伝統を守りながら新たな銘品を生んだ若手社員の新企画「プレミアムライン」と和洋菓子への想い。創業86年を紡ぐ松永製菓の未来への取り組み
当社のこれまでの歩みと信条
松永製菓株式会社は、1938年から続く老舗ビスケットメーカーです。当社は半世紀以上に渡りお客様のニーズに答え、笑顔溢れる時間が過ごせる商品を作り続けて参りました。
本ストーリーでは、時代の変化に寄り添う「プレミアムライン」の拡大と当社の「和洋菓子」を生かした新商品開発を若手社員がアイディアを出し、長年の生産技術と知識を生かした商品開発を進めていくまでの経緯をお話しいたします。
松永製菓の創業と成長の歴史。伝統と革新が織りなす「和洋菓子」とは
松永製菓株式会社は、1938年に名古屋市西区にて創業し、1966年に当社のメイン商品である「しるこサンド」を発売いたしました。
しるこサンドは、これまでにない「和のあんこ」と「洋のビスケット」を掛け合わせた商品として、発売から半世紀以上たった現在も多くのお客様にご愛顧頂いております。
そして、2015年に「しるこサンドを贈り物にしたい」というお客様のご要望と時代のニーズに答え、構想10年の時を経て「生しるこサンド」を発売しました。
生しるこサンドがヒットし、過去最高売上を達成。より多くのお客様に提供できるよう工場新設へ
生しるこサンドは、発売時は要冷蔵商品として実店舗限定の商品で連日長蛇の列をなすほどの人気を博しました。
発売から2年後には、遠方へのお手土産としての需要を受け常温化に成功。フレーバーをつぶあん・こしあん・抹茶の3展開に増やし名古屋の新たな銘菓として育ってまいりました。
そんな生しるこサンドも百貨店・駅構内・空港など愛知県の主要交通機関に販路を広げ、需要も拡大していきました。
2020年のコロナ禍でも売上を伸ばしていき、昨年は過去最高売上を達成。そしてより多くのお客様にお届けできるように2024年9月に生しるこサンドなどのプレミアムラインを製造する工場の新設を決定しました。
プレミアムラインの新工場建設
新工場「MATSUNAGASEIKA LAB.」は、施設と製造設備に約5億円をかけ建設。これまで当社で取り扱いが難しい原料や製法にもチャレンジできるよう、製造設備を見直しました。約1,200平方メートルの敷地には、工場の中を一部見ることのできる場所や多目的ルームを設け、地方自治体と連携し未就学児~小学生までを対象とした食育講座を開催します。
また同施設内に新店舗「SHIRUKOTTE」では、和洋折衷を「昭和レトロ×北欧モダン」に落とし込んだMATSUNAGASEIKA LAB.で製造するプレミアムラインを販売し、その場で食べられるイートインスペース・カフェも設け、地域社会だけではなく、遠方からの観光地としても来たくなる施設にする予定です。
若手社員の情熱と地域愛が結実。新店舗「SHIRUKOTTE」の誕生とその魅力
そんなプレミアムラインを販売する「SHIRUKOTTE」は、当社の若手社員が挑戦できる場所にしたいと思っていました。
これまでも当社では、20~30代の社員達に固定概念をなくし様々なヒントや中堅・ベテラン社員からのアドバイスを受けつつ、新商品開発に取り組める開発体制を整えておりました。
コロナ禍からのライフスタイルの変化や、原材料の高騰を受け、昨今は、お菓子時間の2極化が進んでいると感じ、当社がお客様に出来ることを考え、大切な人へ贈り、もらった側もあげる側も「笑顔」になるお菓子で一過性のものではなく永く愛される銘菓を作るべく、ニーズとも感覚の近い世代である社員達に商品開発を担ってもらいました。
地域にとって、新たなランドマークを目指して
交通の要所として毎日多くの車が行きかう街「小牧市」。新設するSHIRUKOTTEは、そこに本社を置く当社として観光名所となり地域の皆様の憩いの場になる施設にしたいと考えています。
ベビーカーや車椅子の方もご来店しやすいように、1階部分は、店内全てバリアフリーにしており、お手洗いもバリアフリートイレを採用。そして、バスツアーの誘致も可能なバス専用駐車場も完備した約50台駐車可能な駐車スペースもご用意しました。
