【ミーハーの一念、岩をも通す】「QUEENに会いたい!」子どもの頃の夢を実現させたわたしの物語。第一章
実はわたしは、中高生の頃、もう一つ夢がありました。
「MUSIC LIFEの編集者になりたい」
シンコーミュージックから出版されていた
MUSIC LIFE誌とQUEENは密接な関係がありました。
日本で最初にQUEENを紹介しブレイクさせたのがMUSIC LIFE。
その雑誌編集部に入ればQUEENに会ってインタビューできる。
そう思っていたのでした。
でも、専門学校を選んだ時点でその道は閉ざされたも同然だったわけで。
(だったら高校時代、もっと一生懸命勉強すればよかったじゃん!
て話ですがね。)
そしてホテルに就職し、
「あーあ、もうQUEENとは全然関係ない仕事に就いちゃったな」と、
「現実なんて、こんなもんだわな」と、
「QUEENに会いたい」という夢をほとんど諦めてしまってたのです…。
ところがところが!
思わぬチャンス到来!!
5月の名古屋公演の日に合わせ、
QUEEN御一行さまは2泊3日の予約が入ってた。
それを発見した時の気持ちは、
もう、
言葉には表せないですね。
大興奮!!O(≧∇≦)O
来る来る来る来る!!
QUEENが来る!ここに来る!!
どーしよー!どーしよー!
「QUEENに会いたい」って夢が叶っちゃうかもしれんー!!
(≧∇≦*)キャー
まだ入社して1ヶ月も経ってないのにこんなこと言っていいのか?
と迷いはあったものの、
これは千載一遇のチャンス!と、
上司に
「あ、あの、わたし、、、、QUEENの大ファンなんです」
と告白し、
何とかメンバーに会いたい!と訴えました。
ダメ。
職権乱用になる。
(´pωq`)
でも、勤務時間外だったらロビーにいてもいいよ~、と。
。゚ヽ(゚´Д`)ノ゚。ヤッター
到着日の勤務を早番にして、
御一行が到着する時間の17時頃には私服でロビーにいられるように
取り計らってくれました。\(^o^)/
果たして、1985年5月12日(日)夕方
QUEEN御一行さまが到着したのでした。
と、その前に、
この日の昼間、Music Lifeの編集長だった
東郷かおる子氏がホテルにチェックイン。
たまたま、わたしが対応させていただき、
「わたし、QUEENの大ファンなんです!」
「ML、いつも読んでます!」
と言いたいところをグッと我慢。
平静を装いながらも、東郷かおる子氏の登場で
「うをーー!ほんとにQUEEN来るんだ!」
と実感し興奮していました。
そして、4時に仕事を上がり、着替えてロビーで待機。
有名人の場合、
混乱を避けて従業員入口からホテルに入る場合もあるんですが、
QUEEN御一行は堂々と正面玄関にご到着。
すると、どこから湧いて出たか、「追っかけ」の人たちが表れ、
Rogerは、たちまちファンに囲まれ、
わたしのような「追っかけ」をしたこともない人間は、
まったく太刀打ちできない。
フレディは、強靭なボディガードやスタッフに囲まれていて、
さらにその周りにファンがいて、
これまた、まったく近寄れない。
というか、
その姿さえ人垣でチラっとしか見えない。(´;ω;`)
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