランディングセッションを行いましたが、ランニングホームランの法人格はまさしく代表の恩田そのものでした。しかし、恩田以外のボードメンバーはそのことに気付かないままセッションを進めていきます。その法人格の弱いところ、思い込んでいるところ、まだまだ足りないところなど、色々なウィークポイントを忌憚なく発言をしていくのですが、代表の恩田にはひとつひとつの発言がグサグサ刺さっていました。もちろんボードメンバーに代表を傷つけるつもりなんてありません。当人たちは、法人格相手だと思っているため忖度なく思ったことをそのまま発言できるのです。
しかし経営者だけは違います。「それって全部自分のことじゃん」と自覚するのです。それが、このセッションの一番辛い点かもしれません。しかし、諦めずに最後までセッションを行うと光明が差し込んできます。自分でも気付けなかったような思い込みが取れ、本来あるべき自社の原型が見えてくるのです。しかも、セッションを行うことでボードメンバー全員の目線も統一され、忌憚のない彼らの本音も聞くことができます。
自社の核は何か。軸をどこにするか。この先何を為すべきか。皆が、自分で見いだすことができる機会になるため、改めてボードメンバーへの理念浸透を行う必要もなくなります。
「めちゃくちゃ納得がいく。合点がいった。でも、本当に自分中心にしていいのかわからない」
『自走ブランディング』を提供し始めて気付いたのですが、このセッションは実際に重大なペインを感じている企業にしか刺さりません。絶賛成長中の企業だったり、停滞はしているけど維持できている、というような企業にとっては「本音のビジョン」の重要性が感じづらいのだと思います。もっと言ってしまえば、自分の潜在意識に従った行動を取ることを「自己中心的で良くないことだ」と感じてしまうのだと思います。
しかし私たちが思うに、他者や社会のニーズに従っていたり、それを叶えていく先には必ず「自己中心的な思想」が出てくると考えています。もちろん、何でも自己中であればいいというわけではなく、他者や社会のニーズに従って会社を拡大していった先には自己中心的にならねば決められないような決断に迫られるということです。その決断は一つや二つではありません。大小はあれど、数十、数百にのぼる決断を行う中でボタンの掛け違いは往々にして生まれます。その頃になって、企業の骨格部分がミシミシと鳴り始めます。はじめは鈍痛、だんだんと激痛へと変わります。
経営者の多くが実感されていると思いますが、マーケ思考や市場調査だけでは決められない決断に迫られたときに「自分は何がしたいんだっけ?」という問いにぶち当たる場面が必ず出てきます。ですから、重大なペインを感じ始める前に、本音を解き明かすことはとても重要ですし、その先の決断にも大いに役立つはずです。
「かくいう私(代表・恩田)自身、このワークセッションを受けた後に、頭の中の霞が晴れた感覚がありました。もちろん、すぐに自分の本音に従って行動を調整できたかというとそうではなく、新しい悩みも生まれ続けましたが、大きな決断の軸だけではブレないようになった感覚がありました。常に自分の現在地を知っている状態と言うんでしょうか。地図は自分の現在地がわからないと使いようがありませんよね。それと同じで、今の自分がどこに向かっている道中なのかがはっきりわかるようになったのです。これは経営者にとってはとても重要な情報だと感じます。
現状2社(IT企業・大手飲食店グループ)にご導入いただき、プロジェクトを進めている最中ですが、社員数が倍増するなど…確かな手応えを感じております。
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