店内からは、生しるこサンドなどの製造風景を一部見ることができるので実際の製造風景を楽しむことが出来ます。
また、2階の多目的ルームでは、当社がこれまで取り組んできた食育講座をより充実させたいと考えています。
例えば、小学校低学年までのお子さんには、親子で「おやつ」を作り楽しんで食べる喜びを得られる「オリジナルパフェ作り」、中学生くらいの学生には、「補食」とはどのようなもので自分達の助けをしてくれる存在なのか、などを学べるような講座を開きたいと考えております。
もちろん、SHIRUKOTTEでのイベントも行い、人が頻繁に交流できる場所にしていきたいと思います。
新たな和洋折衷の美味しさを追求した「喫茶店の恋人」と「kukka kukka」
プレミアムラインから新たな銘菓として旅立つ「喫茶店の恋人」と「kukka kukka」をご紹介したいと思います。
▼喫茶店の恋人
全4話のストーリー性を持たせ、お菓子とともに物語も楽しんでいただけるお菓子に仕上げました。
第1話となる今回は、街角のレトロな喫茶店に勇気を出して扉を開いた主人公。マスターが入れてくれた珈琲は、ほっとするやさしい味が広がり、また飲んでみたいという気持ちにさせます。
そんな主人公が味わった、喫茶店でのほろ苦いコーヒーの味わいを小さいカップに詰め込んだお菓子です。
カップ型に仕上げた、ひとくちで儚くホロホロとほどけるタルト生地とあずきコーヒー風味のアパレイユにクリームとあずきをアクセントで加えました。
少しだけ勇気を出して踏み出した、新しい出会いをお菓子に落とし込み、小さいコーヒーカップは、左右両方の取っ手の向きを用意し写真を撮る時に2人一緒に楽しめる仕様にしました。
また、パッケージには、移り変わる主人公の心情を窓枠の中に見られるように、主人公が描かれたリーフレットが入っており、珈琲を楽しみながらワクワクする気持ちを伺うことが出来ます。
▼kukka kukka
kukkaとは、フィンランド語で「お花」を意味します。
お花モチーフは、「幸せ」の象徴。小さいお菓子1つでも幸せな気持ちになれるようにふんわり柔らかい花びらとツンツンした華やかな花びらの2種類をご用意しました。
サクサク食感のクッキーにメープル・チョコ・ストロベリー・エスプレッソそれぞれのクリームをしぼり、クッキーでサンド。
お花のつぼみをイメージした真ん中に空いた丸い穴からは、クリームがちらりと覗かせています。
パステルカラーの北欧モダンなパッケージを開けると、まるでお花畑のように華やかでワクワクするような詰め合わせになっています。
幸せなティータイムを過ごす際のお供として喜ばれること間違いなしで、半世紀以上のビスケット技術を生かしたビスケットに仕上げました。
商品開発からパッケージ・エピソードにいたるまで、若手社員メインに取り組んだ新たな感性と組み合わせで出来上がったお菓子たちを是非お召し上がりいただければと思います。
86年の伝統と未来へのビジョン。松永製菓の新たな挑戦
創業から86年目。時代のニーズは、目まぐるしく変わっていきます。それでも変わらないものは安心安全で「笑顔」になるものが求められているということ。
企業理念である「お菓子をつくること、それは 笑顔をつくること。」をこれからも念頭におき、変わらぬ想いと新たな取り組み、そして私たちの想いを込めたお菓子たちで、お客様の幸せ溢れる時間に寄り添えるように、1つ1つ心を込めて生み出していきます。
◆施設概要
施設名 : SHIRUKOTTE 《MATSUNAGASEIKA LAB.》
住 所 : 〒485-0077 愛知県小牧市西之島350-1
お問い合わせ : 0568-72-1211(松永製菓(株)広報部)
営業時間 : 10:00~18:00 水曜日定休
◆会社概要
会社名 : 松永製菓株式会社
本社・工場 : 〒485-0077 愛知県小牧市大字西之島330番地
お問い合わせ : 0568-72-1211
営業時間 : 9:00~17:00
公式ホームページ: https://www.matsunaga-seika.co.jp/
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