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ストーリーの著者は、読者でもあります

リユースビジネスは世の中を豊かにする。リユースに関わり続けてきた代表が書籍を通じて今伝えたいこととは。

著者: 株式会社NOVASTO

はじめまして、株式会社NOVASTO 代表取締役CEO 佐藤秀平です。株式会社NOVASTOは、2016年に大阪で設立、現在は「リユースの総合商社」として、リユース事業者向けのPOSレジシステムの開発や、リユースビジネスへの参入コンサルティングなどを軸に事業を展開しています。そして2024年8月9日、自身初の書籍となる、「リユースビジネスの教科書」を出版いたしました。 遡ること2023年12月、出版いただいたクロスメディア・パブリッシングさんと初回の打ち合わせを行ってから、半年以上に渡り文章をしたため、今回の出版にいたりました。 「なぜ本を出版するほどリユースに熱い思いを持っているのか」をこちらのストーリーでお伝えできたらと思います。



佐藤秀平

1992年生まれ。大阪教育大学を卒業し、小中高の教員免許を取得。大学在学中の2013年、法人の不良在庫を買い取り、ECで販売するというB2Bのリユース事業で起業。中古品の流通に関わり、モノの循環を担う二次流通ビジネスの楽しみを感じ、もっとこの分野を極めたいという思いから、卒業後の2016年に株式会社船井総合研究所に入社。経営コンサルタントとしてリユース業界、小売業界、EC業界、アミューズメント業界のコンサルティング業務に従事。そのなかで、リユース業界のITの遅れを痛感し、同年に独立して株式会社NOVASTOを設立。2017年に船井総研を退職し、NOVASTOに専念。「いい循環から最適なコマース体験を。」をミッションとして掲げ、小売・リユース業界へのコンサルティングやシステム開発による業績アップに注力している。リユース経済新聞「リユースマーケティング講座」を連載中。


信用によって原価が変えられる面白さ。リユースビジネスとの出会い

NOVASTOの代表取締役である、私、佐藤秀平は、学生時代より様々なビジネスに携わってまいりました。その中で、ひと際興味を惹かれたのが、【リユースビジネス】です。


リユースビジネスには、人の信用によって原価が変えられるという面白さがあります。

新品のものは定価が存在してある程度予想がつく金額で売買されますが、リユースは売る人と買う人次第で、原価がいくらでも変えられるというのが他の業態にはないリユース業界ならではの面白さに魅力を感じました。

リユースショップのコンサルティングを経て、業界の課題解決に貢献するため「株式会社NOVASTO」設立へ

大学卒業後には船井総合研究所に入社し、リユースショップのコンサルティングに従事しました。その中でリユースショップ運営における課題を目の当たりにし、自分自身が学生時代に得た知見や経験をもって、課題解決に貢献できるのではないかという思いから、株式会社NOVASTOを立ち上げ、基幹システムであるPOSレジシステム「ReCORE(リコア)」の開発に乗り出したのです。



その後も、リユース新規参入企業へのコンサルティング事業の立ち上げや、リユース専門誌でのコラム連載など、10年以上に渡りリユース業界に携わっています。


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「自分がやらなきゃ!」リユース業界に携わり身をもって実感した業界の課題と、課題解決へ向けた第一歩

近年、リユース業界に注目が集まっております。 SDGsの制定やフリマアプリの流行もあいまって、市場規模はここ10年で2倍以上にもなりました。しかしながら、ビジネスとしてのリユースの裏側はあまり知られていません。


「モノを買取って売る」というのがこのビジネスモデルの基本ではありますが、例えば査定のルールであったり、一点物の在庫商品の管理であったり、オンライン販売のオペレーションであったり、目標設定の基準であったりというところはブラックボックスとなっており、指南書になる様な書籍もなければ、まとまった情報もありません。それゆえ、個人的にリユース参入に関する相談をいただくことも多くありました。


持続可能な社会の実現、とりわけモノの廃棄問題にアプローチするには、老若男女ができるだけ多くリユースに触れる機会を持つことを提供することが不可欠です。 つまり、現存のリユースショップだけでなく、現在は新品商品のみを取り扱っている企業にリユース事業に取り組んでいただきたいと考えておりますが、上記に述べた様に、リユースビジネスへの参入ハードルの高さが課題となっています。


