『明日 死んでもらうために、今日1日だけ生きてもらう』 ~小さな命を抱きしめたお話~
たった一日だけ
ミルクをあげただけなのに、
彼らとの記憶が、
胸から脳裏に強烈に
湧き上がってきたのです。
彼らの入ったダンボールを抱えながら、
僕はクルマの前に
うずくまってしまいました。
「生きてて……ほしい」
理屈で考えている
自分のアタマとは裏腹に、
とめどなく涙が溢れ、
僕は彼らの入ったダンボールを
ただひたすら抱きしめていました。
小さな小さな3つの命は、
そのとき僕に
大切なことを教えてくれたのです。
『“命”というものは、理屈だけでは計れない』
……と。
あの時の子ネコたちのぬくもりは、
ミルクを飲んでくれた時の感触は、
初めて目を開けた時の喜びは、
今でも僕たちの心に焼きついています。
「生きててくれて、よかった」
今、こころからそう思うのです。
本当に、理屈抜きに。
この730日間の尊き命たちに、感謝を。
「生きててくれて、ありがとう」
「これからも、元気で!!」
☆おまけ☆
里親さんのもとへいった
現在のネコたちの様子を、
妻がブログにまとめてくれました♪
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