一本の映画を撮るように、人生をプロデュースする話。(第3章:答えは東京に 編)

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著者: Tomohide Inubashiri
九州から東京の大学に行って、わざわざサークルで剣道をやるなんて、

本当に、”ケンキチ”だと思う。
(※剣道好きすぎる剣道キチガイのこと。)


今は、塾講師と言う夜のお仕事なので、

なかなか夜練には参加できないが、

それでも塾生から、

「今度練習来てくださいよ〜!やっつけてやりますから!」と、
挑戦状をたたきつけられたら、何とか時間をみつけて、たたきのめしに行って、


逆にやられている・・・・。


高校生にやられるのは仕方ないと思うが、中学生にまでやられるとマジでヘコむ。

また、町内で開かれる剣道大会には、団体戦のメンバーとしても参加させてもらっている。

塾生にも、剣道部の子が多くいるので、
そいつらとチームを組んで、優勝できたときの喜びは、本当にあの頃のままだ。


オレの知ってる剣道と、

オレが愛した剣道がここにある。


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剣道を通して学んだこと。

”挨拶の仕方、敬語の使い方、先輩や後輩への接し方、礼儀”

”仲間やライバルの大切さ”

”頭と身体と心を鍛え、整えることの大切さ”

”目標に向かって真剣に頑張るカッコよさと大切さ”



小1から始めた剣道は、

オレの人生の大きな一部分となっている。


全ては、団地の両隣に住むお兄さんが、

”竹刀”を持って”素振り”をしているところを見て、

ただただ、”カッコいい!!”と思ったのがきっかけだった。

そう考えると、

”憧れる力”ってのも大事にしなきゃいけないな。


あいにくオレは生徒に憧れられる要素を持ち合わせていないので、

色んな先人の偉業を生徒にいっぱい紹介したり、
教科の本質や面白さを伝えたりしていかなきゃな。

生徒の”新しい世界”がそこからひらけていくかもしれない。​

オレが剣道と出会えたように。







第3章:答えは東京に 編 終わり。

第4章:歴史と勘右衛門 編に続く。


















































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