アメリカの大学を辞め、20歳の青年がたった4万円で東京にやって来て、どん底から這い上がっていく話

1 / 4 ページ

>
次話: アメリカの大学を辞め、20歳の青年がたった4万円で東京にやって来て、どん底から這い上がっていく話② 突然の出来事
著者: 西澤 良磨

氣が付くと、目の前のドアの板が壊れてる。


胸が不安と悲しみで押し潰されそうだ。




やっぱりそうだったか。。。


その言葉と同時に我に返っていく自分がいる。





心の声が言う。



「後悔のない生き方は?」





人なんてのは、本当にいつ死ぬか分からない生き物だ。




自分の心には嘘をつけない。





「大学辞めて東京に行こう」





ものすごい早い決断だった。



正直、


勇気はいった。




本当は、


不安で押し潰されそうだった。




けど、


全く迷いはなかった。




それよりも大事なものが自分の目の前にはあったから。



人は守るべきものがある時、強くなれる。





アメリカに来て3年。



人生の運命というか、流れというか、決断というか、


すべてがそこに集約されていた。




そう、


まるでシンクロのように。





やるべきことは分かっていた。



だから、不思議と違和感はなかった。




状況がそういうふうに作用してたし、


直感で少し前から分かっていたのかもしれない。





しかし、


この決断と同時に、


これは新しい出発と別れを意味していた。







なぜこういうふうになったのかというと、


それは2012年8月まで遡らないといけない。





その頃、俺は初めての起業を詐欺というもので潰され、


日本に1度帰国しようと決めた時だった。




小学校3年生から始めたバスケ。


著者の西澤 良磨さんに人生相談を申込む