◼️ハネムーンで世界各地の観光名所をドレス姿の嫁を連れて巡った話◼️

2 / 11 ページ

「よし、定期預金をしよう」

1年間の短期ではあるが、銀行から自動的に定期口座に振り込まれる設定をした。

1人暮らしをしていたが、毎月6万5千円という定期を組んだのだ。

僕は今まで組んでいた定期の金額を倍額にした。

お金を貯金するには、この方法しかないことを僕は知っていた。


そして時が過ぎ、貯金もだんだん貯まりつつある時に

Facebookで僕は衝撃的な写真を発見してしまったのだ

ドレス姿とタキシードで、世界中で素敵な写真を撮影しているカップルがいた

湖の全体が鏡張りのようなボリビアのウユニ塩湖で撮影したり、

フィリピンのセブ島にある真っ白なビーチで撮影したり

ほかにもペルー、ボリビア、アルゼンチン、チリ、パラグアイ、ブラジル、フロリダなどで

素敵な写真ばかりを撮影している。

それはそれは楽しそうな写真ばかりだった

僕は得意のリサーチ力で検索をした

そしたら「松永さん」という人が彼女と一緒にバックパックで世界を巡り、素敵な写真を撮る旅に出ているとのこと

それを「バックパックウェディング」というらしい。


僕はそんな2人がいる事を彼女に話をした

「ねーねー、この写真とかやばくない?めっちゃ楽しそうやない??せっかくハネムーンで海外行くし、マネしたくない??」

もちろん彼女はいつも通りすぐに答えてくれた

「うん、いいよ。楽しそう!!」

僕はマネをする事に決めた。

しかし、筋は通さなければ行けないと思い、たまたま松永さんが名古屋で写真展を行う情報を知り

僕はその写真展に足を運んだ。

そこには素晴らしい写真ばかり。純粋に楽しそうと思った。

僕らもこんな感じでたくさん写真を撮ってくるぞー!と胸が膨らむばかりだった

セミナーにも出て懇親会にも参加した。

その時に初めて松永さんとお逢いして、

「僕らも今年の9月ハネムーンでヨーロッパいくので、松永さんみたいに写真撮るのマネしていいですか?」

と許可をとったのだ。

松永さんは

「もちろんっ!ヨーロッパとかめっちゃ楽しそうやん!教会前とか、地中海をバックとかで撮ったら面白そうじゃん。」

など、まるで自分が行くかのようにワクワクと話して応援してくれた。

とりあえず許可は取れたし、行き先を決めよう。

僕は彼女と2人でハネムーン作戦会議を開いた

僕「どこに行きたい??」

彼女「んーー、、どんな国があるか分かんないから、任せるよ^^」

僕「お、おう。そっか。ならイタリアの近くでどっか決めよっか?」

彼女「んー、エッフェル塔があるパリかなー」

そんな感じでフランスのパリ行きは決まった。

THE観光地として有名なパリ。

彼女の頭の中にあるヨーロッパの国で唯一知っている街だったんだろう。

「でも街並みばかりやと飽きちゃうから、自然のある所にも行こう!!」

ふと僕は今年は10年に一度のオーロラが見える当たり年である事を思い出した。

「そうだ、オーロラを見にいこう!」

ネットで調べたらどうやら9月下旬はアイスランドがオーロラが見えるらしい。

フィンランドやノルウェーではなく、アイスランド。


未知なる国だ。


と思いながら、そのスケジュールで航空券を探すことにした。

今の時代エアチケットはネットを使えば自分で買えてしまう時代。

なるべく安く行きたいけど、無駄な時間は抑えたいそんな想いでエアチケットを探した

そしたらドバイにあるエミレーツ航空のチケットがなかなか安くて良い時間のものが見つかった

「よし!せっかくだしトランジェットの時間が長い飛行機を選んで

ドバイも少し観光しよう!」という流れになった。


結果、東京羽田空港からドバイにいき、イタリアローマにから南に下り、フランスパリへ飛び、アイスランドでオーロラを見ようというコースに決まった

それから月日はあっという間に流れた。

心配したお金は定期預金パワーのおかげもあり計画的に溜まった。

ハネムーンの期間は2週間だ。

スーツケースにたくさん詰め込んだ。

撮影する用に購入した白のショートドレス詰め込み、さらには普段着の中にも着れるナチュラルな形をしたエンパイアラインのドレスも持っていった。

撮影の小道具として、僕が過去に製作したSV製のティアラも持っていった。

スーツケースはお洋服で溢れた。

必要な物は現地で買おう。

ハネムーンに向かうその前にまず僕らは東京に向かった。

日本で美味しいモノを食べてから出国しよう。

僕には昔から行きたいレストランがあった。

恵比寿ガーデンプレイスにあるジョエルロブションだ。


まだ全くお金がなかった20代前半。

東京に出張行った時に仕事の先輩から

「お前もいつか稼ぐようになったらこのレストランに可愛い女子連れてデートに来るといいよ」

と言われたレストランだ。

少し高いレストランだが今日くらいは良いだろう。

ついに行ける日がやってきた事に喜びが溢れてきた。

そこは世界一のメートルドテルの人がいるレストラン。



世界一のレストランサービス(おもてなし)を日本で堪能して美味しい料理を食べてから

ハネムーンに行く計画だ。

カッコつけて蝶ネクタイなんかして向かった。

いざ行ってみたら感動の連続だった。

店内は黒やシルバーの色を基調したゴッシクな内装。

ビシッとスーツを着こなすたくさんのウエイターたち。

綺麗な百合の生花もテーブル脇に飾られていた。

ドリンクメニューもなく

「とりあえずシャンパンでいいですか?」

なんて自然の流れで2人でシャンパン飲んで幸せな気分になった。

これから様々な国にいく大冒険と、

結婚するという現実と、

昔からの夢が叶ったという事実に

なんとも言えない喜びで

最高のディナータイムを楽しめたのだ。


そんなノリで僕らは羽田から出る深夜発の飛行機に乗り、

まだ見ぬ未知の国に飛び立ったのであった。。


▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

富豪が集まる灼熱の国ドバイ

6時間くらいかかったのだろうか、

僕らはまずは最初の国ドバイに降り立った。

ドバイは中東に存在するイスラム教圏の国。

中でも石油王の富豪が多いとされ、ゴージャスでリッチなイメージのある事でも有名だ。

空港について僕が最初に思ったのは

「まずは、ブルジュハリファに行こう。」

高さ828メートル、この地球上で世界一高いと言われるタワーがドバイに存在するのだ。



スカイツリーが634メートル(ムサシ)に比べ、もっともっと高いタワーだ

世界で1番高いスカイBarでプロポーズをしたが、もっともっと高い建築物を見たいと僕らは思った

空港に降り立った僕らは、どうやって向かえば良いか分からなかったが、

とりあえず空港入口前にあるタクシーに乗り込んだ

そこで僕は、ふと問題に気がついた。

イタリア語の日常会話はなんとなく喋れるけど、ドバイって何の言葉を使うんだ。

ドバイ語?アラビア語?英語??

ストーリーをお読みいただき、ありがとうございます。ご覧いただいているサイト「STORYS.JP」は、誰もが自分らしいストーリーを歩めるきっかけ作りを目指しています。もし今のあなたが人生でうまくいかないことがあれば、STORYS.JP編集部に相談してみませんか? 次のバナーから人生相談を無料でお申し込みいただけます。

著者の長谷川 邦義さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。