【ミーハーの一念、岩をも通す】「QUEENに会いたい!」子どもの頃の夢を実現させたわたしの物語。第一章

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著者: いとう あゆ美


訳詞カードを見ないでも、歌の意味がわかるようになりたい!

と思ったのがきっかけ。



母親に「英語が習いたい!」と訴えたものの、


「週に1回ぐらい習うだけじゃ喋れるようにはならん!」


と却下され、


「そんなに勉強したいなら、ラジオで『基礎英語』を聞け」


と言われました。


おぉ、やったろうじゃないの!!

ゴオぉぉぉぉ~、メラメラ~~。←闘志が燃える音


かくして、小学6年の4月から、

わたしは毎朝早朝に起きて、ラジオで『基礎英語』を聴いて

英語の独学を始めたのでした。


『基礎英語』で勉強して、セサミストリートを楽しむ。


こんなサイクルで1年が過ぎ、


そして、中学1年生のある日、


もうひとつの運命の出会いをするのでした。



それが、QUEEN。


 


初めて聴いた時の衝撃は、

「雷に打たれたような」

と表現するに値するものでした。


 

複雑に絡む音、

ドラマチックな展開、


そして、独特の美しい声。。。


こ、こんな音楽があるのか~~~!!!!

 


すっかりQUEENに魅了されたわたしは、

もう、「訳詞カードを見なくても・・・」

なんていい子ちゃんな願望ではなく、


QUEENのメンバーに会いたい!

会って直接話をしたい!


という「ミーハーな欲望」全開で、


「英語が話せるようになりたい!!」


とさらに強く思うようになったのでした。


 


「英語が話せるようになって、

QUEENのメンバーと話がしたい!」


中学生の頃は、

そのミーハー丸出しの想いを胸に英語の勉強に励み、


セサミストリートを観て、

「基礎英語」を聴いて、


自分で買ってきた英会話の本を読んで、

そして、短波ラジオでFENを聴き、

(FENは米軍基地内で放送されていたラジオ局)


ペンパルクラブに入って、

外国の中学生と英語の文通をして、

英語が話せるようになる日を夢見ていました。


 

ところが、高校に進学してみたら、

英語の授業が全然楽しくない。


何か小難しい文法のことばかりで、

これで英語が話せるようになるの??

ならないよね?!


部活もESSクラブに入ったけど、

英語で作文書くとか、

英語の本読むとか、


おもしろくもない英語劇をやるとか、


・・・で???


そいで、それが何になるんですか?


みたいな、

ただの英語の授業の延長じゃないの?

という活動内容で全然楽しくない。



半年で辞めた。(^_^;)



ちょうどその頃、TVは大橋巨泉の全盛期で、


大橋巨泉は

「日本の英語教育は間違っている。

こんな授業で話せるようになるわけない!」

と、事あるごとにTVで力説していて、


わたしはそれにものすごく共感して、


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