社会不安障害の引きこもり、自殺未遂の私が大学を卒業し、ブラック企業に就職して営業で仕事をしていた話。そして精神科治療の問題点について。小学校、中学校編

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前話: キング牧師の名言によって見つけた自分の生きる道

親も精神が鍛えられるから良いという考え方だったので、深刻に考えてはいませんでした。

また、当時はJリーグが始まりサッカーブームです。

学校の放課後は、友人と毎日のようにJリーガーになることを夢みて校庭でサッカーをしていました。

学校でサッカーをするときには、全く症状がでないのです。

小学生の自分には、なぜサッカーチームでだけ具合が悪くなるんだと原因がわからない理由の一つでした。

区大会で優勝するチームのレギュラーだった私は、学校では怒鳴られることもなく伸び伸びとサッカーができていました。

学校で友達とサッカーをするのは楽しくて仕方なかったのです。

しかし精神状態は限界でした、小学5年生になるとさすがに練習に参加しなくなりました。チームのコーチは辞めないで在籍だけはしてほしいということだったので。在籍だけはしていましたが練習に参加することはありませんでした。

■症状の悪化 地獄の中学時代 体育恐怖症 不登校 引きこもり 自殺未遂

サッカーチームは練習参加しなくなったのでほっとしていたのですが、

症状は悪化しました。

学校の体育の授業で吐き気がでるようになってしまったのです。

運動神経がよく体育の授業が楽しみだった私がです。

ただ小学校の体育の授業は、サッカーチームに比べれば楽なものです。

吐き気があってもこなしていました。

そして小学生の自分は吐き気が出るのはなぜなんだろうとただ思うだけで、

した。

小学生だったので、精神科や精神病などという言葉すら知りませんでした。

そんな形で小学校は卒業しました。

私の小学生時代は、サッカーチーム以外では活発で、友人も多く学校生活では何の問題もなく過ごしていました。学校に行くのが楽しいそんな小学生でした。

ただ、クラスメートの前で発表するなどの際は緊張を伴うことも多かったです。この時点では社会不安障害の要素はあったのかもしれませんが、サッカーチームのストレスによる身体症状が強く現れていたのではと思います。

体育の授業で吐き気が出るようになってしまったのも、サッカーチームでの経験、トラウマから小学生でメンタルを病んでしまい、サッカーではなくてもスポーツに対する恐怖心が心理的に発生する状況になってしまったのだと今振り返って思います。


そして地元の公立中学校に入学しました。

 

ここからがさらなる悪夢の始まりです。

やはり体育の授業で吐き気がでるのです。

中学校の体育教師は厳しく、見学の場合は理由をしつこく聞いてきます。

吐き気が出ると言っても理解してもらえず、サボりたいのだろと思われました。

そんなこともあり体育のある日は、学校に登校しようとするだけで、家の玄関で吐き気をもよおすようになり、体育のある日は学校を休むようになりました。

 

そして中学1年の最初の中間テストがありました。

自分で言うのもおこがましいのですが、勉強はできたので、約200名中トップ5の点数をとりました。

そして、勉強ができるというだけで学級委員に推薦され、多数決で決定してしまったのです。

学級委員の仕事は、ホームルームでクラス全員の前で司会をしなくてはなりません。

社会不安障害の私にとっては地獄です。

激しい緊張、震え、吐き気。

それからは、学校へ登校しようとするだけで吐き気がでるようになり、通学が困難になり、中学1年生の途中から不登校で引きこもりになりました。

さすがに親も慌てます。

そして次に連れていかれたのは都立の精神病院に連れていかれました。

主に小児精神科診療を行う精神病院です。

そこの医師に泣きながら今までの経緯を話しました。

「治したい。学校へ行きたい。つらい。」

精神テストのようなものをうけさせられました。

絵を見てこれが何に見えるか。どう感じるか。また、絵を描かされたりしました。

そのようなテストを受け

医師の診断は「不安症」でした。

そして精神安定剤を処方されました。

これでやっと治る。学校へも復帰できる。そう思いました。

しかし薬を飲んでも治らないのです。

当時の日本の精神医療では社会不安障害などという病気も認知されていませんでしたし、

薬も現在処方されているような、効果が期待できるものではありませんでした。その当時では、医師の治療も一般的なものが行われていたのだと思います。

現在では、治療には薬物治療の場合は、セロトニンの調整の為に選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)や不安を抑えるために抗不安薬が処方されるケースが多いです。精神療法ではカウンセリングや認知行動療法などが日本では行われています。しかし、発症の要因も不明で脳の問題や心理的な要素も強いので確実に治るという治療方法は現代医学では不明です。

 簡単に言うと薬を飲むだけでは、治らない場合も多いのです。

軽度の社会不安障害の場合は、それだけで回復する場合もあります。 

ただし、SSRIも副作用や精神への影響があるのではということで、現在でも研究されています。問題点もあるSSRIなのですが、現在の薬物治療では処方されている場合が大半です。私も服用しています。

抗うつ薬なのでうつ病でも処方されるケースも多いです。

副作用も当然あります。

病院で、投薬とカウンセリングを受けるが症状は改善されず、自分は治療方法に疑問を感じていたので通わなくなり、母親だけが毎月通うようになりました。私も時々通院するという状況でした。

父親は病気の理解がなく、無理やり学校へ行かせようとして制服に着替えさせ、

「学校へ行け」と首元を引っ張る状況でした。

そして、中学校2年終了時まで自宅に引きこもり状態になりました。

引きこもってる間は、このまま病気が治らないなら人生終わりだと思い、

自分の部屋で手首を切ろうとしたり、首を吊ろうとしたり、自殺をしたいと考えるようになりました。

でも、死ぬ勇気もなく死にきれませんでした。

その頃は今と違ってインターネットの情報もなく、途方に暮れていました。

テレビを見たりすると、大学卒の生涯賃金と高校卒の生涯賃金の違いや、学歴社会の話、

名門大学を卒業すれば、大手企業に入れて安定した生活を送れるなど、マスコミも報道していたので、通信制高校か大検をとろうかとも思いましたが、

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