挫折を繰り返し、みんなからサルと呼ばれた女が、ダイエットの先生になりYouTuberになったストーリー

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四季をやめてしばらくして、ママから電話がかかってきた。



四季を辞めたことを伝えたら


ママ
ちさちゃん、四季を辞めたなんて、することないじゃない!どうしたらいいの!?
ちさ
もう限界だったの。もう四季に戻りたくない。普通の生活がしたい
ママ
そうなの…




ママは何となく不満そうだった。



1週間後くらいに

またママから電話がかかってきた。

そしてびっくりするような事を言われた。


ママ
ちさちゃん1週間後に山梨で結納が決まったから結婚しましょう!
ちさ
えーーーーーーーーっ!


結納!?



結婚!?



なのでそうなるの!?




意味がわからない!!!!
ママ
ちさちゃんがお付き合いしてる彼のお母さんとお会いして決めましたから

来週山梨に来てね!
ちさ
だって彼氏からプロポーズなんてされてないし、結婚するなんてわからないよ
ママ
お付き合いしてるんだもの。結婚してもらわないとママが困る!



そうなの…



いつもママはそうなの!

ママは世間体を気にする人だった。



プチヤンキー、コギャルの時もそうだった。

世間体がよくないからと。

世間から、負け組と思われたくないのだ。

普通の型にはめたいのだ。



私が四季を挫折して辞めて

夢も目標もないと恥ずかしいからだ。



だから勝手に彼氏のお母さんに会って話をつけてきたのだった。



でも正直、

私もつらい荒波に乗り続けるのをやめて

普通の生活がしたかった。



ちょうど良かったのだ。



ママの言う通りにすれば、

恥ずかしい思いをしない!

負け組にはならない!

間違いない!とその時は思ったのだ。




その時の彼は、初めての一目惚れの彼氏だったし、最高の彼氏と思っていたから

それでよかったのだ


彼氏も

「結婚するなら

ちさと思ってたから別にいいよ」と

了承してくれたので

24歳の初夏、

結納をし結婚した。





結婚生活はお金はなかったが楽しかった。



やっと普通の生活!


バンザーイ!!


一週間¥3000という本を買い節約しまくった。


お金がない部分では苦労したが

仲良く暮らしていた。




お金がなかったので人生初めてのアルバイトもした。



ヨガのインストラクター

と、

憧れの銀座で働いてみたかったのと

「しーすー」が好きだったので銀座のお寿司屋さんで働いた。

賄いにお寿司がなかったのは残念だったけど。



25歳にして初めてのアルバイトだったので、私は社会常識を知らないな…と思う場面も度々あった。


そりゃそうだ



脳みそのないサルが

ずっと芝居か、歌ってたか、踊ることしかしてなかったから


世間知らずだった。



社会の常識を覚えるのには苦労したが

いい経験をした。



【Chisaがヨガのインストラクターの頃】インストラクター仲間との写真



その後、

クラシックバレエ講師

ダンスインストラクター

イベントの歌のお姉さん

モデルウォーキング講師


と努めてきたが

正直どれも1年以上続かなかった。

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