僕が不登校になった訳。(2)

次話: 言葉を使う大切さ(アスペの随想)
著者: らす か

 僕が不登校になった2つ目の理由は、人づきあいにおいてつまづきがあったため。小、中、高と、いつどこでもトラブルメーカーで、周りにはしょっちゅう迷惑をかけていた。

 というと、僕は、「人に近づきすぎてしまう」という最も嫌われやすいタイプなので、つい最近まで、僕は人のことを汚すことしか出来ない人間だと考えていた。色々な人にアプローチしてみて、僕でもいい色の絵の具を持っていて、それを人に塗ることが出来るのが分かって、その考えは少し変わったが、まだ、特に学校では、他人との接点を持つことに大きな抵抗がある。
 精神科にお世話になるようになり、自閉症スペクトラム障害という診断を受けて、「本気で自分と向き合ってみよう」と思うようになってから、外の世界にいろいろなことを学んで、今は前と比べたら大分生きやすくたった。
 自閉症スペクトラム障害については、別の記事で取り扱っているので、もしよければそれをみてもらいたい。
 ただ、この場で言える確かなことは、学校で大変なことしたのは僕もそうだよ、ということだ。身の回りにはいないかもしれないけど、そういったことで苦しんでる人は、意外といるから、「自分だけ」だとおもって自分をやたら責める必要はないし、専門的な知識を得ればなんとかなるかもよ、とだけ。
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言葉を使う大切さ(アスペの随想)