社会不安障害の引きこもり、自殺未遂の私が大学を卒業し、就職して営業で仕事をしていた話。そして精神科治療の問題点について。小学校、中学校編

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前話: キング牧師の名言によって見つけた自分の生きる道

アルバイト、サークルなどで社会経験をつんだり、人間関係を作っていく。

ボランティアやNPO、インターンシップ等で社会を見てみる。色々な活動を行って人脈を作ったり経験を積む。学生起業をしてみる。専門的な研究に取り組んでみる等、色々なことを体験できる重要な期間です。

学生時代に社会不安障害(SAD)を患ってしまうと、社会に出てから生きていく上で必要になる、非常に大切な経験ができなくなってしまうということが大きな問題なのです。


また、仕事を探すにも症状によってできる職種が限られてしまいます。

面接などは社会不安障害の患者が一番症状の出る場面です。

そんな状況で面接に臨んでも上手く対応もできないこともあります。


就職活動の段階になって困る学生も多いです。

なんとか採用されても、症状により企業に適応できない患者も多数います。

社会に出て発症してしまう場合は、せっかく本人に才能や能力があっても、それを生かす機会も奪われてしまいます。

高いクオリティの仕事をできる方でも、病気の為にしかたなく休職や退職に追い込まれてしまう。

研究者として優秀で、例えばノーベル賞を受賞してもおかしくないほどの方でも、社会不安障害を発症してしまえば、研究にも支障が出る、またその研究の成果を発表することさえもできなくなってしまいます。

芸能人やスポーツ選手などが発症してしまえば、その才能を生かすこともできません。海外では社会不安障害であるとカミングアウトされたハリウッド女優、ミュージシャン。有名人やスポーツ選手も少数ですがいます。

病気を発症してしまうのは、様々な要因があるので防ぎようがないかもしれません。

ただ、重症化する前に精神科、心療内科等で適切な治療さえ受けることができれば、短期間で復帰もできる場合もありますし、病気でもなんとか仕事をしている人もいます。

しかし、本人があがり症や対人恐怖症など性格の問題だと思い、病気を発症しているにもかかわらず、治療をおこなっていないケースが多々あり、

精神科、心療内科、メンタルクリニック等へ行っても、適切な診断、治療ができない医師が非常に多いのです。問診だけで病名と治療方法が決まってしまうので、医師のレベルとモラルが問われます。

3分診療でただ薬を処方するだけの医師もかなり多いです。

日本の精神科医療は欧米に比べ大きく遅れていると言われています。

精神科病床数の数は多いのですが、医療制度、治療方法、治療に対する考え方が欧米とは大きく違う現実があります。

行政の支援も本当に患者の助けになるようなものではありません。

日本国内に推定で約300万人以上の患者がいると言われているにも関わらず、

世間での認知度の低さや、病気の情報の少なさ、また精神疾患への偏見。患者の悲惨な生活。

私は、そんな状況を変えようと思い、ストーリーを掲載しました。

私のストーリーを読んでいただきありがとうございます。社会不安障害という病気は世間にはほとんど知られていません。

共感いただけたり、参考になったと思われた方、著書『ぼくは社会不安障害』も読んでいただければ幸いです。


◆「出版関連、メディア関連、ご連絡やメッセージを下さる方へ」

私のストーリーを読んでいただいてありがとうございます。

社会不安障害を含む不安障害に関しては、インターネットや書籍で精神科医などが病状を説明したものはあるのですが、実際の患者の体験談や苦しみに関する情報や書籍は少ないです。

患者は症状などにより社会に発信することが難しく、孤独に悩んでいるケースが多いです。

厚生労働省や精神保健福祉センターなどに問い合わせても、病名すら知らなかったりする担当者がいたり、病名を知っていても、具体的な症状や臨床現場の実態、患者の生活状況などについては把握していない人もいます。

また症状の特徴から患者の実態が表面化しずらいということも問題です。

疫学調査や患者数調査も厚生労働省に問い合わせましたが、精神疾患全体に対する患者の調査や統計の出し方が、臨床現場や患者の実態をわかっていないようであいまいです。患者数も推定でしか出せないような状況です。

自分が病気であると認識していないで苦しんでいる人もいます。

そのような状況なので行政の支援もほとんど受けられません。

そのため、この病気の患者は自殺、引きこもり、貧困におちいってしまうことがあります。SNSやネットで情報発信している患者もいますが、皆さん症状の辛さに悩んでいて、日常生活に支障をきたしている方が非常に多いです。自殺を考えていたり、貧困になっている患者も書きこみを見るといることがわかります。辛さを吐き出す場所がないからSNSやネットなどに辛い気持ちを書きこんでいるんです。

日本国内に推定で約300万人以上の患者がいると言われているにも関わらず、

世間での認知度の低さや、病気の情報の少なさ、また精神疾患への偏見。患者の悲惨な生活。

私は、そんな状況を変えようと思い、ストーリーを掲載しました。

私は医師ではありませんが、この病気の体験者にしか理解できない、その辛さや社会生活でどんなことが起きてしまうのかは、身を持って痛感しておりますし、実体験から患者目線で研究しています。

研究をしている精神科医も理論は理解していても、病気の体験者ではありません。

また、民間企業で働いた経験もない医師が多数なので企業や学校で患者がどんな支障が出るかなどは、

この病気は患者にしか、その辛さは理解が難しいです。

厚生労働省も患者の実態や生活状況まで把握しきれていません。

精神科医ではわからない病気の症状、患者が学生期、社会人になりどんな困難に直面するか。なぜ患者が引きこもり、貧困、自殺にまでおちいってしまうのか。病気を体験している患者の声を広く届けることが必要です。

この病気は社会問題である状況です。

世間の方が知っているうつ病と同じくらい、ある意味やっかいな精神疾患です。

2次障害でうつ病を併発しやすいので、うつ病患者の中には元々、社会不安障害を患っていたという方もかなりの数でいると思われます。症状から医師によってはうつ病や適応障害などと誤診される場合もあります。

患者の立場として取材をうけることなどは可能です。

2017年8月に著書『ぼくは社会不安障害』を彩図社より出版しました。


※フェイスブックでメーセージを頂いてもシステムの問題なのかメッセージが届きません。恐れ入りますがツイッターのDMかメールにてご連絡をお願い致します。

ツイッターは病気専用アカウントでもないので一見すると色々な情報をツイートしています。

ツイッター 伊藤やす@happy111_y

メール happy11go77@yahoo.co.jp

マスコミで報道されない、精神疾患患者の命や生活に関わる重要な問題点についてご理解いただけると思います。身体の病気は身近なことに関わる問題なので一般の方も共感してマスコミも取り上げます。

精神疾患についてはこういう病気がありますという報道で終わってしまい。偏見や差別意識も社会にあり、患者への対策の議論が進まず、マスコミで深く報道されることもないので私は本の出版をすることにしました。

また、当事者の声を広く届ける必要があると思っています。

是非、著書を読んでいただき、SNSやネット等で発信などしていただければ幸いです。​

社会不安障害に限らず、精神医療や様々な精神疾患患者全体について考えていく必要があると思っていますが、精神疾患への偏見や差別などは社会にあるので難しい問題です。

私の想いは下記リンクに文章で書いています。

是非、読んで頂けると幸いです。

キング牧師の名言によって見つけた自分の生きる道

http://storys.jp/story/17038



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