花嫁の招待状「起業」「ハンドメイド販売」「好きを仕事に」全ての先駆けだった。
自分の結婚式を機に始めたARARSは、1万人以上の花嫁から支持され続け15周年を迎える。
ARARSとは
2005年に誕生したウエディングペーパーアイテム(招待状・席次表・席札)を始めとするオリジナルウエディングアイテムを販売するオンラインショップ。(株式会社プチトリアノン)
ウエディングドレスに欠かせない、本物レースをウエディングカード1点1点に手作業で施して製作している。
存在感あるペーパーアイテムは、結婚式にこだわる花嫁たちから指示され続け、今年15年の節目を迎える。
デザイナー山内美穂のストーリー
2005年、自身の結婚式を終えた後に一人で立ち上げたARARS。
◆起業
◆好きを仕事にすること
◆オンラインでハンドメイドの作品を販売すること
今では当たり前になっている様々なことの先駆けである。
当時は「起業している」というと、趣味に没頭しているくらいにしか思われていないのだろうなという印象を受ける反応が多かった。
育った環境からはぐくまれた集大成を実現
子どもの頃、父が海外出張のお土産で買ってきてくれる可愛いカードを集めていた。
オートクチュールの洋服を作っていた祖母と、人形作家の母の影響でいつも「手作り」が身近だった。
初めてレースを紙に貼り付けてカードを作ったのも子どもの頃。
結婚式の招待状を作り始めた想い
2004年頃は結婚式の招待状というと「寿」と一文字書かれているだけというようなシンプルで無機質なものが一般的で、装飾された招待状は珍しかった。
結婚式という華やかなご案内なのだから、海外のグリーティングカードのようにかわいくて華やかで存在感あるものでも良いのに。
と思い、自分の結婚式ペーパーアイテムを作ったのがARARSの始まりとなる。
結婚準備をしていた当時、夫は仕事で中東に駐在しており、自身は日本でファッションデザイナーの仕事をしていた。
離れて暮らしていたため、世界を繋ぐ空と海の色「ブルー」をテーマカラーとし、季節のクリスマスを取り入れて1点1点招待状・席次表・席札を作成。
受け取ったゲスト達からの反応から、
◆結婚式は招待状から始まること
◆招待されるゲストはたった1通の招待状からふたりの姿を思い浮かべたり、当日までの期待感が膨らむということ
◆当日ゲストの手元に残るペーパーアイテムは話題の中心となること
をあらためて実感。
ぺーパーアイテムは小さいけれど、ふたりの結婚式の印象を大きく左右するものであることを確信することとなる。
ハンドメイドを「作品」ではなく「商品」に
個人がオンラインでハンドメイドの作品を販売するプラットフォームがたくさん出来た今と違い、2005年はインターネットでモノを買うこと自体がまだ少し不安があるという印象の時代。
ただでさえ、インターネット上のお店から購入することに不安を感じる人が多い中、個人が手作りしたものを売っていることに対する冷たい声もあった。
安心して注文してもらうことが出来るよう、個人事業主であること、一人でやっていることは出来るだけ隠していた。
会社の規模さえ隠せば、ふたりの結婚式のテーマを伝える存在感ある招待状はあっという間に一人では作り切れないほどの受注を受け、オープン半年を待たずに人へ任せる仕組みを作り始めることとなった。
ARARSのペーパーアイテムは趣味ではなく、プロのハンドメイドであるというプライドと責任感がどんどんクオリティを高くしていった。
ハンドメイドは「作品」ではなく「商品」になれる。
在宅で出来る仕事を細分化
「リモートワーク」という言葉はいつ出来たのだろう。
ARARSでは2005年から取り入れてきた仕事の仕方のひとつである。
会社の雰囲気を身をもって感じ、モチベーションをキープしてもらうため、週に数回の出勤日を設け、その他は自宅で仕事を進めるやり方を積極的に取り入れてきた。
受注状況、進行状況は出勤しているスタッフが誰でもわかるように明確にすること、仕事を細分化することで子どもの急な体調不良などで出勤出来ない人がいても支障が出ることなく進めてくることが出来た。
幸せなことに関わる仕事だから
働いている人がARARSを好きで、仕事が楽しいと思っていることが大前提
この考え方はオープン15年を迎える今でも変わっていない。
ARARSのウエディングアイテムは
♪ひとめぼれするものであること
♪ふたりのWeddingのテーマが伝わるものであること
♪テーブルコーディネートの主役になること
をコンセプトに作られてる。
デザイナー自身が全てのデザイン、商品撮影、Web製作を手掛け、
スタッフ達がお客様対応、オーダー品の製作を行っている。
ほぼ全ての商品撮影を自宅アトリエにて、趣味のインテリアで集めた小物をスタイリングして行っている。
心が震える招待状を贈ろう
新しいライフスタイルの中で結婚式のあり方が今までと変わることは決定的である。
しかし、結婚式がこれから始まるふたりの長い人生のスタートラインであることは変わらない。
困難で立ち止まった時には、ふたりが同じ気持ちで戻れる大切な日。
家族と親しい友人だけの小規模結婚式が主流になっていくのだろうか。
紙で便りを習慣が減っている時代だからこそ、
大切な節目の日の幕開けには、ふたりらしさが伝わる
「心が震える招待状を贈ろう」
ARARS(アラース)
公式オンラインショップ
公式インスタグラム
https://www.instagram.com/arars.pt/
デザイナー山内美穂インスタグラム
https://www.instagram.com/arars.wedding/
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