高木教育センターのありふれた日々(15)

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5、員弁中学校(いなべ市)       1     4
 高木教育センター           2     3 

6、 大安中学校 (いなべ市)      4     2

7、東員第二中 (員弁郡)        1    1
  北勢中学校(いなべ市)        1    1 

 

    いなべ街道ができてから北勢線は廃業の噂がたち、ついに三岐鉄道に売却。小さい頃に慣れ親しんだ商店街は、隣町にジャスコが進出した頃から閉店が目立ち、また新しい道が建設中だ。

  進出してきたイナベパルはヨシズヤに売却されて、大手どおしもつぶし合い。同業者の塾も大手の進出だけでなく、地元の塾もできては消え、できては消えの30年だった。

  今年支持された指導法や教材、テストが来年は支持されない。そんなことは、当たり前のように起こった。次々に状況の変化に対応するのは当然のことで、怠ると廃業に追い込まれる。

 Afterthey constructed the new road, very few people use the railway and it wassold. 

  Because a Jusco openedin the neighborhood, many retail stores had to close.      

  Even if they like myteaching way this year, will it continue to be popular next year?

第百四十六章

「部活、クラブ活動の帰宅時間と学力の関係」

部活の終了時間は決められて居ると思います。冬場は5時半には終わっていました。暗くなると練習にならないですからね。夏でも615分が最終下校時間でしたよ。学校からどのくらいの時間がかかるのかわかりませんが、お友達と一緒ならおしゃべりでゆっくり歩いているのかも知れませんね。心配でしょうが、まず下校時間を確認し、その時間から考えて遅いと思われたら迎えに行かれたらどうでしょう?

as   09/09/17 00:00

月によって 終わる時間は、違いますが 帰ってきたら 6時50分という時がありました
心配で 外で立って待っていますが、立っている親は 私だけです

jmk   09/09/16 22:36

冬は五時半下校になっています。部活時間が早く終わります。

くま   09/09/16 21:33

うちの娘の時もそうでした。心配なら学校を出る前に電話をするように言い、家の方向から迎えに出てはいかがでしょうか。

はは   09/09/16 19:14

うちの子が通っていた学校もそうでした。スクールバスもありましたが、ちょっとの距離の関係で乗れませんでした。暗いところを帰ってくるのをいつも心配しながら待っていました。

  私は塾経営者なので、

「受験を重視しすぎ。クラブを軽視しすぎ」

  と批判を受けることが多い。ネットで下校時間についてママ友たちが心配しているサイトを探したら、上記のようなものがありました。地区により、季節によりバラバラですが5時台から6時台が多いようだ。

  だから、塾では中学生は6時頃から授業開始になるところが多い。この地区でも私が塾を設置した30年前は誰も不思議に思わない6時開始だった。ところが、「ゆとり教育」の頃から「勉強よりクラブ」という流れが決定的になった。

  この頃から、「学力の二極分化」とか「格差」という言葉が広がり始めた。週休2日、業者テスト廃止、相対評価の成績表の廃止、クラブ優先。これで、怠けた生徒は

「やったー!勉強せんですむ!!」

  と大喜びになったわけだ。優秀な生徒は、公立中学に絶望して経済的に余裕がある家庭は私立中学校に避難し始めた。この地区でも、

「帰りは真っ暗になった午後7時くらいかな。塾など通えるわけがない」

  という人が増えた。社会には、非正規雇用が蔓延して適齢期になってもお金の問題で結婚できない若者が増えている。塾講師から見たら、当然の結果なのだが本人たちが気づいていない。

  たとえば、毎日クラブ活動が3時間あったとしよう。1週間で15時間、一ヶ月で60時間、1年間で720時間、3年間で2160時間。中学生向け問題集は100ページ100問、高校生は200ページ200問くらいのものが多い。1問20分で解いたとしよう。すると、中学生は33時間ほど。高校生は66時間ほどかかる。

  つまり、クラブ活動は中学生では問題集65冊。高校生は32冊ほどの時間を犠牲にしているわけだ。中学生なら5科目を10冊ずつ練習した子と、しなかった子。高校生なら、英語・数学・国語の主要3科目を10冊ずつ練習した子と、しなかった子。それだけの練習量の違いを埋められるのだろうか?

  目の前に30冊の問題集を積むか、本屋さんで確認して欲しい。30冊がどれほどの問題量なのか実感できるはずだ。同じ問題集なら、最初から最後まで10回やり直した子と、やらなかった子の差が想像できるだろうか。

  私は英語の資格試験を受けまくって、39通の「不合格通知」と「合格通知」を受け取った。センター試験は10回受けた。京大の二次試験は7回受けた。

「それだけやればマスターできるだろう」

 と、よく言われる。そのとおりだ。私は才能はないが、回数をやれば何とかなる。クラブで浮く時間はそれ以上の繰り返しが可能になる時間なのだ。

  私は、クラブを廃止することを提案しているのではない。「自由化」だ。やりたい子はやればいい。塾がある日は帰ればいい。フルにやりたい子はやればいい。

「全員、同じ時間に強制だ!口答えは許さん!!」

 というやり方に反対しているだけだ。

  家庭の経済的な理由で、国立大学でないと無理な子は多い。医者の家に生まれて、医者を継ぐ運命を受け入れている子もいる。スポーツで食っていく決意の子もいるだろう。それを、全員「強制だ」と同じシステムに縛りつけるのはおかしい。

  昨日も、塾生の子が言っていた。

「私のクラスに学年4番の子がいるのだけど、授業中いつも授業と関係の無いことをやっているけど、先生は何も言わん」

  そりゃ、そうだろう。学年で4番になった経験のある先生など滅多にいない。自分の授業がその子には役立たないことが分かっているのだから、注意しようがない。

  また、ある子は言っていた。

「私は学年主任の人にバイオリンのレッスンがあるのでクラブができないって許可を取りました」

成績優秀な子というのは、必ず原因がある。制度的には強制クラブでも、抜け道はある。また、学校が異なると下校時間も違う。クラブによって練習時間も違う。そうやって勉強時間を確保しているのに、何も考えないで教師の指示に従うだけの子は対策を打たない。落ちて当然の子も多い。

宿題だけを指示どおりやっている子と、スイミングがあるからと帰宅して問題集を宿題以外に5冊もやった子のどちらに「合格通知」が届くのだろう。

  第百四十七章

「星に願いを。ER 緊急救命室」(1)

「ママ、お腹が痛いよぉ!」

と、突然たいせつな娘さんが泣き出したら、あなたはどうするだろうか。慌てて近所の病院に連れていくだろう。そして、医者が

「これは難病で、現在京都にある京大病院の伊藤先生でないと手術ができない」

 と言われたら、どうするだろう。もちろん、すぐに紹介状をもらって京都に向かうと思う。そして、完治したら伊藤先生に感謝するだろう。神様のように見えるかもしれない。

“Mommy, I have a stomachache!

  When your lovely daughter cries, what would youdo?  Probably you take you daughter tothe nearest hospital.  If he says

This is a serious case.  Only Dr. Ito can perform this delicatesurgery.

  You must take her tohim.  If she gets better, you mustappreciate him.

でも、その伊藤先生が中学時代や高校時代にどういう生活を送っていたかは考えないだろう。

But you don’t think what Dr.Ito was doing during his school days.

  私は過去に、京大医学部に合格した高校生を2名指導させてもらったことがある。阪大医学部、名大医学部に合格した生徒を指導させてもらったこともある。四日市高校の国際科だった子や、暁6年制の特待生だった子だ。

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