大企業で働く元高校球児の営業マンがうつ病となり、初めて訪れた甲子園で元気をもらった話。

5 / 6 ページ





野球を辞めて8年後に偶然訪れた甲子園


夏季休暇に入り、大阪に行くことにしたのは気まぐれである。




東京から離れたいと思ってて、大阪はなんとなくいい距離にあったから選んだだけの理由である。




プランを考えるのがめんどくさかったので、現地に行って自由気ままに目的地を決めることにした。




その中でも甲子園を選んだのは偶然だったと思う。




大阪についた日に開会式をやってたみたいだし、そもそも甲子園が大阪にあることも忘れていたし。





大阪で有名なとこ・・・




・・・・・・




・・・・・・




・・・・・・あっ、甲子園。




こんな感じだった。




西東京出身だったので、神宮での試合は見たことがあったが、甲子園は行ったことがなかった。




こんな感じのノリで甲子園に行くことにした。




当日は大会2日目であり、バックネット裏、1・3塁自由席、アルプススタンド、どれも販売中止になるほどの人気だった。




追加販売中止のアナウンスが流れたので、無料の外野スタンドから入った。



すげえ。




これが甲子園。




満員の観客席。バンバン140km/hを投げるピッチャー。それをホームランにするバッター。




すべてが規格外。高校野球を経験しているからわかるすごさがあった。




スタンドの応援団も気合が入ってるなー。




こんなに暑い中、あんなに一生懸命に応援してる。




ベンチに入れなかった部員。

野球部員の親。

チアリーディング部の子たち。

吹奏楽部の子たち。

野球部のOB。

学校の友達。




それぞれいろんな想いがあると思う。




最後の大会なのにスタンドで応援する部員はほんとに悔しい想いをしたと思う。




それでも野球が好きだから、このチームが好きだから、スタンドから声を枯らして応援してるんだと思う。




野球部員の親は朝早く起きて弁当作ったり、夜遅くに帰ってくる息子の泥だらけのユニフォームを洗ったり、本当に大変だったと思う。




しかも、遠征代とか合宿代とかグローブとかかかったお金も半端じゃないと思う。




おれの母ちゃんも朝4時に起きてご飯と弁当作って5時半におれを起こして、洗い物や洗濯が終わったら、会社に行って、帰ったらご飯の用意して、おれが帰ってきたらユニフォームを洗濯してまた洗い物して…。



著者のK New Yorkerさんに人生相談を申込む

著者のK New Yorkerさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。