何度堕ちても再生してきた ドラマのようなジェットコースター珍生

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少しずつ起きていられる時間が長くなってきて

今度はフラッシュバックのように記憶が蘇って泣いて

の繰り返しだった


なかなか切り替えができなかったわたしを見兼ねて


薫パパ

薫、今何をしたい?

好きなことは何?


何をしたい?・・・

好きなこと?・・・

(考える)

( ゚д゚)ハッ!旅行行きたい!!



薫パパ

わかったよ



このとき不意に浮かんだのが

日本を出たい

ここにいたくない

だった


すぐに


薫パパ

旅行、薫ママと行ってきなさい

楽しんでいっておいで



・・・?

どういうこと?・・・

どこ?



薫パパ

シルクロードをバスで周るんだよ



え?マジ?

マジなの?!

わーい!!

ありがとう❤



シルクロードがどこの国かは知らなかった(笑)

日本脱出旅行てことに大喜びだった


そうして薫と薫ママの2人旅に行った

正確には地元の薫パパの知り合い数人と組んだツアーだった



シルクロードは中国の左側にあり

広大な砂漠の中にある

そうです

バスでこの砂漠の中を観光しながら走っていったのです


永遠に続く砂山をボーっと眺め

砂山を駆けて


降りるところ降りるところでは

物乞いの子供たちがたくさん群がってくる

明日食べ物があるかわからない


お金頂戴


なんか頂戴


と生死と隣り合わせて生きている物乞いの子供たちを目の前にして

今のわたしの悩みはなんてちっぽけなんだろう・・・

と泣くわたしに母が



世界はこーんなにも広いんだよ



と言いました


子供たちに

手を差し伸べてあげたいが

ガイドさんにそれは絶対やっちゃダメと言われていた


情けは人の為ならず


冷たいようだが

それが彼らに対する優しさだ

と・・・・・

異なった価値観に触れ

思わず絶句した


そんな世界を見ているうちに

わたしの中にある想いがムクムクと沸き上がってきた



こんなことでわたしを腐らせてる場合じゃない!!

おまえはあの小さな世界で生きるような人じゃないだろ!!
もっと世界に顔を向けてみなよ!!



それからは何かに突き動かされたように

開き直り

快方に向かっていったのである

10ヶ月間の休養ののち

わたしは戻った

会社復帰までに

段階があり

それまでは復職ができなかったので


その間にしたいことをやろう!と

まずは


ヌードモデル


をしたのである

あれ?そこ?(笑)


そのときのわたしを残したい、と思っていた

傷だらけの身体に強いコンプレックスを抱いていたので

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