不足の事態 糖尿病
日本には予備軍も含め2500万人もの糖尿病患者がいるそうだ。一般には恐ろしい病気とも、さほどでないとも思われている。私自身なめていて、結果こうなったのだから、やはり侮ってはえらい事になる怖い病気と言うべきだろう。
糖尿病で脚を切断した者が手術後、5年以上生き延びるのは30%という発表が米国でなされたらしい。3年生きれば充分だといきがって自分では言いふらしてきたが、他人に言われると良い気はしない。後4年はがんばりたい。既に1年生きたので、まる5年生きて、なんとか30%にけつぎりで入って、「さいならあ」とおさらばするって、けなげで「爺ちゃん、かわいい!」って事にならないだろうか。
サイトなどをみれば、糖尿病について詳しく知ることは出来るが、ぜひここで糖尿病について若干の講釈をたれさせて下さい。ちょっと理由があるのです。
入院した時、両目ともほとんど見えなくなっていた。色のかたまりで物の判別ができるといった状態で、普通の印刷物は真っ白、目を紙面にくっつけやつと見出しが読めた。
糖尿病は「心がけ」の病気だ。日頃の気遣いが重要なので、手術後、病院から糖尿病について正しい知識を身につけるための学習を申し出られたが、なにせ目が見えないので希望はあるが果たせないでいた。
そんなある日、担当の看護師がやって来て 「これぐらいの字やったら、読めます? 」 とノートを差し出して言った。表紙にでっかい字で「糖尿病とは」と書かれている。彼女は見えない私のために糖尿病について要点をノートにまとめてくれていた。ありがたかった。わざわざ私のために余分な仕事をしてくれた。勉強しないわけには行かない。まして時間はたっぷり。これで糖尿病エキスパートにならないはずがない。
で、講釈始め。 糖尿病とは 「過食をしない、間食をしない、軽い運動をかかさない」 この3Kで0Kの病気なのです。 講釈終り。
おっと、大文字糖尿病ノートブックは今、私の宝物となっております。
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