そこで、長年リユースに携わってきた自身の経験を発信し、ビジネスとしてのリユースをもっと広めていきたいという思いもあり、まさに「自分がやらなきゃ、誰がやる?」という使命感のもと、書籍の出版を決意しました。

今の時代、SNSやブログなど、情報発信の手法は多岐に渡ります。そんな中、今回はあえて書籍というアウトプットの形を選択しました。 リユース業界は比較的変化のスピードがゆっくりで、情報の賞味期限が長いと考えています。であれば、長くじっくり読み続けてもらえる書籍というかたちが最適だと考え、今回の出版に至ったのです。

1人でも多く、リユースビジネスを理解いただくために。【教科書】への挑戦

”リユース”と一言でいっても、例えば店舗型やオンライン完結型等の業態、そしてメディア・古着・ブランド品、雑貨など取り扱い商品の幅も広いため、一括りに語ることが難しい領域であり、これを一冊の本で体系的に解説する、ということ自体がとてもチャレンジングなことでした。


皆様も街のリユース(リサイクル)ショップや、ブランドや貴金属の買取を行う店舗、そしてこれまでリユース経済新聞でのコラム連載やSNSでは、ある一部にフォーカスした発信は続けておりました。


しかし今回は「無限に広がるリユースという領域の輪郭をハッキリさせ、具体性を持ってビジネスに取り組んでいただきたい」というゴールがあったので、できるだけ領域全体に触れつつも、例えば難易度別のビジネルモデルの取り組み方や、具体的な目標設定の部分などにも言及し、【教科書】というタイトルの名に恥じない内容になる様心がけました。

いずれ訪れる”リユースビッグバン”を見据えて

本書を執筆する中で、改めてリユースビジネスの可能性を強く感じました。 今回はあえて【リユースビジネス】と括って解説をしておりますが、今後新品とリユースの垣根はどんどんなくなっていくでしょう。事実、メルカリが2022年に行った調査では、53%の人が「リユース品に抵抗がない」と答えており、今後も若い世代を中心にリユースが当たり前に生活に溶け込んだ世の中になっていくでしょう。

つまり、メーカーにとっても、自社製品のリユースはビジネス戦略として切っても切り離せないないものとなっていくのです。 本書の中でも触れておりますが、いずれリユースビッグバンが訪れると予測しています。


しかしながら、それが訪れたタイミングで参入に動き出すのは得策ではありません。前述の通り、リユースビジネスの裏側は皆様が想像するより複雑なもので、一朝一夕でスタートできるものではないのです。


来たるべき日に向けて、今からでも動き出す必要があります。 そんな時に、この本を手にとってくださり、少しでもビジネススタートのヒントにしていただきたい。そして売り手側も買い手側も、リユースビジネスを通して豊かになる世界の実現にお役に立てれば嬉しく思います。

書籍出版記念イベントを開催。リユースビジネス参入への関心を改めて実感

(左)株式会社NOVASTO 代表・佐藤  (右)株式会社スノーピークサーキュレーションコア 代表・中上さま


2024年9月4日、神保町ブックセンターにて書籍出版記念イベントを開催いたしました。 本書の中にもメーカーのリユース参入事例として紹介させていただいた、スノーピークサーキュレーションコアの中上代表にもゲスト登壇いただき、これからリユースビジネスに参入を考えていらっしゃる方に向けて、お話をさせていただきました。

参加者様には大手メーカーさんがいらっしゃったりと、改めてリユースビジネス参入への関心度の高さが伺えました。

著書が、そして「リユースの総合商社」としてNOVASTOが、これからリユースビジネスをスタートされる皆様のお役に立てればと思っています。



著書:「リユースビジネスの教科書」について

https://cm-publishing.co.jp/books/9784295409939

  • 出版社 ‏ : ‎ クロスメディア・パブリッシング
  • 発売日 ‏ : ‎ 2024/8/9
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 224ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4295409936
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4295409939
  • 販売場所:全国書店およびAmazon.co.jpにて https://amzn.asia/d/03e5MqRk







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