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14/11/23

気仙沼に旅するきっかけになった一言 第2回

Image by Olia Gozha

「生きる」のでなく「活きる」

気仙沼のひとたちと出会ってボクは

どうやったらこの気仙沼の地に来れるようになるのだろうか

と考えるようになりました


そして出た結論が

「そうか!気仙沼に出張できるように仕事を作ればいいんだ」

でした。

幸いなことに震災以降、旅の仕事を通じて

気仙沼に何度も足を運ぶ機会を得ることができました。

そのきっかけとなったのは

震災に遭ったこの街のことを

どうか忘れないでほしい


ボランティアで助けてくれたひとたちに

恩返ししたい!

という言葉でした。

ボランティアに来てくれたひとにおもてなしでお返しする

ボランティアに来てくれたひとを観光客としてお出迎えする

そのときに

「ただいま!」

「おかえり!」


と言い合えるような関係が作れるのが

旅や観光のチカラ

ではないか

と再認識したのです


そして一緒に仕事している担当の方がこうおっしゃいました

「つぼいちゃん!気仙沼に旅したくなるようないいネーミング考えてよ糸井重里みたいにさ〜〜」

「え???糸井重里さんと一緒にされても。。。」

糸井重里さんはほぼ日刊イトイ新聞にてすでに

気仙沼のほぼ日も立ち上げられて

「市場で朝めし。」や志の輔師匠との気仙沼さんま寄席

で圧倒的な集客力を見せつけたお方

というか広告業界にいる人間からみても神みたいな存在

ドラゴンボールでいえば界王神くらいのひとですからね


そんな

とんでもないオリエン

を受けた私でしたが

とにかく気仙沼に旅したい旅したい旅したい

ですからね

ここでいいネーミングを思いつかなければ

気仙沼への道が閉ざされる

わけです。


そしてやがてこんなプロジェクト名が思いつきました

「被災地にまた足を運んで「おかえり」と言われるってことは「ふるさと」だから東北ふるさと課(化)でどうでしょ?課(か)は化の「か」の意味もあるんですが」

「つぼいちゃ〜〜〜〜ん」




「すごくいい!ふるさと課(化)いいね〜〜〜」

「あ〜よかった」


そんなわけで始まった東北ふるさと課(化)プロジェクト

立ち上げた当初はまったくひとも集まらず苦難の道のりでしたが

なにより気仙沼現地の方々の

「おかえり」って言いたいという想いもあって

漁船に乗るツアーがクルージングみたいなツアーができたり

渡辺謙さんがおもてなししてくれるツアーができたり


、、、あまりの緊張に写真を撮ったボクのシャッターが震えました

これがハリウッドパワー(笑


とまぁいろいろありましたが

かな〜り満足度の高い「おかえり」旅ができたのです

そしてその積み重ねの結果、この秋


観光庁長官賞

をもらうことができました。

ただ気仙沼へ旅したいという

一個人の動機がこんな結果になったのは驚くばかりです

気仙沼と出会えたおかげで願ったり叶ったりなわけですが

そんな結果になったのも

それはまだまだ震災の爪痕が残る気仙沼2回目の訪問で

聞いたある一言でした

それはまた次のお話で。。。


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