およそ、20人程の未成年の子たちと生活した男の話

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でも、私は母親という認識は外さなかった。


だからいつか「お母さん」が
戻ると信じ
彼氏・彼女らとともに
生活していった。



今でいう、「シェアハウス」のような感じ。



この子の時はあれが好き…

この子は怖がりだからこうする…

こんな場所に行くときは注意だ…


人間は、「順応する力」があることを今で知ったことですが、


過去を振り返ると、手探りの中


ワイワイ、ガヤガヤよくやった
と思った。


ゆきちゃんも
自分の学生時代に協力してくれ


生活は思いのほか順調だった。



しかし、
ゆきちゃんは、「自分という人間が生きている事を確認をする為」





今日もゆきちゃんは切る。





そして、夜になるとどこかに行く…


私は、
自分の母親のカラダが外側と内側から壊れていく感覚が辛すぎた。


手首と腕の切り傷…

増える薬…​


今まではできたことが出来なくなる、行けなくなる…​


特に、食事はほとんど口にせず


毎晩私は、一人でご飯を食べた。

泣き言は言わず。


それでも、
母親はみるみる容体が悪くなり、併発する病気が増えた。


-*-*-*-*-*-*-




次第に、自分たちは外の世界を拒絶するようになった。


それは、自分達を守る術だと本能的に感じ。



年末年始のよくある、親族の集まりも

ろくに付き合いもないため

付き合いもなくなった。


「あそこの家、ほんとおかしいわよね…」


後ろ指刺されてもいいんだ。



だって、「母親達は自分が守らないと、いけないんだ…!」






母親の実家では、

みな母親の心配はするが、


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