何度堕ちても再生してきた ドラマのようなジェットコースター珍生

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そのコンプレックスを少しでも埋めたかった

等身大のわたしを晒すことで自信をつけたかった




次に中型バイクを持っていたので

ドラッグスター250(愛しのドラコちゃん❤と呼んで可愛がっていた)で


ツーリング


今はパパに引き継がれたのちタイヤのチェーンが外れて

お別れをした


10年くらい共にした愛しの相棒でした



週末になると


クラブ通い


飲んだくれて

ガンガンに踊って

出会いを楽しんで

アヴァンチュールなんかもあったり

それはそれは楽しかった

クラブで弾けていると音楽の振動が心地よかったのである



そして偏見が入る方もおられることを承知の上で記す


タトゥーを入れる


腰にガッツリ

足首にワンポイント


これは傷だらけの身体へのカモフラージュだった

火傷の傷に目がいかないように

手術の痕に目がいかないように

そのためのカモフラージュだった


それでも

将来、温泉に入れないかもしれない

子供ができたらどうする?


いろんなこと考えた


最終的には


これはわたしの人生
何があっても
後悔はしない


と決めて入れた




デリヘル嬢
ソープ嬢


決して生活に困っていたわけではなく

どんな世界だろう?

という好奇心もあり


身体にたくさんの傷があって

耳が聞こえなくて

美人でもない

欠陥だらけのわたしを誰が受け入れてくれるのだろうか?


コンプレックスの塊だったわたしを

受け入れてくれる世界


を探していた

その世界に入ったことでわたしは見た目を磨いた


垢ぬけなかった子が蝶々になった


そうすると

高級クラブのホステスにスカウトされたり

歩けば誰かに声をかけられる

といった感じにわたしを取り巻く環境が一変した


正直言って


ソープ嬢はきつかった


それゆえに3回くらいしかお店に出れなかった

ありがたく指名を頂いていたし

1人で4~6万円は給料を頂いた


お客様は紳士ばかりで

優しい人が多かった


それでも無理だった


泣きながら

吐きそうになりながら

やっていたのですぐ辞めた


だからソープ嬢さんには本当に尊敬しかない


汚らわしい


という目で見る人が多いこの日本ですが

その反面


ソープ嬢の需要はすごく多い


お客さん結構来てたし

そこに身体を張っている女の子

バカにできない

よっぽどお金のため、と割り切っていないとできない世界

男性のストレスの吐け口を受け止めている女の子たち


それをバカに出来る?



デリヘルは

ソープに比べたら楽


でも女の子を大事にしてるか?


って言ったらそうではない

本番禁止ですが

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