子どもの海外留学直前に、1500万円が手からすり落ちた話。。。すべての崖っぷちに立たされている人たちへ

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著者: Shimada Ryou
やっぱり、別の買い手にさせて頂きます。


僕の仕事は、あるものを対象としたエージェント。


この時の案件も、売り側のエージェントとして、

関わっていた。


成約すれば、コンサルフィーとして1500万円ほど

支払われる契約。


売主に対して、条件が合う買い手を見つけてきて、

交渉の窓口となるのが僕の仕事だ。



契約書の関係で、詳しくは伝えることができないのだけど、

結局、僕が見つけてきた買い手とは取引ができないという

ことになった。


しかも、二社あり、その二社からの条件は、売主が提示した

条件をほぼ満たしていたにも関わらず。




この一件の2ヶ月後、僕ら家族は、子どもたちの海外留学の

ために日本を発つことなっていた。



そう、言うまでもなく、僕は今回の案件で得られるであろう、

1500万円をもちろん当てにしていた。



この案件に関わりだして、約3ヶ月。

順調に、話が進んでいるかのようにみえた。


しかし、冒頭にあった連絡が、売主より告げられた。



売主から、見送りの連絡があった時、


僕は完全に人生を詰んだと思った。





「うぁ、詰んだ。。。」




何度、口にしたことか。

何度、心で感じたか。






僕ら家族は、とにかく、留学先である国へ飛んだ。



学校の手続きは既に終えているので、

今度は住まい探しだ。




日本から予め連絡をとっておいた不動産屋さんと

連絡をとり、いくつかの物件を見せてもらった。



物件を探している間の約1週間ほど。

僕らは、コンドミニアムに家族と宿泊していた。



物件の下見をしたり、食事をしたりして帰ってくるたびに

よぎるあらぬこと。


そこは、38階。






いっそのこと、飛び降りてしまったら、どんなに楽になるだろうか。。。



人生を完全に詰んだと思いつめている一方で、

僕の家族たちは新しい生活にワクワクしている。



そう、今回の件について、家族には一切伝えていなかったのだ。



見込んでいた、収入が得られず、慣れない異国で暮らし、

もう後戻りできないというこの何ともいえない、鬱屈したおもい。




飛び降りてしまおうか・・・

いや、やっぱり止めろ


この綱引きが何度となく繰り返された。



子どもたちが、プールに行っている間にしようか、

いや、寝てる間にしようか。。。



際限なく続く、思考のネガティブループ。





と、何とか踏ん張って今も、生きています。



その後も、色々ありすぎて、ここで

書くのが大変なくらい。


まぁ、生きていれば、色々なことがあって当たり前と

いえば当たり前なんだろうけど、

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