【オープニング】元銀座のホステスと元ヤクザから生まれた上智大卒の女のはなし

次話: 【2話】家で亡くなると警察が来て事情聴取を受ける。遺体発見後、1時間経つ間に聴取された話。
著者: 新しい とびら

私が20代のうちに、母が亡くなった。

亡くなってから、まだ時間が経ってない。数週間くらい。

ずっとこの物語を世の中に残したいと思ってた。

本当は、母が元気な頃に見せて、こんなにすごい人生だったんだよと伝えたかった。


今は、もういなくて、今はとても悲しくて。でも空から見てるかもしれない。

だから、辛いけど頑張って書いてみます。


【私のプロフィール】

現在20代最後、もうすぐで30の女子。

中学の頃は学年3位以内に入り、高校は進学校。

大学は上智大学法学部国際関係法学科。現在は、福祉系の法人で人事部。

料理とか海外旅行が好き。(ペナン島にひとりで行ったときの写真)


これは、よく「初めまして」の自己紹介の時に出すプロフィール。


【これだけ聞いた人の反応】

順調な人生で幸せですね〜。
ええ・・・まあ(そうでもないんだけど・・・)

実はこのプロフィールは、表面的なもの。

他に持ってる爆弾(笑)を伝えると…



【違う自己紹介(爆弾)を聞いた人の反応】

えっ?!………(絶句)
(なんか聞きたそうな顔してる)いやぁ、変な人生ですよね。
(これは聞いてもよさそうだぞ・・・)


その後、興味本位の質問攻め(笑)

さて、その自己紹介はというと…


【別の私のプロフィール】

新宿区歌舞伎町にある病院で生まれる。小学一年生までは、新宿区の大久保で育つ。

台湾人の友達と下校時にラブホテルとは知らず玄関を入り遊ぶ。

母は元銀座のホステス。当時は、歌舞伎町の雀荘の店員さん。

父はその頃ヤクザさん。たまたま雀荘のお客さんとして来た。


そこで2人が出会い、恋に落ちた。(その後、離婚。)


細かいことはこれから書くとして、おばあちゃんに預けられたり、

高校生から1人で暮らしたり、高校を辞めたり。


バイトで貯めたお金を通信教育に使って、自力で上智大学に1浪人の歳で入学。

その後色々とあり、母が亡くなった。


このことを聞くと、私の見た目の大人しそうな姿から想像できないようで、

だいたいびっくりされます。

母が亡くなった時に、事情聴取をした警察の人もビックリするくらい(笑)


さて、この物語を書きたい理由としては、2つある。


少しでもこの話を知って、勇気を出してくれる人がいるのではないか

(人に話すと、よくそう言われるので。)ということと、

あと、母の生き様をしっかりと証として残したいから。


あまりにすごい人生と、強い想いや、聡明さを持ってる母のことを、

しっかりと伝えていきたいと思う。


次回以降、母や私(受験含め)、

父のこと(父のことは離婚をしたこともあり、あまりわからないことも多いけど…)

を書いていこうと思う。

著者の新しい とびらさんに人生相談を申込む

続きのストーリーはこちら!

【2話】家で亡くなると警察が来て事情聴取を受ける。遺体発見後、1時間経つ間に聴取された話。