【第伍話】好きなコトを仕事にしてトコトン突き進むとその先はどうなるのかを知りたくて、手作りキャンドル教室の講師と経営を始めた私の話

著者: Amadok May

ワクワクで始めたはずの手作りキャンドルレッスンが。。。


当時、通ってキャンドル教室では、30種類以上のキャンドル作りが学べました。


超基礎的なことから、難易度が高いことまで。

お花とかスイーツ系とか、とにかく幅広く学べるところでした。



中にはぶっちゃけ全然興味のないキャンドルもありましたが

【実際にやってみないと分からない】ので

とにかく経験はしておこうと全てのレッスンの受講をしました。



そして、やっぱり色のセンス!!!

すっごくツボだったんです。

ホームページでみるキャンドルの写真は

どこのキャンドル教室よりも、一番輝いて見えました。


実際に教室に通ってみて思ったのが、

講師との相性はとても重要で、教室の場所はあまり重要でないということ。


英会話教室や料理教室のように毎週通うということが何年も続くというわけではないので

ちょっとくらい遠くても、交通費が高くついても教室選びは妥協すべきではありません。


教室に通うのは一時的ですが、教室で習ったキャンドルの知識や技術は死ぬまで活かせます。

なので、【学ぶ】ことに自己投資はケチってはいけません。


妥協しなかった私は、正しい選択をした!!と今でも思っています。

場所がちょっと遠かったのですが、車で片道1時間くらいかけて通っていました。


講師の方はとても気さくな方で、人を笑わせるのが好きとおっしゃっている通り

笑顔が絶えない方でした。

毎回毎回レッスンが楽しく、受講していくうちに終わってしまうのが寂しく感じてしまったほどです。


しかし、段々とレッスンの難易度が上がるにつれて、

【私。。。向いてないかも。。。】


私はもともと手先が器用なので、キャンドルもうまく作れるであろうと過信していました。

でも、一番楽しみにしていたバラのキャンドルが全然うまく作れなかったのです。


ホームページに掲載されていた、綺麗でセンスの良い色のキャンドルを

なんの経験もない私も始めから作れると何故か信じて疑っていなかったのです。

恐ろしい、過信です。

もともと手先が器用だと、こんな勘違いをしてしまうのです。


手作りキャンドル教室は、作り方を学ぶところであって

完璧なキャンドルを作るところではない

このことに気づくまでに時間を要しました。



キャンドル教室で全てのコースレッスンを終了した後、

家で、毎日3、4時間バラのキャンドル作りを練習するという日が10日間ほど続いたこともあります。

でも、うまくできない。

完璧さを求めるあまり、他の人がどんなに【上手だよ!】と言っても

自分が納得しているものができないと嫌な性分です。


自分で自分に制限を設けいていたんですよね。

●〜でなければいけない

●〜であるべきだ


アメブロに写真掲載するんだったら、完璧に作ってないと恥ずかしいと

今思うと、過去の自分の思考回路はツッコミが満載です。


●完璧に作るという完璧とはどういう完璧さなのか?

自身が思う完璧と、他の人が思う完璧は一緒ではない。

といういうことは、完璧って一体なに??


●恥ずかしいって、誰かが実際に自分が作ったものバカにしたり、されたかというと

全くそんなことはない。誰に対して恥ずかしいのか、何に対して恥ずかしく感じるのか

自分自身よくわかっていない。



第壱話にも書きましたが、この時ちょうど、人生最大の絶望を味わっている真っ只中。

プラス、就職だけはとにかくしたくなかったので、

コンビニのアルバイトで生計を立てていた26歳の冬。

母からも、【アンタ、いったい何したいの?】と言われる始末。

バラのキャンドルも思うように作れず。


完全にやさぐれていましたし、心も不安定でした。


こんな日が続くと、何が起きるというと、

【もういいや。。。やーめたっ!!!】

と、キャンドル作りをやめてしまいました。

手作りキャンドル教室に費やした費用約30万円を丸投げしました。

手作りキャンドルの見た目に感動をして、私も作れるようになりたい!!

と思って、始めたキャンドル作りなのに、

キャンドル作りを始めようと思ったきっかけや作ることの楽しさを完全に忘れ、

将来描く夢も【どうせ、ムリでしょっ!!】と決めつけていた時期でもあります。

自分自身が嫌いで、鏡に向かうことや写真に写ることがとても苦手でした。


悪いこと嫌なことが重なる日々を過ごしていきますが

ふら〜と立ち寄ったオリオン書房で、

手作りキャンドルをまた始めるきっかけの本に出合います。



少しでも共感できる部分があったら【読んで良かった】ボタンを押してくれると嬉しいです!!

読んでいただきありがとうございました!!次回へと話は続きます。



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