受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

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もちろん、全く英語ができないような気がする時も多々ありました。

そんな時でも努力を怠らず、自分の可能性を信じ続けました

そして1か月後、英語がペラペラになっている自分の姿を、絶えず強く想像し続けました。




(渡英後3週間目の日記。当初と比べ、英語を書き慣れたことに加え、使える表現がずっと増えています)




そして1か月後、気が付くと僕は、日常会話は一通りペラペラ話せるほどになっていました



最後の授業の日、Conversationのクラスでは「地球環境」がテーマでした。環境問題について、自分がこれからどんな行動をしていきたいかを述べる、といった内容です。


僕は他の人の意見を参考にしつつも、日本とイギリスのごみの分別の仕方を紹介したりして、ごみの分別の重要性を伝えていったりしました。


最初は恐れすら抱いていたものの、最後はAdvanceの人たちにひけを取らないぐらいに話すことができたのです。


僕の上達に、周りの生徒や先生たちはみんな驚いてくれていました。

Conversationのクラスの先生は、「本当によくがんばったね!」と僕の努力を心から讃えてくれました。「先生があの時ああ言ってくれたから、僕はこれまで頑張ってこれたんだよ!」と伝えようとしましたが、感激で頭がぐちゃぐちゃになって、その時ばかりはうまく言葉が出て来ません。言葉よりも、喜びでくしゃくしゃになった僕の顔で、先生に何か伝わっていればと願っています。




とにかく、1か月という時間は、本当に矢のごとく早く過ぎ去っていきました。


しかしその1日1日が重厚で、僕はあきらめずに努力を続けることの大切さ、自分を信じ切ることの大切さ、そして何事にもチャレンジし続けることの尊さを、骨の髄まで学び取ることができました。


1か月でも、人は死ぬ気になれば変わることができます。


こうして初めての留学は成功裡に終わり、いよいよ9月から、ケンブリッジ大学入学を目指し、本格的な受験勉強を始めていくことになります。





ここまでご一読いただき、本当にありがとうございました。

この度は知人のNobutaka Tsubotaさんを通じてstorys.jpを知ることができ、加えて様々なきっかけから、文章が人に与える影響力の強さ、自分の体験を人に伝えられる尊さを学んだことで、今回の執筆を決意することができました。

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この度は稚拙な文章ながら、みなさま貴重なお時間を割いてご一読いただき、本当にありがとうございました。

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