挫折を繰り返し、みんなからサルと呼ばれた女が、ダイエットの先生になりYouTuberになったストーリー

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復活!

くじける

復活!

くじける

復活!

の繰り返し…エンドレスエンドレス…etc



劇団四季では、今まで以上に忍耐強さが身についたように思う。

苦しかったけど、感謝している。



私は四季を辞める直前に、

トップの俳優女優がキャスティングされた作品にキャスティングされた。



が、結局

キャスティング争いの中、

出演はできなかった。


キャスティングされたおかげで

劇団四季の最高峰のキャストさんたちに

芝居をじっくりと教えて頂けた。

出演はできなかったが、その部分では本当に貴重な経験ができた。



でも。



出演できなかった。



完全に負けたのだ。



もう限界だった!

逃げたかった!



例えキャスティングされても

キャスティング争いで舞台に出演できないことが何度もあった。


毎回毎回、そのプレッシャーに押しつぶされそうになる。

キャスティングされて喜んで、外されて落とされて、また喜んで、落とされて。


その繰り返しがもう耐えられなかった。



私は四季を去ることにした。



挫折したのだ。


夢の世界についていけなかったのだ。




最後に四季のトップ俳優、女優と一緒に芝居ができたのだ。

それだけでもいいと自分に言い聞かせた。




それよりも



もうできない!

もう続けられない!

もう逃げよう!

毎日びくびく生きたくない!




劇団四季は華やかだが

裏では色々なドラマがあった



クビになっていく人

劇団を去っていく人

舞台で輝いている人

振り付けする人

舞台のスタッフさん

衣装さん

ヘアメイクさん

40期の研究生同期のみんな


そしてボス。




最後まで夢を追い続けたかったが

自分は夢を追い続けるのをあきらめた。




劇団四季を辞めたとき

サルは24歳になっていた。



疲れ果てていた。





四季を止めてから私はしばらく何もしなかった。



劇団四季にいた時は

思いっきり遊んだり、

出かけたり旅行したりする

時間がなく

お金だけは貯まっていてしばらく生活はできたので、ずっと家にいた。



普通の女の子の生活がしたかった。


地元の友達は大学に行って、キャンパスライフを送ったり、彼氏を作ったり、

友達と旅行に行ったり。

そういう遊びを18歳の夏から24歳までしたことがなかったから憧れていた。



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