高校生たちに提供したいもの|チームCLACKで届けようVol.2
Webサイトリニューアルの背景について、第2弾として今回は代表の平井が書いてみました!Webサイト上では「About Us」の部分で、「関わる高校生に対し、CLACKが提供したいこと」についてお伝えしていきたいと思います!
プログラミングという共通の趣味で繋がる
CLACKでは、今実施しているテックGIFTの高校生も含めると70名以上の高校生に継続的に関わってきています。その一人ひとりの状況は非常に様々です。
・スキルを身につけて、お金をもらいながら実戦経験を積んでいっている高校生
・将来ICTを活かした仕事をしたくてプログラミングに励む高校生
・自分に自信がなくて、でもそんな自分を変えたくて一歩踏み出した高校生
・コミュニケーションはちょっと苦手だけど、文章でのやりとりは得意な高校生
これは本当に一例でしかなくて、学力もバラバラ、家庭環境もバラバラです。
しかし、置かれている状況が違ってもプログラミングやITという共通の関心ごとがあると、コミュニケーションのきっかけになりやすいようです。少しずつでも人との距離感を掴んでいく高校生も増えてきました。
継続的に関わる中で届けたいもの
Webサイトの「CLACKについて」ページでも、未来を信じる、という難題という形で触れています。関わる高校生の中にはどうしてもお金や家庭の事情などで、これまで多くのことを諦めざるを得なかった生徒もいます。
諦める度に「自分なんかには無理なんだ」と無意識の自己否定を積み重ね、自分で自分の思考を目には見えない鎖で縛りつけてしまっている状態になっていることがあります。そうした状況に陥っていると、単にお金を渡したり、1度や2度の外部からの良質な機会提供だけで状況がよくなることはあまりありません。そのため、CLACKではプログラミング学習とキャリア教育を糸口に半年間・週2回という頻度で関わり続けることにより、
・心理的安全を保って本音で話せる居場所
・小さな成功体験
・自分に必要な情報を集めたり、適切な質問をする力
・生活やお金についてのリテラシーの向上
などを得られる機会を時間をかけて徐々に、彼ら・彼女らに届けていきたいと思い、活動しています。
自分の力でお金を稼いでみる経験
そして、金銭的にも高校時代に自分が身につけたスキルを使ってお金をもらって仕事をするという経験を積めるようにしていきたいと思っています。これまでも4名の生徒が数万円をプログラミング関係で稼ぐことができました。単純にバイトの代わりになるということも重要です。しかし、何よりも重要なことは自分の力でお金を稼げたという成功体験で、自分自身への自信に繋がります。また、10万円くらいだったらバイト以外でもなんとか稼げるなという風に感じられると、心の余裕を得られ生きやすくなると考えています。
レジリエンスを鍛える
近年、社会科学などの分野でレジリエンス(resilience)という言葉が注目されています。「逆境に生きる子たち」という本によると、
レジリエンスとは、
”逆境やトラウマ体験、悲惨な出来事、進行中の大きなストレスなどにうまく適応すること。厳しい難題に直面しながらも、成功を成し遂げる力”
と書かれています。
CLACKで関わっている高校生に接していると、自分ではコントロールできない逆境に立たされている生徒も少なからずいます。そうした状況に寄り添い、伴走していくことで、レジリエンスを鍛え、「自分の人生を自分で切り拓いていける」ようになるきっかけを提供していきたいと思っています。
身近なロールモデルの循環を増やす
”何度困難にぶつかっても立ち上がろうと思える「たくましさ」
人の痛みがわかり人に寄り添える「やさしさ」
彼ら・彼女らが、そんな「たくましくてやさしい人」になり、
同じようにしんどい思いをしている子ども達の等身大のロールモデルになってもらえたらと願っています”
この想いは団体名とロゴマークにも込められています。
そして、自分の住んでいる地域の、さらには同じ中学校にいた特に目立たなかった先輩が、CLACKに通ったことで、良い方向に変容していている様子を目の当たりにすれば、自分でも変われるかもと思えるかもしれません。
そうした循環を増やしていきます。
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