成績オール1の落ちこぼれが、たった3ヶ月で英語を話せるようになるまでの物語 第3話
いよいよ、僕は過去の自分をぶっ倒さなければいけない時が来た。決別の時だ。
僕は足が震えながらも、学校の誰もいない体育館でただ1人成功をイメージし、身振り手振りをしながら練習した通り、審査員の皆さんに訴えた。
マイクの台を、勢い余って前へズラしてしまった。が、そんなハプニングはよそに、なんとか1文字も飛ばさずに演じ切ることができた。
もちろん原稿はなしだった。
しかし、僕はその時、
ああ。終わったんだ。
少し誇らしげに、そこには前より少し強くなった自分がいた。
それからは早かった。ドンドンドン次の人が終わって行き、僕らはついに結果待ちに。
いよいよ、結果発表。
まずは、入賞したひとから。最初に呼ばれたのは貢献賞で頑張ったと思われた人に送られる賞の発表だった。
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名前が呼ばれない。
僕は終わったのか。それとも、••••。
淡い期待を残しながらも、僕はただただ、待つしかなかった。
いよいよ、3位から1位の発表。
Hiroki Matsumoto 2year of ○○junior high school
人生始めての受賞だった。
1位を取れなくて悔しい自分もいたけど、それでも大進歩が出来たとおもった。
嬉しくて、嬉しくて。
だけど、信じられなかった。
不登校で何もできないなか、ただ暗記をしてここまでなれるなんて。
言葉ではすごく簡単に聞こえてしまうけれど、僕からしたら、全米が泣くくらい嬉しかった。
英語なんて話せないのに好きになった瞬間だった。
けれど、これで英語が話せるようになるのか。
いや、もちろんならない笑
なぜなら暗記しただけだから笑 相変わらず頭が良くないのは変わらなかった。
じゃあ、なぜ今、英語が話せて外国人の友達と毎日やりとりする充実した毎日を送れているのだろうか。
いよいよ、l明日、成績オール1の落ちこぼれが、たった3ヶ月で英語をネイティブのように話せるようになるまでの物語 完結編 お話します。
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